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  • 1人~4人
  • 45分~75分
  • 12歳~
  • 2018年~

エマラの王冠じむやさんのレビュー

313名
8名
2
約1年前

次期国王候補として移住者を国に招くため食料供給や住居建築、時には国王へ贈り物。いろいろやりながら民衆の支持を得たり建物充実させたりして、次期国王を目指すといった感じのゲーム。メインアクションはロンデル。しかもダブル。2つのエリアでぐるぐるしながら資源確保&得点変換。ちょっと古いこともありあまり話題に上がることもないかもですが、非常に楽しいやりがいのあるゲームなので、ソロプレイのみですがざっくりご紹介です。


概 要

ゲームは全6ラウンド。1ラウンドは3回の手番で終わります。
アクションを行うのは、「郊外」と「町」の2つの場に分かれ、それぞれが4つに分割されています。これを毎手番ロンデル方式でコマを進め、止まった位置のアクションを行いますが、進む歩数は1~3歩。そこにアクション用のカードを置き、歩数+カードアクション(多くは資源獲得、その他歩数+1や別アクション等)のあと、止まったマスでのアクションとなります。
郊外では資源の獲得や職人の派遣、町では集めた資源を元に王への贈り物や大聖堂への寄付、建築現場で建物建設や食料供給などを行います。
それぞれに対応して「臣民点」「建物点」が獲得できますが、得点計算時には「どちらか低い方」の得点が最終得点に。どちらか特化では勝てません。満遍なく対応して、多くの得点を稼ぐことが目的となります。

【ソロプレイセットアップの図】


アクションについて

ボードはそれぞれ4分割されたものを繋いで大きな1枚のボードにします。
ここに自分のコマ(顧問官)を置きます。これが時計回りにぐるぐる動きます。
進め方は自分のプレイヤーボードにかかれた歩数+プレイしたアクションカード。アクションカードは全9枚で一度使ったカードはすべて使い切るまで戻ってきません。なので、2回使い切ったらゲーム終了です。

【個人ボードの1~3の好きなところに引いたカードを配置。順不同で置いて移動+アクション。3つ埋まってアクション終わったら次ラウンド。左から「1つ進める+指輪獲得」「2つ進進める+布獲得」「3つ進める+木材獲得」というアクションに】


郊外のアクション

基本的に資源獲得です。織物工房(布)・穀物畑(穀物)・石切場(石材)・森林(木材)の4か所です。
資源を払って職人ゴマを置くと、次からは「追加資源1つ獲得」または「穀物を払ってパンを1つ獲得」のどちらかを選べます。


町のアクション

大聖堂:各種資源を必要個数寄付すると本(城や市場で得点に変換)を1冊+「恩恵トークン」(臣民点や建物点だったり、本や金貨・指輪なんか)がもらえます。要求数は増えていきます。


城:各種資源を贈り物とすると、指輪(爵位を上げたりカード効果適用時に使用)がもらえます。これも要求数は増えていきます。また、本を1冊払うと建物点になります。


市場:資源を1つ金貨一枚で売れます。また、本を1~5冊払って臣民点を得ます。


建設現場:石材を払って建物点+臣民点(だんだんもらえる点が下がっていく)、パンを払い臣民点(これも同じく)、木材を払い建物点 の3つをそれぞれ1回ずつ実行可能。


いつでもやれるボーナスアクション

爵位向上:指輪やら金貨やら払って順番に爵位を上げていきます。資源の要求数はどんどん増えますが、臣民点がもらえます。爵位は同点だった時に高い方が勝ちにもなるのである程度は上げた方がいい感じ。

【同じ爵位でも1~4点差がつく】


職人雇用:自分の顧問官ゴマがいるエリアに資源を払って職人コマを配置。ボードからどくと下のボーナス点が見えるので、即時加算。資源追加かパンが焼けるのでなるだけ早めに方針にあったとこに置きたい。

