マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 1人~6人
  • 90分~120分
  • 13歳~
  • 2023年~
30名
0名
0
約1時間前

【リバランスされたデューン:インペリウム 第2版的完成度の検証】

本作は、フランク・ハーバートの世界観を下敷きにしたデッキ構築×ワーカープレイスメントの戦略ゲーム『Dune: Imperium』(以後、「前作」)を全体的にリバランスし、第2版的な完成度を目指して再構成した作品である。カード効果や得点源、派閥能力の調整により、特定の戦術が突出しにくくなり、複数の勝利ルートが成立しやすくなった点が本作の大きな特徴だ。さらに、前作向けの拡張は本作にもすべて導入可能であり、既存の拡張群を組み合わせて遊ぶことができる点は、シリーズの資産性を高めている。加えて、新規拡張「血脈」は本作をベースに設計されており、本作のルール体系と相性よく連携するよう作られている。

本作の体験は、デッキ構築による手札運用と、場に置く代行者トークンによる資源・影響獲得の緊張感に尽きる。プレイヤーは各ラウンドで得られる即時効果と長期的なデッキ強化を天秤にかけ、派閥の恩恵や戦力配分を調整して得点を狙う。リバランスにより、軍事的圧力や影響力蓄積、カードのシナジーといった多様なアプローチが有効になり、対局ごとに異なる戦略が自然に生まれるようになった。相互作用はボード上の配置争い・カード効果の奪い合い・公開情報に基づく読み合いとして表現される。

プレイ感は中量級だが緊張感は終始高い。序盤は影響力とカード資源の確保、中盤は派閥の活用や戦力の整備、終盤は得点化と決戦という明確なリズムがあり、各フェーズでの選択が後半に直結する。戦闘は局面を決定づける力を持つが、無計画な軍拡はデッキの脆弱化や資源不足を招くため、バランス感覚が求められる。カード種類や派閥能力が増えたことで戦術の幅は広がったが、その分情報量も増え、初回は把握に時間を要する。追加ルールや特殊効果が増えたため、インストラクションにかかる時間は前作より長くなる点は留意すべきだ。

コンポーネントとアートワークは世界観の再現に寄与しており、カードやボードの情報設計は視認性に配慮されている。前作の拡張がすべて導入可能であるため、既存コレクションを活かして遊びの幅を拡張できるのは大きな利点だ。また、新拡張「血脈」は本作のルールを前提に作られており、本作単体の完成度をさらに深める追加要素として機能する。

短所としては、学習曲線の急さとプレイ時間の伸長が挙げられる。要素が増えたことで初見プレイヤーは情報過多に感じやすく、テンポ管理が重要になる。だがこれは、本作が目指す「重厚な戦略性」と「原作の濃密な世界観」を実現するためのトレードオフでもある。

総じて本作は前作を整え、第2版的な完成度を目指した意欲作である。前作の拡張資産を活かせる互換性と、新拡張「血脈」による追加の深みを備え、原作ファンや緻密な戦略を好むプレイヤーにとって満足度の高い選択肢となるだろう。ルール習熟には時間を要するが、複数回のプレイを通じてカードの相互作用や派閥の相性が見えてくれば、本作はより面白くなるだろう。


この投稿に0名がナイス!しました
ナイス!
隊長
valProducer
valProducer
シェアする
  • 127興味あり
  • 233経験あり
  • 97お気に入り
  • 316持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

会員の新しい投稿