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  • 1人~2人
  • 15分~20分
  • 10歳~
  • 2025年~

ヘリテージファームじむやさんのレビュー

88名
1名
0
5ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

ミント缶に入った1人~2人用ゲーム・・・なんですが、タイミングを逃して製品版を入手しそびれ、PNP ArcadeでPNP版を入手。確か4ドルだったかな。昔からある頭の体操「川渡り問題」をベースにしたパズル的なゲームです。

※川渡り問題とは:農夫が船で向こう岸にキツネとニワトリとトウモロコシを運びます。船に乗せられるのは農夫+1。ただし農夫がいないと食物連鎖(キツネはニワトリ、ニワトリはトウモロコシを食べる)が発生。全部向こう岸に運ぶには何回船で川を渡りますか?という感じの問題。


概  要

プレイヤーは農夫として、自分の4つの農場から品物(赤:キツネ・白:鶏・黄:トウモロコシ)を川向の4つの市場に運搬しなければなりません。

川(空きスペース)を挟んで両側に4枚ずつカードが並びます。カードには市場/農場が描かれており、3つの品物が置かれます。また、自分の市場には、ボーナストークンがそれぞれ1つずつ配置されます。

【セットアップ図。カード上にあるのは後述のソロ用トークン&4面ダイス】

自分の手番では農夫を動かします。川を渡る船には、農夫1人と売り物を1つしか載せることができません。さらに、農夫がいなくなると即食物連鎖が発生。食べられた売り物はゲームから除外されてしまいます。

【食物連鎖発生の図。両方から農夫がいなくなると発生。トウモロコシを食べられてしまいました】

また、農夫が農場から市場に到達すると、各市場に置いてある「ボーナストークン」の内容を確認できます。続いて市場からどこかの農場に戻る際に、このボーナストークンをを獲得することができ、以降好きなタイミングで1度使えます。

【トークン獲得。1回だけ好きなタイミングで使えます】

トークンは4種類。相手の船があるところは本来選択不可ですがどけることができたり、自分の品物や農夫を移動させたり、農夫がいるところに2人目を1回だけはいちできたりといった効果。

こうした中で、①先に4つの農場のうち2つに3種セットの品物を納品する②相手が3つの品物を失った場合勝利します。

【①で勝利の図。市場の2つに赤白黄のセットを作りました】


ソロプレイはなぜか「要領の悪い従弟のエルマー」との対戦です。対戦というか監督というか。エルマーは食物連鎖を無視してダイスによって選ばれた農場からソロ用トークン記載の優先順にそって品物を運び、優先順位に従って品物を下ろします。戻るときもルールとダイス目に従います。当然食物連鎖は発生しますので、放っておくとどんどん品物が減ってしまいます。

ソロプレイの場合はこちらの勝利条件は変わりませんが、敗北条件として「エルマーが自分の市場全てに2つ以上の品物を配置した場合」「エルマーが3つ商品を失う」が加わるため、何とかエルマーの損失も抑えつつ、こちらの勝利条件を満たすべく奮闘する、というゲーム感になります。


拡張:上級ルール

今回ご紹介していない&試していないんですが、上級ルールでゾンビ拡張というものがありまして、ゾンビチキン&毒トウモロコシトークンを使います。普通の鶏をゾンビに変える効果&すべてを食べるゾンビチキンと、トウモロコシを毒に変え、全てのチキンを殺す毒トウモロコシトークンを導入。基本ルールはそのままなんですがより運搬がえぐいことになりそうな感じです。


感 想

ゲーム性:昔からある頭の体操ベースなんですが、しっかりゲームに落とし込まれていました。食物連鎖はカード上の2つのエリア(農場/市場)のどちらかに農夫がいれば発動しないので、相手がまだ農場にいるからとアレな組み合わせの品物を置いて市場を離れたら、即農場を空にされて…みたいなことも発生します。これが起こらないように上手く動くことを求められる良いパズルでした。

やってみるとわかりますが、従弟がダイス目によっては本当にポンコツで自分の損失を顧みない動きをしてくれるので、そこをカバーするという設定が上手くゲームと噛み合っていていい感じでした。

言語依存:ルールだけ。カードに言語依存はないのでそこだけ和訳すればOK。

コンポーネント:製品版はミント缶にカード、木製トークン、キューブと取説が収まっていますが、PNP版は自力で作らないといけません。(下の画像はPNP Arcadeから)

スリーブは名刺サイズが丁度いい感じで、トークンはコインカプセル又は厚紙に貼ったり、キューブや農夫コマも自前で準備が必要。印刷して終わりじゃなくて細々用意する必要があるので注意。諸々一式100均のトレカケースに収まります。コインカプセルじゃなかったらもう少し薄くいけます。

【左の内容物(4面ダイスとコインカプセル13枚とキューブと農夫トークン8個とカードと取説)がぎりぎり収まるサイズ感。私は印刷していませんが、データ内にはプレイマットデータもあったりします】


ということで、程よい頭の体操チックなゲームでした。個人的にはミント缶ゲーム好きなのでGameCrafterあたりで製品版が入手できるなら確保したいところ。気になった方はPNP Arcade等をチェックしてみてください。

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じむや
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