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  • 1人~4人
  • 90分前後
  • 12歳~
  • 2010年~

トロワwalkergyariaさんのレビュー

582名
0名
0
7年以上前

3色ダイスを振り、ワーカーとして使役し、フランスはシャンパーニュ地方の都市「トロワ」を発展させよ!! 都市の発展に最も貢献したものが勝利者となるのだ・・・。「トロワ」はそんなゲームです。

1:システム

なかなか不思議なシステムであり、強いて言えば「ダイスプレースメント」になるかと思います。本作では3色のダイスを使用しますが、赤(軍人)、白(聖職者)、黄(農民)と色ごとに役割が異なります。プレーヤーは各ラウンドの開始時にダイスを振り、ボード中央の自分の区画にダイスを配置します。区画に置かれたダイスをワーカーとして手番に使役し各種アクションを行います。当然、ダイス目が大きいほうが有利ですが、本作では「①:他プレーヤーのダイスを購入できる」、「②:影響点(MPのようなもの)を使い、ダイス目を操作する」ことができますので、ダイス運だけに左右されるゲームではありません。むしろ、出目がよいと、他プレーヤーにダイスを奪われ、手番になったら自分のダイスは無かった・・・なんてことも起こりますので、ボード全体を見渡し、使用するダイスを最善のタイミングで選択することを常に考えなくてはなりません。

2:コンポーネント

素晴らしいの一言に尽きます。まず、ボードに配置される4色(赤・白・黄に加えて黒【襲撃者】)のダイスが盤面を華やかにします。さらに、宗教画のような絵柄が中世フランスの雰囲気を醸し出し、自分がトロワの有力者になった気分を味わえます。(少し言い過ぎですね(笑))

3:ゲームの流れ

本項ではゲームの流れを説明していきます。本作は6ラウンド(プレイ人数によって変更)をプレイします。各ラウンドの流れは次のとおり。「①準備フェイズ【ミープルの配置・定期収入・ミープルへの給金・ダイスを振る】→②イベントフェイズ【毎ラウンド、1~3のイベントカードを配置し、その効果を処理。プレーヤーに悪影響を与えるものばかり】→③アクションフェイズ」となっています。アクションフェイズで実施できることは、以下のとおりです。

A 活動カードの活性化⇒ボード上に設置される活動カード(軍事エリア・宗教エリア・商業エリアに各3枚、計9枚)に1~3個のダイス及びミープルを配置し、その効果(ドゥニエ(金のこと)入手、影響点入手、勝利点入手、ダイス目補正、イベントカードへの対処等)を得ます。活動カードごとに配置できるダイス色に制限があります。また、活動カードは一定の目以上でないと、発動しないため、どのダイスを使うかが悩みどころです。

B 大聖堂の建設⇒白ダイスを使い、大聖堂を建設し、勝利点と影響点を獲得します。大聖堂は3階層となっており、自分のコマが配置されていない階層があると、ゲーム終了時に勝利点がマイナスとなります。

C イベントの対処⇒1~3個のダイスを使い、イベントカードへの対処をします。カードごとに配置できるダイス色に制限があり、対処終了のためには多くのダイス目を必要としますが、その分得られる勝利点・影響点は多くなっています。

D 建物へのミープルの配置⇒ボード上の軍事エリア・宗教エリア・商業エリアにはミープルを配置できるマスが各6マス、計18マスあります。ダイスを使用し、自分のミープルを各エリアに配置します。各エリアに配置されているミープルの数が、次ラウンドの振ることができるダイス数となります。

E 農業⇒黄ダイスを使用し、ドゥニエを得る

F パス

4:まとめ

とにかく、ダイスを振って、そのダイスを使い各種効果を発動させるのが、たいへん楽しい作品です。また、他プレーヤーを直接攻撃するアクションは極わずかですが、ダイスの奪い合い、ミープルの配置等、他プレーヤーとの接触が多く、ゲームを通じて適度な緊張が保たれます。さらに、1ゲームで使用されるカードには上限(活動カード:9枚/27枚中、イベントカード10枚程度/16枚)がありますので、リプレイアビリティも非常に高くなっています。本項を読んで興味をもたれた方は機会がありましたら是非プレイすることをおススメします。なお、ボードゲームアリーナでもプレイできますので、手始めにプレイされては如何でしょうか。

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