セイラムsei0217さんのルール/インスト

昨日、もりもり翻訳したので和訳を貼り付けます。

なお、デラックスバージョンの和訳となります。

通常版とは、トークンやコイン、特別なトライアルカード5枚の関係上、（たぶん）セイラムカードの種類・枚数・割合が違うようなので、通常版を購入された方は参考までにご覧ください。（というか通常版の英語ルルブも公式からDLできるので、差分をご確認ください）

　＊　＊　＊

セイラム1692
・4～12人
・20～40分
・14歳以上
・2～3人用特別ルール


【概要】

1692年、マサチューセッツ州セイラムの町。邪悪が潜み、あなたは村民の中に魔女がいると確信しています！ゲーム中、あなたはカードを引いてプレイし、信頼できないプレイヤーを告発し、味方だと信じるプレイヤーを助けます。山札がなくなり、夜のカードが公開されると、魔女たちは無実のプレイヤーを排除しようとします。

ゲーム中に魔女のトライアルカードを持っていた人は魔女となり、魔女以外のプレイヤーを全員排除すれば勝利となります。ゲーム中に魔女カードを一度も持つことのなかった人（町民）は、「魔女」と書かれたトライアルカードをすべて公開できれば勝利となります。ゲーム中、陰謀カードによってトライアルカードが入れ替わるため、今信頼している人がゲームの途中で魔女になってしまうかもしれません。素早く行動しなければ、邪悪に侵された町で唯一のまともな清教徒になってしまうでしょう！


【内容物】

・集会所カード　15枚
・フレームカード　15枚
・セイラム　プレイングカード　59枚
・トライアルカード　39枚
・砂時計（30秒）　1個
・シリングコイン　12枚
・ウッドトークン　5個
・小槌トークン　1個


【準備】

1. 最も経験豊富なセイラムのプレイヤーを町の広報係（Town Crier）に選びます。
町の広報係は、夜ラウンド中にプレイヤーの目の開閉を指示します。セイラムに初めて参加するグループや大人数のグループの場合は、町の広報係ではなく司会者（Moderator）を使用することをお勧めします。司会者はゲームを進行する役割を担うもので、プレイヤーとはみなされません。iOS用の無料アプリ「Salem 1692 Moderator」もあります。

2. 下の表を使って、トライアルカードの山札を組みます。プレイヤーの人数に応じて、魔女ではないカード、魔女カード、巡査カード、そして特別なトライアルカードを適切な枚数集めます。特別なトライアルカードには、ペテン師、墓掘り人、審問官、治安判事、スリが含まれます。
これらの5枚のカードをシャッフルし、指定された枚数を足します。ただし、追加のカードは見ないでください。
つまり、各ゲームにどの特別なトライアルが含まれているかはわかりません。

人数　　2-3　4　 5　　6 　7　　8 　9　 10　11　12
非魔女　16　16　20　24　29　26　29　23　26　29
魔女　　1　　1　 1　　2　 2　　 2 　2　 2 　 2　 2
巡査　　1　　1　 1　　1　 1　　 1 　1　 1 　 1　 1
特別　　2　　2　 3　　3　 3　　 3 　4　 4 　 4　 4

*2～3人プレイでは、1～2名の「ゴースト」プレイヤーが追加されます。標準ルールをお読みいただいた後、18ページにある2～3人プレイ向けの調整内容をご確認ください。

3. 余ったトライアルカードはすべて箱に戻します。トライアルカードの山札をシャッフルし、各プレイヤーに裏向きで均等に配ります。
各プレイヤーは、自分のカードを裏向きで自分の前に並べる前に、慎重に確認する必要があります。「魔女(WITCH)」と書かれたカードを受け取った場合、あなたはゲームの残りの間、魔女となります。
「巡査(CONSTABLE)」と書かれたカードを受け取った場合、そのカードを所持している間のみ、ゲームの夜フェイズ中に巡査として行動します。巡査は夜中にプレイヤーを救おうとします。魔女と巡査の両方を兼ねることが可能です。特別なトライアルカードについては後述します。

