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  • 2人~4人
  • 20分~40分
  • 10歳~
  • 2018年~

フォルモサ浪漫譚9割ぼっちさんのレビュー

186名
2名
0
約2年前

台湾のゲームですが、説明書には日本語も英語も書かれています。

プレイヤーは異なる場所・時代からタイムスリップに巻き込まれたキャラクターとなり、元の時代に戻るためミッションクリアを目指します。また、この時代に留まるという選択肢もあり、複数プレイヤーが勝利出来る方法もあります。


クリア条件も能力も異なる6キャラクターから1人を選びます。

キャラクターボードにはそれぞれ異なるデッキ内訳、個人ミッション、協力ミッション、能力等が書かれています。

指定された種類のカードを受け取り、専用の山札・捨て札としてキャラクターボードの隣にセットします。

また、各キャラのチップが5枚ずつあり、それぞれ受け取ってキャラボードの能力マスに置きます。

能力マスの下には更にチップを置く用の空スロットがあります。


ゲームの流れとしては

① 移動カードを使いボード上のマスを移動

② 他キャラクターを追い越した時「邂逅」フェイズが発生

③止まったマスの効果を処理

④手札整理をして次プレイヤーへ

となります。


各プレイヤーは専用の山札から初期手札3枚を引きます。カードは4種類あり、「ミッションカード」と「移動カード (健康、冷え、飢餓) 」があります。

移動フェイズでは、手札から移動カードを任意の枚数出して移動します。健康カードは2マスまで、冷えと飢餓は1マスまで移動できます。

使用後は自分専用捨て札へ置きます。

マスは、スタート地点である駅と、中央にある公共浴場以外は一人しか入れません。そのため、誰かがいる位置はカウントせず追い越して進みます。


移動時、他キャラを追い越した時に「邂逅フェイズ」が発生します。

追い越したプレイヤーが3つの選択肢から1つを選んで実行します。

「自分の能力マスに置かれたチップを、追い越した相手の空スロットに置く」

「相手の能力マスに置かれたチップを、自分の空スロットに置く」

「お互いのスロットに置かれたチップを交換する」

のいずれかを、出来る場合は必ず行います。

自分のチップを相手に置いた場合、能力マスのアイコンが見えるようになり、能力が使える状態になります。

自分の空スロットを埋める事は、協力ミッションを行う上で必要になります。


その後、止まったマスの効果を処理します。

マスには「冷えや飢餓を健康カードに変える」ものや「料理カード・キューブを獲得する」ものなどがあります。

また、駅に止まった時に、手番中いつでも使えるお土産カードを入手する事も出来ます。

最後に手札を捨てたければ捨て、3枚になるように自分専用山札から引いて手番終了となります。


これらを繰り返していき、個人ミッションか協力ミッションをクリアしたプレイヤーが勝利となります。


クリアに必須となるミッションカードの内容は、指定された料理カードを集めたり、空スロットを指定された数だけチップで埋めたり、色のキューブを指定された数だけ集めたりします。最後に指定された場所へいきミッションクリアとなります。

また、個人ミッションはキャラによりバリエーションがあります。

自分の能力を使って各地に足跡を残したり、料理カードを全て集めたり、隠された遺跡を見つけたり、名所全ての写真を撮ったり…など、異なる目的をいち早く行う事を目指します。


協力ミッションは、実際には協力要素はあまりありません。

ミッションカードを3枚クリアし、空スロットをすべてチップで埋めた状態で指定された場所へ行くとクリアとなります。クリアした人+「クリアしたキャラのスロットに一番多くチップを置いたキャラクター」も同時勝利となります。



一度4人でプレイしました。キャラによって目的が違うのでインタラクションは無いかと思いきや、ミッションカードの内容が被ったり、止まりたいマスに他プレイヤーがいて他の事をしないといけなかったりなど、程よいやり取り要素がありました。

クリアミッションはキャラによって違いますが、基本的には難易度バランスは悪くないように思います。特定の盤面になり個人ミッションが不可能となった場合も協力ミッションを目指せるので、詰み状態にはならず脱落しないのもいいと思います。

デッキ構築とは少し違うと思いますが、移動カードを移動力の高いものに入れ替える事でデッキ内容を有利にしていく内容はそれに似た要素だと思います。ミッションカードはクリアすれば場に出せるので、その分デッキを圧縮でき、いいカードを早く回せるようになるのも戦略性が増しています。


コンポーネントは、小さめのボードに対してコマが大きいので4人ですると少し狭く感じる場面はあります。カピバラの足跡チップと女子高生のカメラチップも、マスによっては置き場所に少し困りそうではあります。

6キャラ中「巫女」のみ、(説明書を読んだ段階ですが) 他に比べてやたら簡単な気がしたので初回プレイ時は除外して選びました。リプレイ時には入れてみようと思います。


キャラ説明も説明書に割と詳しく書いてあり、設定や世界観の作りこみがされています。

台湾の、おそらく同人ゲームかと思いますが、カピバラの説明が「東京の上野動物園から来た」と書いてあったり、「日本人の元軍人のおじさん」がいたりと、さすが親日国だなという要素もあり面白いです。


日本語でのプレイ動画やプレイ記事は見つけられませんでしたが、違和感の全くない日本語での説明書がついているのでプレイしやすいです。ギミックというか要素が最初は少し多く感じますが、一度分かってプレイし始めると見た目ほど時間がかからず決着します。使うキャラを変えれば連続しても遊べそうないいゲームでした。

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くまちま
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仙人
9割ぼっち
9割ぼっち
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