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  • 3人~10人
  • 30分~60分
  • 6歳~
  • 2022年~

一番裁判レモネードさんのレビュー

158名
3名
0
3ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

裁判形式で演出された、こじつけ弁論ゲーム。

友人達と5人で遊びました。


ディベートってありますよね?1つのテーマで

肯定派、否定派、だいたい2つの意見に分かれ

互いに議論し合うってゆうアレです。

どっちの意見につくかを適当に決めて、

審査員のジャッジなんかもあったりして。


このゲームのプレイ感はそれに近い感じかも

しかも複数人で複数の意見で論争しあう。


裁判スタイルになってるのがまた面白くて

静粛にとか、決められた台詞なんかもあって


そして、なんとあの裁判官が叩くやつが

コンポーネントとしてちゃんと付いてます。

コレが木製で、わりとしっかりした作り。


てゆーか、皆んな、心のどっかにあるでしょ

あのコンコン叩くやつを叩きながら

静粛に!静粛に!ってやつ

いつかどこかでやってみたーいって気持ち


うちらのグループも全員このゲームを見た途端

これやりたーい、今すぐこれやりたーい

コンコン叩きながら静粛にをやりたーい

ってな状態になっちゃって、もー、たいへん。


ではルール説明。

まず全員に絵カードを6枚配り手札にします。


このカードにはその名の通り絵が描かれていて

家族の花見風景とか、ショップのレジ風景

ドラゴン、宇宙人、サンタクロースなど

現代からSFまで色んな絵があります。


んで、とりあえず裁判官役を1人決めます。

他の人は全員、検事役になります。


裁判官はガベル(叩くやつ)を受取ると同時に

お題カードの山も受取ります。


お題カードには文字で色んなお題が書かれてて

「はやすぎる」「せますぎる」「よわすぎる」

などの簡単なモノから

「パワハラ」「器物破損」「ぼったくり」

などの難しいモノまで色々あり

この山から1枚引き今回のお題を決めます。


んで、ルールブックには台本がありまして、

裁判官はそれを読みつつ完璧に裁判仕立てで

ゲームを進めていきます。


まずは「これより一番裁判を開廷します」

(ガベルを叩く)でプレイが始まり

「今回のお題は○○です」と言って

お題カードを1枚公開します。


その後「検事はカードを公開するように」で

各検事役のプレイヤー達が

自分の手札からお題に一番合うと思うカードを

1枚選んで自分の前に一斉に公開します。


そして裁判官は1人ずつプレイヤーを指名し

なぜ、今回のお題でその絵を選んだかを

簡単に説明してもらい(1人10秒ほど)


「これより弁論を始めます」とゆう合図と共に

全員で、自分の絵がいかにお題にあっているか

他の人の絵がいかにお題にあっていないかを

3分間、自由にワイワイ議論するわけです。


ここは完全に複数人でやりあうディベートです

まー、今回のプレイでは5人で遊んだので、 

4人が言葉でバトルしていくわけですが、


当然、ヒートアップする場合もあって、

場がカオスチックになったりもして

そーゆう時は、裁判官はガベルを叩きつつ

「静粛に、落ち着いて下さい」とゆう

おなじみのチャチャをいれたりします。


そして3分後に、裁判官役の人が

誰が一番よかったかを独断と偏見でジャッジ

勝訴した者だけが絵カードを得点として獲得し

他の絵カードは全て捨て裁判官役を左隣に交代

同じことを繰り返していきます。


自分らで決めた回数裁判を行ったらゲーム終了

お題カードが一番多い者が優勝です。

以上がだいたいのルール。


つーことで実際のゲームはこんな感じです。

お題は「すくなすぎる」(上記の写真参照)

各検事の冒頭陳述は以下の通り


友人Aはゾンビの絵を示して

「えー、ゾンビとゆうものは本来、徒党を組み

沢山で襲ってくるものですが、

このゾンビの絵を見て下さい。1人だけです。

これは少なすぎやしませんか?以上です」


友人Bはパソコンやってる人の絵を示し

「最近、ネットゲームはオンラインで

皆んなで遊ぶのが主流になりました。

しかしこの絵の人物。彼はネットゲームを

1人でやってるんです。このご時世にぼっち。

これは明らかに少なすぎです」


友人Cはコンビニらしきレジのシーンを示し

「これはこの絵を見れば明らかじゃないですか

このレジでお会計してもらってるおじさんの頭

この頭の髪の毛を皆さんはどう表現しますか?