4. 集会所カードをシャッフルし、各プレイヤーに1枚ずつ表向きに配ります。自分のキャラクターの能力をグループに読み上げます。プレイヤーが7人以下の場合は、各プレイヤーに集会所カードを2枚ずつ配り、各プレイヤーは1枚を選び、もう1枚は箱に戻します。

5. 夜のカードを山札から取り除きます。シャッフルし、各プレイヤーに3枚ずつ配ります。陰謀(conspiracy)を受け取ったプレイヤーは山札に戻してシャッフルし、新しいカードを配ります。残りの山札を半分に分け、夜のカードを下半分に入れてシャッフルします。両方の半分を合わせ、山札をテーブルの中央に置きます。

6. 小槌トークン、シリングトークン、ウッドトークンをテーブルの中央に置きます。プレイエリアの中央に、各キャラクターに対応するフレームカードの山を作ります。残りのフレームカードは箱に戻します。司会者を使用する場合は、フレームカードは不要ですので、箱に戻してください。

7. 夜明けを告げましょう。夜明けはゲーム開始直後にのみ発生します。夜明けの間、魔女たちはこっそりと黒猫トークンをプレイヤーに渡します。これにより魔女たちは互いの身元を確認し、ゲーム開始時にプレイヤーに有害なトークン（黒猫）を置くことができます。また、魔女たちは疑惑を晴らすために、自分自身にこのトークンを置くこともできます。

●司会者を使用する場合
　司会者は、12ページのモデレータースクリプトの「夜明け」セクションを使用して、プレイヤーの行動を指示します。

●町の広報係を使用する場合
　町の広報係は黒猫トークンを中央に置き（すべてのプレイヤーが簡単に手が届くように）、すべてのプレイヤーに目を閉じるように指示します。次に、魔女カードを持っているプレイヤーに目を開けるように指示し、黒猫トークンを任意のプレイヤーの隣に置きます（町の広報係自身も魔女でない限り、目を閉じたままにしておきます）。

町の広報係は10からゆっくりとカウントダウンし、魔女たちに目を閉じるように指示します。その後、プレイヤー全員に目を開けるように促します。黒猫を受け取ったプレイヤーは、それを自分の前に置かなければなりません。
黒猫トークンは場に出たら、他のトークンと同様に扱います。呪いカードで取り除き、祝福カードで再配置することができます（9ページの「トークン」セクションを参照）。
雑音による隠蔽に関するアイデアについては、17ページの「上級者向けヒント」を参照してください。


【ゲームの進行】

黒猫をもらったプレイヤーが1stプレイヤーです。時計回りに進みましょう。

<あなたの手番中>
あなたは以下の2つのうちどちらかを選択してください。

・カードを2枚引いてターンを終了する
　黒のカードを引いた場合、それを公開してすぐにプレイしなければならない
・少なくとも1枚のカードをプレイする
　他のプレイヤーにカードを何枚でもプレイできる

緑のカードは使用後に捨てられます。

赤のカードは、そのプレイヤーが合計7つの告発を受けるまで、そのプレイヤーの前に置かれます。7つ目の告発を行ったプレイヤーは、告発されたプレイヤーのトライアルカードを1枚選び、公開します。告発されたプレイヤーの前にある赤のカードはすべて捨てられます。

<プレイヤーの脱落要件>
・すべてのトライアルカードが公開されたとき
・公開されたトライアルカードの1枚に「魔女」と書かれているとき
・夜中に魔女に排除されたとき

プレイヤーが脱落した場合、そのプレイヤーはカードを捨て札にし、すべてのトークンを中央に戻します。残りのトライアルカードは公開しなければなりませんが、ゲーム中に「魔女」カードを持っていたかどうかをグループに伝える必要はありません。

