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  • 2人用
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 1983年~
56名
1名
18日前
0

1942 AFは水不足

プレイヤーは日本軍とアメリカ軍にわかれてミッドウェー海戦を戦い抜きます。

エポック社のウォーゲームと言えば「ワールドウォーゲームシリーズ」が有名ですが、
EWEシリーズはそれよりも簡易で駒数も少なく複雑なルールを廃しておりライト層へ向けたシリーズとなります。
ライト層向けと言えど、史実を再現するためにあらゆるルールを盛り込んでおり、大人や歴史好きでも気軽に楽しめる一面もあります。
特にこの「ミッドウェー沖海戦」はEWEシリーズの中でもテンポがよい部類に入ると思います。


コンポーネント
電子判定装置
EWEシリーズの特徴としてボタン一つで6つの電球がランダムに点灯し、
あらゆる判定を行う電子判定装置があります。「言い度い事もあるだろう、じっとこらえてゆくのが、男の修行である。」 by山本五十六
勝利判定の下に灯る赤光は時にサイコロでは味わえない興奮を生み出す(と思う)

内容物。判定装置用の電池はなんと当時の物(83年製)が未開封。さすがに恐れ多いので別の市販電池を使っています^^;

ボードは鉄製、駒はマグネット仕込みなので空母駒の上に何枚重ねて動かしても一切ずり落ちない優れもの!
…と言いたいところが、時々反発してボードの上にとっ散らかるので痛し痒しといったところ。この見た目じゃどっちがS極N極かわからんのよ…orz


大まかな流れ
日本軍とアメリカ軍が交互に行動します。
6ラウンド終了時に勝利条件を達していない場合は壊滅させたユニットから勝利点を割り出し、
相手を上回ったプレイヤーの勝利となります。

勝利条件
日本軍:ミッドウェー基地へ3回攻撃成功 or アメリカ軍空母を全て壊滅
アメリカ軍:日本軍空母を全て壊滅

日本軍のターン
1.天候決定
2.移動
3.戦闘
4.哨戒(アメリカ軍が発見されていなければ)

アメリカ軍のターン

5.天候決定
6.出撃エリア決定(アメリカ軍が発見されていなければ)
7.移動
8.戦闘

哨戒
ミッドウェー海戦と言えば敵空母の発見が遅れたことにより日本軍は壊滅的被害を受けたといわれますが
このゲームでも「哨戒」というシステムで再現されています。
アメリカ軍艦隊 は最初は姿を現さず、9つにわかれたエリアのどこかにいる事になっており、
発見されていなければラウンド毎にランダムに選ばれるエリアから出撃し、日本軍を奇襲します。
日本軍は哨戒フェーズにて哨戒を成功させる事でようやくアメリカ軍艦隊の全貌をつかめます。
アメリカ軍も頃合いと見たら選ばれたエリアからすべての艦隊を出撃させることも可能です。
2ターン目にて哨戒成功!しかし日本軍艦隊のすぐ隣にアメリカ軍艦隊が…!!この後ノーガードの殴り合いに発展^^;


感想
バランスはかなり大味
以下の理由でかなりゲームバランスが大味だと思います。

・ZOCが存在しない
飛行機は6マスもの移動力を持つので少しでも隙間があれば簡単に空母や基地に接近できます。
防ぐにはとにかく艦載機を出撃させて空母や基地の周りに鉄のカーテンを敷くしかないです。

・戦闘で勝利判定が出ると駒は即排除
他のEWEシリーズでは戦闘に勝っても相手駒を壊滅させるには
「戦力が大幅に上回る」「戦闘勝利後に後退させた際に退路がない」「半壊させる必要あり」といった段階が必要となりますが、本作では判定で勝利すると即壊滅です。
これによって先制攻撃を仕掛けたプレイヤーが有利すぎる事になり、一方的な展開になりやすいのは少々残念。

良かった点
・哨戒システムの妙
ミッドウェー基地に近づくにつれて、いつ大艦隊に襲われるかわからない緊張感がたまりません。
また、哨戒フェーズが日本軍の最後にある事により、
哨戒を成功させようが、アメリカ軍自ら姿を現そうが必ずアメリカ軍に先制されます。
日本軍にとっては理不尽な気もしますが、個人的には日本軍の哨戒が手遅れだったという部分を表現できていて良いと思います。

・駒の個性
対艦船向きの雷撃機、空中戦専用だが戦闘力が高い戦闘機等、それぞれの駒にしっかりした個性があります。
特に日本軍の雷撃機(九七式艦攻)は爆撃機にも換装可能なのでシンプルなルールながらこだわって作られていると思います。

・展開がスピーディ
上記では大味と評しましたが、駒が一撃で壊滅するため展開は非常に早いです。
実際の戦いでも数発の爆弾で空母が戦闘不能に陥ったとなればシミュレーションとしては納得できる設定とも言えます。
また、艦載機は雷撃、爆撃後は即座に空母に帰還出来ないと墜落して壊滅といったルールがあるため、
ZOCがなく好きに動けるといっても艦載機には必ず空母が随伴する必要があり、
艦載機が帰還した所を狙って空母ごと沈めてしまう事も出来ます。

こう考えると大味な戦闘バランスもシミュレーションゲームとして正しいような気がします

悪かった点
・天候システム
3分の1の確率で発生するスコールがきつすぎます。
移動力が落ちるのはまだしも、艦載機から艦船への攻撃が禁じられるのでほとんど勝利点が稼げなくなります。
また、プレイヤーごとに決まるので特定のプレイヤーばかりがスコールになるとワンサイドゲームになります。
スコールに助けられる事も多いですが、対策しようがない運ゲー要素になってしまっているのが残念。


総評
シンプルなルールでレトロかつ低年齢層向けと思いきや、
作りは妥協しておらず本格的なウォーゲームが気軽に楽しめます。
一撃で吹き飛ぶ大味なバランスや、天候による運ゲー要素といった難点もありますが
随所随所に見られる史実のシミュレーション要素に唸らされる事も多々あります。
総じてウォーゲームの入門には良い作品だと思います。

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Bluebear
皇帝
garouandy
garouandy
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