ピークオイル：プロフティアkaya-hatさんのレビュー

まずは超絶イカしてるピークオイル：プロフティアのゲームフレーバーから紹介していきますね。

紛争が激化し、汚職が蔓延する某産油国に死の商人(武器商人)であるプレイヤーが派遣されたところから、このゲームはスタートします。

この国が破滅に向かう事は、あなた達が派遣された時点でもう決定しちゃいました。

あなたは、この国が破滅する迄に他社に先んじて武器を売り、油田を採掘し、石油を売りさばく必要があります。

幸いなことに武器と石油は腐る程あります。政治家や元帥(軍隊)に賄賂を贈り(時には脅迫し)、より有利に事を運びましょう。

この国ではあなたを裁く法も、非難する国民もいません。ただただ、金が物を言う世界。どうせ死にゆく国なのですから...

映画やドラマでよく見る設定。っと言うか現実でも起きているようなリアルな設定をそのまま、ボドゲに落とし込んだのがこのゲーム。

この国では茶色・青色・赤色の3つの勢力が内線を行っています。どの勢力に武器を売っても、どの勢力から石油を買っても良いですが、それをするにはまず各勢力のリーダーを抱き込んでおく必要があります。勿論、各プレイヤー間でリーダーを取り合う訳ですが。

大きなゲームの流れは、

①リーダーを味方に付ける。

②その勢力に武器を売り、その勢力に油田を制圧してもらう。

③その勢力から採掘権を買う。

④港から石油を輸出してお金を稼ぐ。 です。

やる事は結構シンプルなのですが、リーダーの取り合いが頻発するので、他者からの妨害が入る。あと、軍隊の進軍はダイスにより決まる為、意図せぬ方向で軍隊が衝突したり、ままならない(ここら辺もリアルよね)。

イベントカードがめくられる毎に腐敗が進み、最終的に国の腐敗レベルが100%に達したらゲーム終了。ゲームの終了条件にランダム性がある為、何時終わるとも知れぬ中で一番金稼いだやつが勝利。

ここまで書いて、お気付きだと思いますが、プレイヤー間の妨害はまま起こりますので、笑って殴り合える良き友とプレイしましょう。