墓掘り人(gravedigger)のトライアルカードの効果により、排除されたプレイヤーが復活してゲームに復帰できる可能性がわずかにあります。そのため、排除されたプレイヤーは全員、夜フェイズ中は目を閉じ続けることをお勧めします。排除後に新たな情報を得たプレイヤーは復活の対象となりません。


【ゲームの終了と勝利】

<町民の勝利>
最後の「魔女」トライアルカードを公開した時。必ずしも全ての魔女を排除する必要はなく、最後の「魔女」トライアルカードを公開した時に全ての魔女を公開するだけで十分です。

<魔女の勝利>
町民全員を排除した場合、または最後に残った町民が魔女になった場合（その場合、そのプレイヤーは負けます）。


【黒のカード】

黒のカードが引かれた場合、それは直ちに公開され、実行されなければなりません。

<陰謀>（Conspiracy）

陰謀は、トライアルカードを新しいプレイヤーに移し、ゲーム内の魔女の数を増やす可能性があります！


●陰謀が画策されたとき

1. 陰謀を引いたプレイヤーは、黒猫トークンを自分の前に置いたプレイヤーのトライアルカードを1枚公開します。黒猫トークンを置いたプレイヤーがいない場合、この手順は省略されます。

2. 全プレイヤーは同時に、左隣のプレイヤーから裏向きの（公開されていない）トライアルカードを1枚選び、自分のトライアルカードに加えます。全プレイヤーは新しいトライアルカードのセットを確認し、シャッフルした後、自分の前に裏向きの列に戻します。以前に公開されたトライアルカードは、陰謀によって移動したり影響を受けたりしません。

3. 「魔女」カードを受け取った場合、あなたは魔女となり、魔女チームの一員となります。「魔女」カードを失った場合でも、あなたは夜の間は魔女のままであり、魔女チームの一員であり続けます。

巡査カードを受け取った場合、あなたは巡査となり、夜に小槌トークンを置くことができます。巡査カードを紛失した場合、あなたはもはや巡査ではなくなり、夜に巡査として目を開けてはいけません。


<夜>（Night）
夜になると、魔女たちは他のプレイヤーを排除しようとします（あるいは、魔女たちが仲間のプレイヤーを排除するふりをして疑いを晴らそうとすることもあります）。そして、巡査は他のプレイヤーが排除されるのを防ごうとします。巡査も魔女である場合、意図的に別のプレイヤーを助ける可能性があります。
夜明けとは異なり、黒猫は夜には関与しません。近くにプレイしていないプレイヤーや、プレイヤーが既に排除されている場合は、町の広報係ではなく、黒猫を司会役として活用することをお勧めします。

●司会者を使用する場合
司会者は、13ページのモデレータースクリプトの夜セクションを使用して、プレイヤーの行動を指示します。

●町の広報係を使用する場合
1. フレームカード（ゲームに残っている集会所キャラクターに対応するもの）を表向きに重ねます。この重ねたカードをプレイ中の山札の上に垂直に置きます。こうすることで、魔女が夜間に静かに回収しやすくなります。

2. 町の広報係は全プレイヤーに目を閉じるように指示します。

3. 町の広報係は魔女に目を開けるように指示し、任意のフレームカードを裏向きにして他のフレームカード（排除したいプレイヤーを示す）から離し、残りのフレームカードを裏向きの重ね札にします。
町の広報係は20からカウントダウンし、魔女に目を閉じるように指示します（魔女でない限り、町の広報係は目を閉じたままにしてください）。

4. 町の広報係は巡査に目を開けるように指示し、小槌トークンを任意のプレイヤーの隣に置きます。これは、救出したいプレイヤーを示します。巡査はトークンを自分に渡すことはできません。町の広報係は10からカウントダウンし、巡査に目を閉じるように指示します（巡査でない限り、町の広報係は目を閉じたままでいなければなりません）。

5. 町の広報係は全プレイヤーに目を開けるように指示します。
「自白」を選択したプレイヤーは、フレームカードの適用免除と引き換えに、自分が選んだトライアルカードを1枚公開することができます。プレイヤーは砂時計の砂が落ちる前に自白しなければなりません。

