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  • 2人用
  • 3分~8分
  • 10歳~
  • 2011年~

アールライバルズペンペン丸さんのレビュー

422名
4名
0
10ヶ月前

あの名作「ラブレター」を作ったカナイセイジさんの作品。

カードを見ると「王子」「姫」「大臣」「魔術師」「将軍」等、ラブレターでお世話になったキャラ達がズラリ。カードの雰囲気も似ています。

ただこのゲームは2人対戦専用です。賭博漫画の名作、カイジに出てくる「Eカード」の発展版、と表現する人も多いのでは。


ルールは赤青陣営に分かれて0~7まで一枚ずつある同種類のカードをお互い一枚ずつ出していき、それぞれの数値(パワー)の勝敗で4勝した方が勝ち。各カードにはラブレター同様能力があり、パワー7の王子が最強だが能力無し。他は引き分けに持ち込んだり相手の能力を無効化したりと様々な能力が。

姫なんてパワー1の弱カードですが、最強の王子に当てると一発勝利(4勝GET)!

やはり姫はこのゲームでも恐ろしい存在です。


最初は良くわからずカードを出し合い、勝ったー負けたーを繰り返しますが・・・数戦プレイすると、人それぞれのセオリーと言うか思考の癖が生まれます。

次戦の数値を+2する将軍は早めに出したい、王子をさっさと出して姫を躱したい、パワー4の大臣で勝つと2勝扱いになるから、確実に相手の手札を予想出来る時に出したい。

その「セオリー」と「思考の癖」こそがこのゲームの勝敗を分けるポイントとなります。

回を重ねる毎にお互いの心理状態を読む勝負になり、相手の動作や表情・会話内容からもカードを読み取ろうと必死の攻防が繰り広げられる修羅のゲーム。一枚目でいきなり王子を姫で瞬殺、なんて事も普通にあります。適当ではなく考えに考えた末に、です。なんせカードは8枚しかないのですから。


一戦が短時間で終わるので、待ち時間や空いた時に出来るのもグッド。ただし軽ゲーなので、大人数が集まる場所では活躍の場は少ないかも。

ですが二人でやるゲームの中では、まず一番手としてこのゲームが候補に挙がる事間違いなし。


ライバルの思考回路を丸裸に出来るこのカードゲームで、貴方も現実世界のカイジになりませんか。見事勝利した後、キンッキンに冷えたビールで乾杯すると最高ですよ。

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