助言者雇用:町の4か所にそれぞれ2枚ずつオープンになっている助言者カードを必要資源を払って獲得。即時効果だったり終了時得点だったり様々。このゲームのキモ。

【助言者の皆さん(一部)即時得点だったり資源変換だったり頼りになります】


ソロゲームについて

ソロルール標準装備。非常にありがたい。仮想プレイヤーのヴィクトリアさんと対戦。通常と同様自分の得点がヴィクトリアの得点を上回れば勝ち。


特 徴
・個人ボードやカードは不要。専用デッキもないので自分の色と違う臣民駒(臣民点表示用)だけあればOK。
・資源もカードも獲得しない。
・建物点は得ずに臣民点だけを取っていく。
・難易度調整はプレイヤー側の建物コマ(建物点表示用)を15~40で調整。当然高い方が楽。

準備の違い
・ヴィクトリア用の臣民駒を1つ準備。
・イベントカード「早い冬」を除く
・建築現場の石材マーカーとパンマーカー(得点表示)、大聖堂と城の寄付マーカー・贈り物マーカーを指定数でセット。

ヴィクトリアの動き
・毎ラウンド終了時建築現場で石1つとパン1つを払った扱いで臣民点を獲得し、マーカーを回してくる。
・1ラウンド目はなにもないけど2ラウンド目以降、順番に爵位を上げてきます。資源は不要。自分が到達していない爵位だったら先に点が高い方を取られます。上げる処理は5ラウンド目まで。

なので

1ラウンド:石材+パンの得点
2~5ラウンド:石材+パンの得点+爵位向上点
6ラウンド:石材+パンの得点

の合計を上回れば勝ち、という流れ。


感 想

VSオートマ

難易度調整はできるというものの、ヴィクトリアさんなかなか強敵です。コンスタントに稼いでくるので、自力で臣民点と少し持ってる建物点をそれぞれ想定点数を超えるよう稼がないといけない。おのずとどうすれば得点稼げるかわかってくるんで対人戦の練習にもなるのかな(先にパンや石材で点をとればマーカーが回り次の人の得点は下がるとか)。

多彩な助言者たち

助言者のめくりにもよるんでしょうけど、あれば「家令」や「女性市長」「学者」等永続効果で追加得点があるものを狙いたい。特に家令。好きなところの「職人雇用」「助言者雇用」が可能に。これで次のマスに職人雇用→1歩進んでパン獲得とかできるようになるので私はマストで獲得してます。

手番の見通し

ゲームはカード9枚から3枚ずつ引いて1ラウンドに使用。なのでラウンドの見通しは立つけど次ラウンドの動きは何が出るかによって不透明。資源が欲しいのに歩数プラスがでたりなかなかままならないところはあるけどそこをうまくかみ合わせて進めていくのは中々楽しい。

場のランダム性

郊外・町のボードは順番ランダムに組み合わさるし、顧問官のスタート位置や初期資源、助言者の配置も様々。レビュー内で触れてなかったけど毎ラウンド適用されるイベントカードもあり、リプレイ性はきっちり確保できていると思います。

プレイ時間とセットアップ

6ラウンド18手番なんでわりとさっくり終わる。45-75分(多人数想定)とあるけどソロなら慣れたら30分かからないくらい。
濃いめのゲームが短時間で味わえるのは好ポイント。ただ、セットアップは意外と多く、ケースやら活用してささっと配置できるようにしておくこと推奨。でないと「セットアップに時間かかった割には…」という違う意味の不満が出てきそう。

配置もロンデルやるアクションボード2つ、個人ボード1つ、爵位のカードを置く「貴族ボード」1つ、さらに思いのほか長い「得点トラック」が並ぶので、けっこう場所は必要です。


そんな感じで、ソロでも非常に楽しめます。箱はちょっと大きめ(ざっくり32×22.5×7.5)でプレイスペースも相応に取りますが、ロンデル系のゲーム未経験の方には特に遊んでもらいたい一作です。

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おとん
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じむや
じむや
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#1
約1年前

長いこと棚で眠ってますが、ソロでやる勇気をもらいました笑

おとん
おとん
#2
約1年前
書いた甲斐があったというものです(笑)楽しんでください😊
じむや
じむや
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