ウェルカム・トゥ・ザ・ムーンリーゼンドルフさんのレビュー

ウェルカムトゥシリーズの第3作、今度は月に向かって飛び出そうということになったのですが・・・

ボードゲームの歴が浅い私としては恥ずかしながらウェルカムトゥシリーズは今作が初めてで過去作はやったことがないことを了解の上でご覧いただけるとありがたいです。

紙ペンゲームとしてシリーズ化しブランド化した名作と言われるこの最新作。3つの山を築き、数字にあった絵柄アクションをボードに書き込み、絵柄のアクションを実行していく。

そしてそれを一定の方向に昇順で書き込んでいくというものとなっている。

正直、説明だけだと「なんのこっちゃ」と思うでしょうが、数字を一定方向に書きこんでいくという行動のどこがおもしろいのかという所に疑問を持つ方から説明していくと、

ある場所に書き込むと新しいフリーアクションが発生して、それが連鎖していきボードが埋まったときには気持ちよくなる楽しさがあります。

しかも今作はプレイヤー同士攻撃しあう要素もあるので普通にやっている分でも楽しいのですが。

今回はキャンペーンシナリオが付いており183までの選択肢が用意されたキャンペーンブックが物語とゲーム性を深めています。

ですから突然増えるギミック、突然起こるアクシデント、突如やってくる希望、様々な物語がこのカードにぎっしり収められているのです。

これを全部見るためにはどれだけ時間がかかるのだろう・・・

マップもこちらの8種類もあり、それぞれ独自のルールがあり、やりごたえは十分です

コンポーネントもこちらの箱にカードやサインペンや消すための布、そしてソロ用のコンポーネントが入っています。

ソロモードについて

ソロモードは多人数キャンペーンでも一緒で「ＡＲＴＲＡ」という組織が立ちはだかります。

こちらのＡＳＴＥＲカード3種類を3つに分けた山の下の山に混ぜてシャッフルして

一つの山にしてしまいます。

ここで今まで3つの山から引いていたアクションをどうやって解決するんだと思う方もいるでしょう。

山から3枚引いてその表裏を組み合わせて2枚のカードの組み合わせを決めていきます。

そして選ばれなかったカードはＡＳＴＲＡの方にわたります。ASTERカードが出たら妨害効果が発動して、山が尽きてしまったら残ったプレイヤーが選んだカードで山を作り、ASTERカードを混ぜて再び山から3枚引いて進めます。

無論ASTERより先んじてボーナスが入れば相手の妨害を打ち消すなんて言う効果を得ることができたりします。

その山が尽きたら終了になります。

最終得点はASTERにわたったカードのアイコンの数Ｘ難易度に応じて得点計算をしていきます。

無論マップによってその動きも様々です。

こうしてソロでも十分楽しめるものとなっています。

キャンペーンも途中でセーブできるようにこちらのダッシュボードをコピーしてお使いいただければ、いつでも冒険に復帰することができます。

このいろいろな仕掛けとキャンペーンが複雑に絡み合い、まさかの展開と演出などが楽しめるこのゲーム紙ペンゲームとしては不動のものとなっていると思います。