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  • 2人~5人
  • 60分~120分
  • 12歳~
  • 2017年~

アルティプラーノmaroさんのレビュー

414名
2名
0
約3年前

オルレアンの後釜として2017年に発表されたこのアルティプラーノであるが、オルレアンと比較するとやや人気度では落ちるようである。

南米の3000m級の高原での厳しい資源ぐりをテーマとしており、実際、ゲームでもリソースのやりくりが中心となる。

メカニズムとしてはアルティプラーノ はリソースの変換とエンジンビルドを主体としたつくりとなっている。

そこにオルレアン譲りのバッグビルドを加味してアクションの選択にも特定のリソースの組み合わせを要求するという仕組みを構築している。

つまり、アクション選択と、リソース管理の2点においてダブルでパズル的な要素を持たせているわけである。


アクションスペースは6つの領域(島)に分かれており、それぞれの領域では特定のリソース変換(またはカード獲得などその他のアクション)しかできない。

プレイヤーはワーカーを適宜移動させながら、変換エンジンを構築し、リソース変換を繰り返し行い、各種のカードを獲得して高い勝利点を目指す。

忘れてはならないのが、プレーヤーは初期に配られるキャラクターカードにより、非対称の変換パターンを持ってスタートする。途中、拡張カードの購入で新しい変換エンジンを手に入れることもできるが、これは早いもの勝ちである。

それ以外は、ほぼすべての行動は個人ボード上で行われるため、ソリティア的な雰囲気が非常に強い。いきあたりばったりで進行しても点は伸びず、ごく初期から目標から逆算して計画的に変換エンジンを作っていく必要がある。


一般的にはリソースの変換と拡大再生産をメインのメカニズムとしたゲームは軽量~中量級で人気が高い。例えば、宝石の煌めきやイースタンゴーレム、最近KSで話題となったファクトリアなどもそうである。

これらはシンプルなメカニズムの中にどのような組み合わせを主体に目指すかという戦略性と数手番先までを読んでいく戦術性を兼ね備えた作品であるといえる。

メカニクスが少ない分これらの技術的な優劣が出やすいもの特徴といえる。

その点はアルティプラーノ も根本的には同様であり、さらにバッグビルドという含みをもたせて中重量級に仕上げてある。インタラクションや拡大再生産の要素はやや弱いものの、前述のゲームを楽しめてさらに重めのものを探している人には良い選択肢となるのではないだろうか。

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藤森 あつし
栗坂こなべ
maro
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