6. 他のフレームカードとは別に置かれたフレームカードを公開します。
対応する集会所カードを持つプレイヤーは脱落し、残りのトライアルカードをすべて表向きにします。ただし、以下の場合は除きます。

・そのプレイヤーは巡査から小槌トークンを受け取った
・そのプレイヤーはフレームカードが公開される前に「自白」を選択した
・プレイヤーは避難(ASYLUM)カードを目の前に持っている


夜が終わったら、夜のカードを脇に置き、山札に残っているカード（あれば）と捨て札置き場のカードをすべてシャッフルします。シャッフルした山札を半分に分け、夜のカードを山札の下半分に入れてシャッフルします。完成した山札をテーブルの中央に置き、中断したところからゲームを続けます。


【シリング】

誰かが自分のターンにシリングカードをプレイした場合、そのプレイヤーは他のプレイヤーにシリング（コイン）を1枚渡さなければなりません。
自分のターンに、シリングを持っているプレイヤーは、それを（中央に戻すことで）使用して、他のプレイヤーの公開されていないトライアルカード1枚を個人的に見ることができます。プレイヤーが複数のシリングを持っている場合、それらのトライアルカードが同じプレイヤーのものであっても、複数のシリング（1シリングにつき1枚）を使用して見ることができます。シリングの使用は自分のターンとはみなされません。そのため、シリングを使用しているプレイヤーは、そのターンにカードを引いたりプレイしたりすることもできます。
シリングが使用された直後、トライアルカードを見たプレイヤーは、ゲームを再開する前に、公開されていないトライアルカードをシャッフルしなければなりません。


【トークン】

割り当てられていないトークンは、祝福カードがプレイされた際に他のプレイヤーに渡し、呪いカードがプレイされた際に他のプレイヤーから取り除かなければなりません。プレイヤーがトークンを所有している間、以下の効果が発生します。

避難 (ASYLUM)
所有者は夜フェイズ中、排除されません。

黒猫(BLACK CAT)
陰謀が引かれるたびに、陰謀を引いたプレイヤーは黒猫の所有者のトライアルを1枚めくります。

仲人(MATCHMAKER) 　×2
両方の仲人トークンが割り当てられ、仲人トークンを持つプレイヤーが排除された場合、仲人トークンを持つもう一方のプレイヤーも排除されます。
仲人トークンは、プレイヤーが2人だけになった場合、効果を発揮しません。

敬虔(PIETY)
所有者がトライアルに負けるには、告発の数が2倍必要です（告発数は通常の7件ではなく14件になります）。


【特別なトライアルカード】

特別なトライアルカードは魔女チームや町民チームへの特別扱いを示すものではありませんが、所有者に有利に働くことがあります。各特別トライアルに記載されている能力は、カードが公開された際に発動します（通常は他のプレイヤーに告発された際に発動します）。陰謀中に特別なトライアルカードを他のプレイヤーに渡すと、そのカードの能力に対する権利を失います。カードが公開された際にその能力を使用できるのは、現在の所有者のみです。
プレイヤーが脱落した場合（そしてその脱落がゲーム終了の引き金にならない場合）、そのプレイヤーはゲームから抜ける際に特別トライアルを実行できます。これには、魔女が発見され、残りのトライアルカードをめくらなければならない場合も含まれます。プレイヤーは告白によって特別トライアルを公開することはできません（8ページの夜フェイズのステップ5を参照）。

<ペテン師>（CHARLATAN）
公開された時、ペテン師は任意の3人のプレイヤーからトライアルカードを1枚取り、シャッフルした後、各プレイヤーに1枚ずつ分配します。プレイヤーは自身を3人のプレイヤーの1人として選択できます。プレイヤーが2人だけになった場合、ペテン師は何も行いません。

