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  • 2人~5人
  • 30分~45分
  • 8歳~
  • 2018年~

メン・アット・ワークレモネードさんのレビュー

143名
3名
0
3ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

建築現場がテーマのバランスゲーム

友人達と5人でプレイしました。


バランスゲームって、だいたい盛り上がるし、

ある程度、パーティーゲームとして

面白さが保証されとるって思ってんねんけど


このゲームはそんなバランスゲームの中でも

建築現場ってゆう見た目が素晴らしく

てか、そもそも現実の建築現場自体が

バランスゲームまんまなんで、

テーマがぴったりはまり過ぎだったりします。


ではいつものように簡単なルール説明。


まずこのゲームにおいて

プレイで配置するためのコンポーネントは主に

4色の鉄骨、人型の労働者コマ、灰色の土台、

小さな棒の角材、レンガのコマとなってます。


準備段階として親を決め、

親は3つの土台、鉄骨4本、労働者コマ1つを

ルールの範囲内で好きに配置して

以降のバランスゲームの下地を作ります。


んで指示カードなるものを伏せて山にして、

各自、安全証明書なるものを3枚受け取って

ゲームスタート!


プレイでは親から時計回りに手番を実行し

各手番では指示カード1枚を引きます。


指示カードには鉄骨又は労働者コマを

特定の条件で配置する指示が書かれてるので

その通りに配置して手番終了。


配置する指示には色々あって

例えば「労働者コマを紫の鉄骨上に配置して、

その労働者の肩にレンガを1個のせろ」とか

「白か黒の鉄骨1本を

同じ色の鉄骨に触れるように配置しろ」とか


特に難しいのは労働者の肩に

レンガや角材をのせる指示でして、

労働者の肩って思った以上に滑っちゃう。

例えるなら十円玉をたてて置くくらいの慎重さ

そんくらいの集中力が必要なレベルかな


もしそこでガッシャーンって崩してもーたら

それは事故となり当然、手番は即終了し、

事故した者は安全証明書1枚をお支払い。


ちなみに3枚ある安全証明書がなくなれば

残念ですがゲームから脱落してしまいます。

つまり2回までは崩してもオッケー。


さてこのゲームが、

他のバランスゲームと違うのはここからでして

もしバランスを乱して崩してしまっても、

そこでプレイが一旦中断とはなりませぬ。


地面に触れたコンポーネントを全て排除する

片付けなる処理を行いつつプレイは途切れず

しかもその片付け処理を行うのが

なんと次のプレイヤーだったりします。


さらにその片付けは直接手で掴んではならず

レスキューフックなる先が鎌のように曲がった

細長い棒状のタイルを使って、

地面に落ちた物を根こそぎ排除していきます。


これが結構スリリングで、建築物の中とかに

物が落ちたりする事が多いので、

それを下からフックでそーっと取り出す行為は

まるで上手に耳くそをほじくるみたいで、

慎重に置くのとは違った緊張感が味わえちゃう


そして片付けが終わってから

よーやく通常の自分の手番となります。


もし片付け中にまた崩したらそれも事故になり

その次の者が片付けて、場合によっては

片付けの連鎖とゆう大惨事になってまうことも


つまりこのゲームでは

物を崩してもシームレスでプレイは続き、

崩れた処理すらプレイに組み込まれてるので

ゲームへの没入感が途切れないんです。

これはバランスゲームとしては画期的です。


ちなみに物が地面に触れたら事故とゆう定義で

物が落ちても地面に触れなければギリセーフ。


ところで、指示カードの中には

現場監督のリタカードなるものがありまして、

これが引かれたら以降のプレイでは、

最も高い場所に配置できるごとに

最優秀労働者証なるものを1枚受け取れます。


つまり現場監督のリタが視察に来て

ファインプレイの者を評価するわけやね。


この最優秀労働者証をプレイ人数規定の枚数

(例えば今回の5人プレイなら1人3枚)、

誰かが獲得すれば、そこでゲーム終了となり

その者が優勝です。コングラチュレーション!


あと1人だけが脱落せず残ってもゲーム終了。

ほかにもコンポーネントが全て配置されても

ゲーム終了で、この場合は

安全証明書と最優秀労働者証を合計して、

そのトップが勝者となりますが、

ま、全てのコンポーネントを置くことは

ほぼ起こらないので、これは稀な事象です。


ルールはだいたいこんなとこかな。


それにしても驚きですよね。

直前の者の失敗の尻拭いを次の者がするなんて

ならあえてわざと大失敗したりとかして

そーゆうプレイもありになってきます。


しかし実際プレイしてみたら、なんかさー

そーゆう風にならなかったりするんです。


とゆーのも、

このゲームは建設現場とゆう設定があるためか

ルール上は協力ゲームと謳ってなくても、

自然と労働者同士の連帯感が生まれちゃって

ちょっとした協力ゲームをしてるような雰囲気


少なくとも僕らはそーでした。


自分の手番では成功させようと努力するし

他の人の手番では普通にアドバイスしたり

「こっちの方が置きやすいかも」とか


だから、失敗して崩してもーたりしたら、

あちゃー、おかたづけ申し訳ないってなるし

激ムズの片づけを無事に処理なんてできたら、

皆んなの称賛受けたりします。グッジョブと


同じ職場で誰かのヘマをフォローする

現実の現場での労働者同士の理想の信頼関係を

そっくりそのまま体感してる感じなんす。


あとこのゲーム、現場監督リタの存在も秀逸で

彼女は2巡くらいしたら登場するのですが、


リタ登場以降は、

最優秀労働者を積極的にゲットしにいって

強引に勝利をもぎ取ることができるようになり


簡単なとこに置いて無難にやり過ごすか、

むずそうだけど挑戦して高い場所を目指すか、

毎回、置く場所のジレンマに悩んじゃう


しかも、脱落寸前な人がそれで逆転できたり

得意な人が高みを目指し思わず失敗をしたり

バランスゲーの上手下手関係なく

誰もが拮抗して楽しめるようになってます。


ちなみに友人はこのゲームの面白さについて、

物語が感じられてえーわーって感想でした。


そうなんす。このゲームにはドラマ性があり

その一番の要因が労働者のコマの存在です。

黄色のヘルメットをかぶっててかわいいー

ヘルメットは油断してるとすぐ脱げるんですが

それもまたかわいいー


こいつ、この位置でめちゃ耐えてるやんとか

この子はこの位置で進捗を眺めとくわとか

彼らが徐々に単なる駒に思えなくなっちゃって


特に面白かったのが、逆さまの状態のままで

鉄骨に引っかかってた労働者が1人いまして

ずっとこいつ頭に血がのぼってて地獄とか

ゲーム中、みんな気にしてて話題性抜群の挙動

そーゆう部分でも盛り上がりました。


てことでプレイヤー間の技能の差を小さくして

シームレスでテンポがよく、収束性も抜群で

ジレンマもドラマ性もあるバランスゲー


建築現場の世界に浸って

皆んなでワイワイしたいならオススメでーす。

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