サイズ -大鎌戦役-午後くまさんのレビュー

機械と戦争もの

単独プレイヤーです。

　ジャケ買、ボードゲームにはまる切っ掛けになったゲームであります。評価は高いみたいです。
　拡張がいくつか出ているので組み合わせることでより楽しめます。俗にいうレガシー系の拡張もあり、個人的には基本セットの世界観が気に入った単独プレイヤーには、レガシー系拡張（フェンリス襲来）までプレイをおすすめしたい。拡張では、メック起源から戦争移行の流れでストーリーが展開しわかりみ易し。
カード追加系の拡張は2つ出ていて、好みで追加すればいいと思う。無くてもあってもかなと。飛空艇の追加や、キャラクター追加系の拡張も、個人的にはどっちでも良いかなと思います。

　やや重めですが1プレイがそんなに長く感じない、はじめての重めげーに丁度良いと思います。

　ワーカーを配置し資源であれこれ生産。自分でゲームを終わりにするか継続するか終了のタイミングを調整出来る部分もあり、単独では盛り上がりが何処なのか消化不良になる回もありました。プレイヤー共通のクリア条件があり、たんたんと満たしていき静かに終了。戦闘が好きな方には物足りないかも。割と平和げー。

　単独プレイの場合は、オートマという仮想敵を操作し対戦相手とする事が可能です。オートマ操作に慣れるまではマニュアル見ながらのプレーで時間かかりますが、理解すればスムーズに進行できます。
ゲーム内で戦闘を重視していないこともあり、オートマシステムを利用せずに一人で複数キャラプレイも割と遊べます。

　世界観に合わせたミニチュアの出来がなかなか良いです。
　国別に特殊な能力があって個性も出てます。動物が一緒なのが意味不明で、当初違和感を感じていましたが、世界観に慣れれば大事無い。カードイラストなどなんかえもい。メックというメカメカしい機械兵器がなんとも日本人受けが良い設定なんじゃないかなと思いました、機械と戦争のテーマは昔からあるあるですが。

　フィギュアはそのままだと若干味気ないので、塗装を推奨します。へたなりに自分好みに塗装することもボードゲームの楽しみのひとつなのかもしれない。それぞれが割と大きめで塗りやすい方です。時間かかるほど愛着もてますし、没入感上がります。イラスト見る限りでは全部ブラック基調ですが、色分けしたくなると思います。

公式でリアルな資源トークンや硬貨トークンが揃っており、追加することでより雰囲気が高まります。このあたりのアイテムは好みあるでしょうが、他の拡張よりもアップグレードした感はある。

　中央のファクトリーに到達することで得られる追加アクションカード。中盤からの展開を加速させる要因に成り得る、自国の特徴に合致するものを引けると最高。
　このカードのメカがカッコよい。ファクトリー自体は勝利点も高く、多少リスクあってもとるメリットがあったり。他にも遭遇カードなどイベントが小刻みにはいる。

　さまざまな仕掛けで飽きさせないような展開がバランス良く設定されている、この辺が高評価の理由でしょうか。