<墓掘り人>（GRAVEDIGGER）
公開された時、墓掘り人はトライアルカード1枚を表向きから裏向きにすることで復活させます。自分のトライアルカードを復活させることはできません。トライアルカードを復活させたプレイヤーは、裏向きのトライアルカードを直ちにシャッフルしなければなりません。排除されたプレイヤーは、夜フェイズ中に目を開けていなければ、この方法でゲームに復帰させることができます。魔女カードと特別トライアルカードは復活させることができます。

<審問官>（INQUISITOR）
公開された時、審問官はゲームに参加している他のプレイヤーのトライアルカードを1枚直ちに公開しなければなりません。そのプレイヤーに既にかけられている告発は破棄されません。

<治安判事>（MAGISTRATE）
公開されると、治安判事は任意のプレイヤー（自身を含む）または中央から任意のトークン（敬虔、避難、黒猫、仲人）を取り、他の任意のプレイヤーに割り当てます。

<スリ>（PICKPOKET）
公開されると、スリは告発者から手札のカードを盗み、自分の手札に加えます。サラ・グッドもこの効果を受けます。


【セイラム五つの掟】

1. 特に指定がない限り、カード、トークン、または小槌を自分自身に渡すことはできません。また、自分自身に直接影響を与えるような方法でカードをプレイすることもできません（アリバイカードや敬虔トークンを自分に渡すなど）。

2. カードをプレイする際、一度手放したカードは取り戻すことはできません。プレイヤーが該当するターン中に特殊能力の使用を忘れた場合…残念です！

3. プレイヤーが遅延した場合、砂時計をひっくり返します。砂がなくなったら、ターンを終了しなければなりません。カードをプレイしなかった場合、ターンを終了するためにカードを2枚引かなければなりません。

4. プレイヤーはいつでも自分のトライアルカードを見ることができます。トライアルカードは、陰謀が終わるたびに、またシリングで確認された後にシャッフルしなければなりません。

5. プレイヤーが脱落した場合、沈黙する前に「最後の言葉」を3回述べることができます。言葉または行動で発言した脱落プレイヤーは、追放されます。

これでプレイの準備ができました！


【司会者スクリプト　夜明け】

「プレイヤーは全員、目を閉じてください。」
全員の目が閉じていることを確認してください。

「魔女の皆さん、目を開けて、黒猫トークンを渡したいプレイヤーを指さしてください。自分を指さしても構いません。」
魔女が誰を指しているのかを確認してください。

「魔女の皆さん、目を閉じてください。」
魔女の目が閉じていることを確認してください。

「皆さん、目を開けてください。」
魔女が指さしたプレイヤーの前に黒猫トークンを置いてください。


【司会者スクリプト　夜】

「プレイヤーは全員、目を閉じてください。」
全員の目が閉じていることを確認してください。

「魔女カードを持っている、または過去に持っていたことがあるプレイヤーは、目を開けて、排除するプレイヤーを指さしてください。自分自身を選んでも構いません。」
魔女が指さしたプレイヤーを必ず見て覚えてください。

「魔女の皆さん、目を閉じてください。」
魔女の目が閉じていることを確認してください。

「巡査の皆さん、目を開けて、小槌トークンを渡したいプレイヤーを指さしてください。自分自身を選んではいけません。」
巡査が指さしたプレイヤーの前に小槌トークンを置きます。

「巡査の皆さん、目を閉じてください。」
巡査が目を閉じていることを確認してください。

「全員、目を開けてください。脱落者を発表する前に、どのプレイヤーも『自白』することができます。つまり、自分のトライアルカードを1枚めくる代わりに、今夜の脱落免除を受けることができます。
特別なトライアルカードをめくることはできません。『自白』の決断は、砂時計の砂とともに終わります。」

砂時計をひっくり返します。時間切れになったら、魔女が誰を脱落させたかを全員に伝えます。そのプレイヤーは、小槌トークンを渡された、自白を選んだ、または避難トークンが目の前にある場合を除き、脱落します。そのプレイヤーが脱落した場合は、どのプレイヤーも脱落しません。夜のカードを脇に置き、山札から残りのカード（あれば）と捨て札置き場のカードを全てシャッフルします。シャッフルした山札を半分に分け、夜のカードを山札の下半分にシャッフルします。完成した山札をテーブルの中央に置き、中断したところからゲームを続けます。


