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  • 1人~50人
  • 15分~45分
  • 10歳~
  • 2024年~

ハートオブヴェネツィアじむやさんのレビュー

341名
3名
0
10ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

kickstarter発JunyCat(旅する8ポンドのねこ)さんによる紙ペンダイスゲーム。早速遊んでみました。水路=あみだくじの線をどこに書くかが全てのカギ。本当に全てがそれに収束していく。すごい楽しかったので、ソロプレイのみですがご紹介です。

※ルール回りはkickstarter該当ページにありますので詳細はそちらを参照ください。

概 要

テーマ:ヴェネチアの都市計画。家や水路を計画立てて建設し、港を発展させて交易を行うことで得点を得ます。

システム:ダイスロール&あみだくじ。あんまりないシステム。

終了条件:港エリアが全部埋まるか3回パスを行った時点。

プレイ人数:1人~。多人数でもソロでもルール変更なし。多人数なら最多得点、ソロなら100点超を目指します。


コンポーネント

取説:1冊。前半は英語後半は日本語。
ゲームシート:たっぷり100枚。
記入用のペン:4本付属。
ゲームに使うダイス2個。

多分kick限定拡張:ブーストカード5枚とゴンドラトークン6枚

箱に余裕があるので拡張をひとまとめにしたりラミネートもシートをカットすることなくしまえます。


ゲームについて

1手番でやることは次のとおり。

①ダイスを2個振って水路と家の記入を行う(都市エリア)

ダイスの色は特に気にしなくてOK。2つの出目を見て、1つを水路(横列)、もう1つを家(縦列)の記入にあてます。当然ながら、水路は隣接して描けません。また、後述しますが連結された状態の家の間にも水路は通せません。

どこにも水路が描けない場合はパスになります。家が描けない場合はスキップでOKです。

【4で水路、5で家を書きました】


②水路の稼働(都市エリアから港エリアへ)

上記①で水路を描いた列のダイス目からスタートし、左右両方あみだくじで降りていき、たどり着いた港エリアのマスを上から順に埋めていきます。下の例は5からたどり、それぞれ到着したマスに「5」を記入しています。

横一列7マスが埋まると交易アクション解放、縦は6マスあり、それを超えると超過ペナルティ(超過マスにチェックを入れる。終了時に見えている数字分マイナス)が発生します。


縦列の数字については、その下にあるゴンドラ(終了時得点)に関わります。

縦列の合計をゴンドラの数字と比較し、ぴったりなら12点、±1~3まで得点が得られる仕組みです。左から右に数字が大きくなっていくので、この埋め方も非常に悩ましくなります。

【ゴンドラ。左端は8、右端は26と数字の差が大きい。水路が増える前ならある程度コントロールできるものの、他との兼ね合いから何を優先するか悩ましいことに】

③港の発展&交易

港エリアの横1列が埋まると、「交易」のアクションが解放されます。今後、港エリアで「木箱」マークの両側のマスを埋めたら、木箱にチェックを入れてアクションが実行できます。アクション解放前に木箱を取った場合、アクションは行えず木箱にチェックするのみになります。

交易アクション

1列目:上下の家を連結する。(これで点数は上がりますが、つないだところには水路が引けなくなります)

2列目:「超過コスト」マスを1つ埋めて、港エリアの好きな空きマス(上から順)に「0」を描いて埋める。

3列目:左右に隣接した家を繋ぐ。家6連結が最多得点なので積極的に使いたい。

4列目:都市エリアから好きなスタート地点を1つ選び、左右どちらかのルートをたどって数字を1つ描ける。

5列目:アクションではありませんが、これが満たされれると、獲得した木箱×1点が終了時に加算されます。


パスについて

水路が引けないときに発生。2つから選択。

1)超過コストマスを1つ埋め、解放済交易アクションから1つ選んで実行。
2)アクションを行わず通常のパス


得点計算

港が埋まるかパス3回で得点計算です。

①港エリアの下2列の埋まっている数×1点又は3点

②港エリア縦列の数字の合計とゴンドラの数字の比較による配点

③家の数(交易アクションで縦横連結していたら連結済の数でカウント)1~6以上で配点

④港エリアで5つ目の発展を行っていれば、木箱1つにつき1点

⑤超過コストの見えている一番小さい数字を減点(下の例は5個チェックで次の17点が減点数)

この合計が最終スコア。今回は83点。目標100点には遠いです。

※一応全体を載せると障りがありそうなので一部隠してます。



★拡張について

ざっと説明すると早取りの追加得点要素。毎ゲームカード5枚中3枚を使用して条件を満たした人が終了時に追加得点。ゴンドラトークンはゲームの補助用。複数人でやるならあったら便利なのかな。


感 想

デザイン:箱絵や箱側面の波のデザイン等統一感があって素敵。サイズにものすごく余裕があるのでもう一回り小さくても良かった気はする。 

シートも紙ペンゲームでたまにある記入すると汚くなるようなデザインじゃなく、非常にわかりやすくきれいなデザイン。ただ、港エリア下2列と最終得点のところは枠内に結構濃いめに数字が入っているので、筆圧弱い人は太めのペン使うとかした方がいいかも。あんまり太いと家記入が汚くなりそうだけど。(ラミネート+100均マーカーでのプレイは前述のとおり。ラミネートなしでボールペンとかの方が綺麗に描けます)

取説:わかりやすい。日本語分の内容は8ページ。特につまるところもなくするっと読めました。これ重要。

ゲーム性:あみだくじの棒を水路にしてダイス選択によるルート決め。行き先も交易アクション解放やゴンドラの得点とリンクしていて、どこを描けば効率的かつ得点を稼げるか、どの家を繋ぐか(水路諦めるか)等すごく悩ましい感じになっています。よくできてるなあと。

これソロだから気にならなかったけど人によっては結構長考しそう。ソロだと大体20分弱。複数人だと箱に記載のとおり30分以上かかるかもですね。


あみだくじを起点として全てが連動している紙ペンゲーム。個人的に凄く楽しかったです。あみだくじの線をどう描くかで悩むゲームってそうそうないと思います。ほんと初手からがっつり悩めるいいゲーム。場所もシート1枚とダイストレイがあればいいのでコンパクト。ソロで紙ペン好きな方には是非遊んでみて欲しいですね。

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