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  • 2人~4人
  • 20分前後
  • 8歳~
  • 2017年~

テンボレモネードさんのレビュー

121名
1名
0
1年以上前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

「早くきてゾウさん、みんな食べられちゃうやん」

「お願い助けて、ゾウさん!ゾウさあーーーーん!」

と皆が思っちゃう、いや、声に出して言っちゃうゲーム。


ちなみに、タイトルのTEMBOとはスワヒリ語でゾウって意味です。

友人たちと4人でプレイしました。


正直、ルールを読んだ時は、そこまでテンション高い感じじゃなかったのですが

いざ、プレイしてみると、期待以上に面白くて

その日のゲーム会で一番、楽しめたゲームかもしれません。


自然界の残酷さと、ゾウの頼もしさを、

こんなに堪能できるオモシロゲームだったとはビツクリです。


簡単なカードゲームで

ガゼル、ヌー、シマウマの3種類の動物が含まれたカードの山から

常に5枚になるよう補充し、自分の手番ではカード1枚をプレイするだけ。


どこにプレイするかとゆーと

5枚の伏せたカードで作られた川の一方の岸。

プレイしたら、そこに自分のキューブを乗せて、

その動物が自分のであることをマーキング。


その動物が川を渡り、反対の岸に渡らせることができたら、

そのカードに書かれた点数が入るって仕組みです。


5枚のうちのどの川カードにプレイするかは自由で

すでに他のカードがあれば、その後ろに置いていくんだけど

カードをプレイするには1つだけ制限があって

各川カードに近い所から、カード記載の数字が昇順になるようにしか

プレイ出来ません。


で、どーやったら川を渡れるかとゆーと

そこで、登場するのが7枚しかないゾウのカードです。


ゾウカードをプレイしたら、5枚の川から1つを選択し、

その川カードに並んだ、全ての動物が川を渡れるってワケです。

パオーーーーン!


ところが、自然の川には危険がイッパイ。

カードの中には沢山のワニカードと1枚だけの大ワニカード、

3枚だけのライオンカードがあります。

どのカードも基本的には動物を食べてしまいます。


普通のワニは、1つの川カードの一番前に並んでる動物1枚か、

そのワニカード記載の動物を川全体から全て排除のどちらかを選択します。


大ワニは川カード1枚の並んでる動物全てを排除


ライオンは少しやっかいで、

これは通常の手札からプレイするカードではなくて

手札補充の際に引いてしまったら、すぐに強制的にプレイさせられ

1つの川を選択し、そこに並ぶ動物全てを排除しつつ

その川カードの上に置かれ、以降はその川からは渡れなくなります。


ライオンは実に嫌なタイミングで登場します。

前の手番の人がワニをプレイしないので

「よかったー、俺の動物が生き残った」と、内心、安心してたら、

その人が手札補充の際に

「ごめん、ライオン出てもーた、だから、ここにおくわ」って・・

せっかく生き残って、次のオレの番にゾウで点数入れるとこやったのに―

てな感じになりがちです。


プレイしてると、なんとか点数を入れたくて

他の人がすでに並べてる動物の列にのっかってみたりもするんだけど、

とにかくワニとかに食われちゃうのです。

「ごめん、ガゼル全て食うわ」とか

「俺のシマウマも犠牲になっちゃうけど、全てのシマウマ食うわ」とか

「とにかく食うわ」とか

自然界って、キビシィィ!てか、全然、点数はいんねー。


最終的に、1匹も自分の動物を渡らせることできず

0点なんて結果もザラにあります。


ちなみに、動物の数字は連番、もしくは1つ飛ばしの数字順だと

2枚同時に出せるのですが、

これが、ライオンなんかに一挙に食べられた日には、もう

「ワ、ワシの動物たちがああああ!あハハハ、あハハハ」

ってゆう感情のゲシュタルト崩壊


そこで、ゾウさんの出番です。

みんな、待ちわびてて、

でも7枚しかないので、誰かが出してくれーと思う反面

手札に入った時には、1人ウヒョヒョヒョ状態。


「よーし、やったるでー、オレの動物、川、渡せたるでー」

と心の中でテンションあげてチャンスをうかがいます。


でも注意しなくてはならないことがあって

ゾウは3枚以上並んだ川カードにしかプレイできません。


みんな「オレの動物、川を渡れ!」と焦ってるので

非常にやりがちなミスとして、

2枚だけの動物しかいない川に、ここぞとばかり、

うっかりゾウカードをプレイしちゃうんです。


すると、「2枚やで」と誰かに冷たくツッコまれ、

「あ、ごめん間違えた」ってなります。


あと、ゾウを大量に手に入れちゃって

使いどころを惜しんだ結果、プレイするカードがなくて

(自分の番には必ずカード1枚をプレイしなくてはならない)

他の人の動物しかいない川に

泣く泣くゾウをプレイするってこともあったりします。


ちなみに、3人でもプレイしましたが

面白さは4人とほとんど変わりませんでした。


とゆーことで、

君は、川と共に、弱肉強食の自然界を乗り越えることができるか!

ってなゲーム、オススメです。

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びーている / btail
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