●町民にとってゲームを楽にするために
プレイヤーが脱落した場合、ゲーム中に魔女カードを持っていたかどうかを正直に明かさなければなりません。

●ちょっとした工夫を加えるには
自分だけのトークンを作りましょう！小さな「魔女っぽい」アイテムを集め、それがどんな能力や妨害を表すかをグループで話し合いましょう。他のトークンと同様に、祝福カードで付与したり、呪いカードで取り除いたりできます。例えば、キャラクターの特殊能力をブロックする、ドローパワーを1枚増減させる、必要な告発を半分に減らす、シリングを免除する、などです。あなたのアイデアをぜひ教えてください！

 【細部は必要事項を参照】

<黒のカード>（BLACK CARDS）
黒のカードを引いた場合、それはあなたの手番に引くことができる2枚のカードのうちの1枚としてカウントされます。キャラクターの能力によって手番外で引かれた場合、黒のカードを即座に解決し、中断したところからゲームを続行します。山札にカードが1枚しか残っていない状態でカードを引いた場合、夜が終わった後に2枚目のカードを引くことができます。夜は山札の下半分にシャッフルされ、山札は毎夜再編成されるため、一部のラウンドでは陰謀が発生しません（山札内で夜カードより下の場合）。

<黒猫>（BLACK CAT）
セイラムの第一の掟に反して、魔女は夜明けに疑惑を晴らすために黒猫を自分に与えることができます。夜明け後、黒猫は他のトークンと同様になります。呪いカードによって捨てられたり、祝福カード（中央にある場合）によって付与されたりします。黒猫の所有者が陰謀を引いた場合、特別なトライアルカードを含む、どのトライアルカードを公開するかを選択できます。特別なトライアルカードの場合、能力は起動します。2～3人プレイでは、陰謀が捨てられた場合（ゴーストのカードが見られた場合、またはゴーストが自分のターンに捨てた場合）、黒猫の所有者がどのカードを公開するかを決定します。

<巡査>（Constable）
巡査は自分に小槌トークンを与えることはできません。巡査が魔女でもある場合、彼らは「邪悪な」巡査となり、魔女を助けるためにその力を使うことができます。巡査カードが公開された場合、そのプレイヤーは必ずしも排除されるわけではありませんが、巡査の役割はゲームで使用されなくなります。

<マーサ・コーリー>（MARTHA COREY）
マーサがジョン・プロクターの特殊能力を受け継いでいる場合、マーサとジョンは死亡したプレイヤーから受け取るカードを確認し、ジョンから順番に3枚のカードを取ります。マーサがコットン・マザーの能力を使用していて、コットン・マザーが排除された場合、証拠カードは既にマーサの前にあっても、即座にマーサに対して3枚としてカウントされます。

<仲人>（MACTHMAKER）
プレイヤーが既に仲人トークンを持っている場合、2つ目の仲人トークンを受け取ることはできません。仲人の所有者のどちらかが夜間に排除された場合、たとえもう一方が夜間に「自白」したり救出されたりしたとしても、両方とも排除されます。
メアリー・ウォーレンが排除された時に、プレイヤーがメアリーとマッチングされていた場合、メアリーは仲人の影響を受けないにもかかわらず、そのプレイヤーは依然として排除されます。
仲人によって両チームが同時に敗北した場合、意図されたターゲットのみが排除されます（マッチングされたプレイヤーは排除されません）。

<敬虔>（PIETY）
敬虔トークンを失った場合、通常の告発要件が直ちに回復します。告発の数が必要数を超えている場合、あなたの前に置かれたすべての赤のカードは捨てられ、あなたから敬虔トークンを取り除いたプレイヤーはあなたのトライアルカードを1枚選び、公開します。

