- 2人~5人
- 75分~100分
- 12歳~
- 2017年~
ドラゴンイヤー17ファズさんのレビュー
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作品データ
タイトル | ドラゴンイヤー17 |
---|---|
原題・英題表記 | In the Year of the Dragon: 10th Anniversary |
参加人数 | 2人~5人(75分~100分) |
対象年齢 | 12歳から |
発売時期 | 2017年~ |
参考価格 | 未登録 |
クレジット
ゲームデザイン | シュテファン・フェルト(Stefan Feld) |
---|---|
アートワーク | ハラルド・リースケ(Harald Lieske)ミヒャエル・メンツェル(Michael Menzel) |
関連企業/団体 | アレア(Alea)ラベンスバーガー(Ravensburger Spieleverlag GmbH) |
拡張/関連元 | ドラゴンイヤー(Im Jahr des Drachen) |
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このゲームの評判はよく「マゾい」という言葉で表されますが、それはできるだけ失点しないようアクションしていくのが、このゲームのメインシステムだからです。
わかってる人向けに付け加えれば、フェルトゲーの特徴である失点ペナルティを中心にゲームがデザインされてます。ファンにはたまりませんね
災厄のドラゴンイヤー(辰年)は1か月を1ラウンドとし、12か月過ぎた時点で、勝利点の高い人が勝ちます。17年版になり、6元で買えた恩寵タイルが7元に変更されました。基本的には4種×2=8回ある災厄を上手くかわしつつ得点を伸ばすのが大事なのですが、災厄をかわそうとすれば勝利点をなかなか得られず、得点を狙えば災厄によるダメージが高くなる(可能性がある)、といった具合です。
プレイ感はアブストラクトゲームに近いです。運要素はほとんどなく、人物タイル以外では、資源はお金・花火・お米の三種類のみ。ルール量は多いようで、遊び始めるとかなりシンプルな内容です。ラウンド数と考える時間の問題から、4~5人で2時間くらいかかります。ルールがわかっていれば、2人で30~45分くらい。
何人で遊んでも(2人だとしても)、プレイ感は変わりません。災厄の際には、ほとんど必ずと言っていいほど誰か1名のプレイヤーが損害を被ります。ちょっとしたプレイミスが最後まで尾を引くこともざらです。
やりたいことを各自がやるというより、全員が同じことをやりたいので手番順が大事です。これはお金で解決できますが、お金も手番も意識しないでいれば、たった1ラウンドの間に「負けるのがわかっていながら抜けられないゲーム」へと変貌します。この緊張感あるゲーム内容も、冒頭で書いた「マゾい」理由です。経験者でも、気を抜くとあっさり倒れます。
例えばテラミスティカなど、長期計画を練って、上手いことやりくりしていくゲームが好みであれば、ドラゴンイヤーを遊ばない手はないでしょう。しかもこちらの方がプレイ感は軽いです。
2種類の拡張については、入れると運要素が増えます。「万里の長城」は純粋にアクションが増え、「新たなイベント」に関してはミニ拡張といった趣です。両方を混ぜても、片方だけでも遊べます。
1度遊ぶと理解できて、もう1回、もう1回と遊びたくなります。後を引くというか……。リプレイ性は高いですが、人を選ぶゲームなのは間違いないでしょう。特にボードゲーム初心者にとって敷居の高い一作ではあるにせよ、次回はきっともっと上手くプレイできる、と思わせてくれるところがドラゴンイヤーの魅力のひとつです。ぜひ2回、3回と遊んでみてください。