ソルトン・シーカズマさんのレビュー

【ゲームの特徴】

　資産管理とハンドマネジメントの苦しさが妙で気持ちの良いワーカープレイスメントゲーム

【ゲーム内容】

　簡単なゲームの流れは採掘井の権利を買い取りドリルで掘って、塩水を汲み上げ、リチウムと地熱に変換して売ったり契約を取ったりするゲームになります❗️

　個人ボードにある最低限のアクション枠とお金としても使える上位互換アクションがあるカードを使い分けて、7系統のアクションを効率良く実行して、他のプレイヤーより効率の良い経営を行っていくことになります❗️

　ワーカープレイスメントとしては、手持ちのアクションカードを＄1＄3＄5として支払いに使うか、そこに描かれているアクション枠としてプレイするかを選んで遊んでいきます。なおアクション枠で使ったカードは、そのラウンド終了時に手札に戻ってきます❗️

　勿論、高い価値のカードのアクション内容は強化されているので、高い価値のカードを使いたいのですが、獲得する為には資源の売却や契約を結んだ際の報酬時に場に出ているカードから獲得する必要があります❗️

　その為には、塩水を加工してリチウムや地熱に変換する必要があり、その際お金が先に必要となったり、過剰労働をさせて追加の生産物を獲得するなど選択肢もあり、プレイヤーの性格が出ると感じます❗️

　他の要素として研究カードや目標カードが存在しており、研究カードは自分のアクションの永続強化や単発の強いアクションとして使えるカードが存在しており、目標カードはゲーム毎に5枚選ばれて短期と長期の目標に分かれています。短期は早取りの目標で、長期は最終的なゲーム終了時の目標になります❗️

　また余ったお金で株式の購入も出来ます❗️

【感想】

　２人プレイ(最終得点:122点)をした上での感想になります❗️

　最初は手持ちのカードの質を上げる為に、塩水を加工して売却し、お金を獲得して市場に並んでいるカードを手持ちに加える所からゲームは始まるのかなという感想です❗️

　序盤はアクションカードの中で費用が減少する系の機械修理や研究などの＄５の獲得が優先度が高い気がしました。逆に倉庫の上限に影響を受ける抽出や採掘井の状態で影響を受ける採掘の優先度は低く感じました。ただし採掘のダメージ1軽減は修理費用の$ 3分を軽減することが出来るので、一考する必要があります❗️

　基本的には資本主義の仕組みなので、借金[信用創造](加工アクション時の生産の最適化)をして現金を生み出して、より質の高いアクションカードや永続効果の研究カードに投資をして、自分のアクションの質を上げた後、借金の返済(抽出プラントの修理)をしつつ、潤った現金で新たな生産物を生み出すという仕組みを如何に早く築けるかという所が、このゲームのミソだと感じました❗️

　また注文の達成が勝利点獲得に大きく繋がるので、達成出来そうならどんどん達成した方が良いと感じました❗️ 

　この世界の最低レートは『＄３毎に勝利点２』なので、アクションの強弱に悩んだ時はこれを基準で考えると良いと思います❗️

　やりたいことをやろうとすれば手持ちのカード(金)が足らずに少し手間取ったりして苦しい始まりのゲームですが、最終的に軌道に乗り出すと気持ち良いと思えるのが１ラウンド位あるかなという印象のゲームでした❗️

　苦しい選択を楽しめる人には特にオススメしますし、そういった現状の最適な選択を楽しめる良いゲームだと思いました❗️

　箱もそこまで大きくないので、機会があればどんどん開けていきたいゲームです❗️