みなさんで、一緒に言いましょう。せーのー、

髪の毛がすくな? そう、

す・く・な・す・ぎ・る!以上です。裁判長」


友人Dは宇宙人が円盤に乗ってる絵を示して

「この絵を見てください。

宇宙人2人が円盤に乗ってますが宇宙人に対し

円盤のスペースが少なすぎやしませんか?

こんなんじゃ円盤はちゃんと飛びませんよ。

フラフラしちゃいます」


こんな感じです。

ちなみに指名順は裁判官の自由です。

自分が聞きたい人から発表してもらいます。


この後、自由に弁論するショーが幕あけます。


C「あのー、Aさん、ゾンビ1人は確かに少ない

でもゾンビは誰かを襲えば、その人もゾンビに

なっちゃいます。すぐに多くなりますよね」


A「普通のゾンビならそーでしょう。

しかしこのゾンビは世界で唯一、襲っても

相手をゾンビに出来ない特殊なゾンビなんです

誰もゾンビに出来ない。だから永遠に1人」


D「いや、そんなゾンビがいるんですか?」

C「設定が自由過ぎるやん」


A「世界は広いです。飛べない鳥がいるように

ゾンビにしないゾンビもいるんですよ。

絶滅危惧種なんです。このゾンビは。

ま、ゾンビなんで絶滅しないんですけどね。

それよりBさん、

ネットゲームを大勢でするってのは偏見では?

私は1人でもネットゲームやりますけどねー」


B「いやいや待って下さい。そもそもネットは

皆んな繋がってるもんです。でもこの人の

パソコンはネットにすら繋がっていないんです

オフラインなんです」


D「じゃあネットゲームじゃないですよね?」


B「え?あ、すいません。そこは私の主張に

言い間違いがあったよーです。

私の言いたかったことはこーゆうことなんです

このご時世、ネットに繋がっていない

パソコンをやってる人は少なすぎる。」


D「なるほど、それならわかります。

ところでCさん。確かに、このおじさん、

髪の毛が少ないのは否めません。

でも過ぎるとなると、少々言い過ぎなのでは。

見たところ、まだまたありますよ髪の毛が。

バーコード状になってるだけです。

その点、この絵の宇宙人に対する

円盤の大きさは明らかに小さ過ぎますよね」


C「今、小さ過ぎると言いましたね?

でも課題は少なすぎるですよ。それは

おかしいじゃないですか、そんなこと言えば、

私の絵のこのレジの女性をよく見て下さい。

笑ってますよ。しかもレジのピってするやつを

明らかにおじさんの頭にしている。これは

おじさんの頭をバーコードだと馬鹿にしてます

おじさんが切な過ぎやしませんか?」


B「お題は少なすぎるですよ」


C「だからDさんが最初に言ったんです。

小さ過ぎると。だから私もすくなをせつなと

言い換えたんです。似たようなもんでしょ

少ないとゆーことは切なくもあるんです」


D「それは暴論だ。少ないと切ないは明らかに

意味が違う。響きが似てるだけだ。でも

小さいと少ないはだいたいニュアンスが同じ

スペースの広さが問題なんだから」


まー、だいたいこんな感じです。


次々、飛び出すこじつけのデタラメ論法

なんでもいーんです。ごっこ遊びなんです。


しかも手札は一切補充されません。

だからラウンドが進むに従い、お題に対して

出せるカードがないやん!ってなっちゃって

無理なこじつけ以外、主張できなくなっていく


なのでそこはもう必死に考えて絞り出すんです

めちゃくちゃなこじつけを。


みんな、試行錯誤しながら論破を目指すので

ドンドンおかしな主張になってしまい

最終的には自分でも理論が意味不明になり

それに爆笑してしまったり、失笑したり、


そして、どこまでいっても裁判劇なんで、

その異次元の主張のやりとりや揚げ足とりが、

普通に検事と弁護士の論争にも似てて

裁判を体感してる気分にもなってくるんです。


これは単純に見えて、よく出来たルールです。

目のつけどころがうまいとゆーか、

そーゆう主張のやり合いが裁判劇になると

思いついたもん勝ちとゆーか。


また裁判官役の人も、目の前て繰り広げられる

デタラメなコントに笑いながらも見守り、

最後は威厳をもってこう言えるのが最高なんす


「これより判決を下します。勝訴は…

Cさんのおじさんの髪の毛とします!」


あー、これぞリーガルなカタルシス!


ただめちゃ楽しめたんですが不満点もあります

それは絵カードがちょっと少ないんすよねー

5人で2ゲームくらいすると、

だいたい絵カードは行き渡っちゃうんです。

そこだけかな。それ以外はオススメー。

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