<赤のカード>（RED CARDS）
赤のカードは、特定のトライアルカードの前ではなく、プレイヤーの上に置かれます。プレイヤーにプレイされた告発の数が、トライアルを公開するために必要な数を超えた場合（例えば、告発が6つあるプレイヤーに証拠カードをプレイした場合）、次のトライアルに持ち越されません。同じプレイヤーにトライアルカードを2枚公開するのに十分な告発がある場合、トライアルカードを1枚ずつ公開します。

<足枷台>（STOCKS）
プレイされた足枷台カードは、スキップされるまでプレイヤーの前に置かれます。スキップされた後は捨て札となります。プレイヤーが2枚の足枷台カードを受け取った場合、2回連続でスキップされます。

<トーマス・ダンフォース＆ジョージ・バローズ>（THOMAS DANFORTH ＆ GEORGE BURROIGHS）
トーマスがジョージに告発カードをプレイしている場合、ジョージのトライアルカード1枚を公開するには、トーマスは告発を7つ（ジョージが敬虔トークンを持っている場合は14）置く必要があります。
他のプレイヤーに対して、ジョージが敬虔トークンを持っている場合、トライアルに負けるには告発を16置かれる必要があります。トーマスが敬虔トークンを持つプレイヤーを攻撃する場合、トライアルカードを公開するのに告発を12置くだけで済みます。


<ティテューバ>（TITUBA）
ティテューバは能力を使用する際、陰謀と夜を含む山札内の任意のカードを移動できます。
夜が引かれた場合、通常通り夜フェイズを実行し、山札を組み直します。ティテューバは同じターンに山札の組み直しとカードのドローを行うことができます。

<魔女カード>（WITCH CARDS）
プレイヤーは魔女カードを2枚ずつ持っていても構いません。片方の魔女カードが公開された場合、そのプレイヤーはグループにもう片方の魔女カードも所有していることを伝え、2枚目の魔女カードが公開されるか、魔女が町民全員を倒すまでゲームを続けます。
（通常、プレイヤーが魔女カードを1枚しか持っていない場合、公開された時点でそのプレイヤーは倒されます。）


【上級者ルール＆ヒント】

●夜明けと夜の間、動きを隠すには
魔女たちが悪事を働いている間、音を立てましょう。良い方法は、足を踏み鳴らしたり、片手でテーブルを軽く叩いたり、不気味な音楽をかけたり、鼻歌を歌ったりすることなどです。また、夜が始まる前に全員が立ち上がって、黒猫トークンやフレームカードに簡単に手が届くようにしておくと効果的です。
最初のプレイヤーが脱落したら、そのプレイヤーに司会役を任せ、町の広報係の役割を引き継がせます。こうすることで、脱落したプレイヤーもゲームに参加でき、動きを隠すことができます。

●ゲームを難しくするには
陰謀が引かれた場合、通常は左隣のプレイヤーからトライアルカードを受け取ります。難易度を上げるには、左隣のプレイヤーからトライアルカードを1枚受け取り、中央に置き、町の広報係/司会者にカードをシャッフルしてもらい、各プレイヤーにトライアルカードを1枚ずつ配ります。こうすることで、魔女の拡散を追跡するのが難しくなります。
4～5人プレイでは魔女カードを2枚、6～12人プレイでは魔女カードを3枚使用することもできます。

●ゲームが極端に短くなることを避けるには
プレイヤーがトライアルカードを4～5枚残している場合、通常トライアルカードを公開するタイミングで、そのうちの2枚を指さしてください。告発されたプレイヤーは、どのトライアルカードをめくるか選択できます。反応や集中力によって、何かがバレてしまう可能性があります。



【2～3人プレイルール】

<概要>
2～3人プレイのゲームは、ほとんどの場合、通常のゲームと同じようにプレイします。まず、標準のセットアップとルールをすべてお読みください。その後、以下の調整を適用してください。

<準備>
プレイヤーが2人の場合、各プレイヤーの左側に「ゴースト」を2体追加します。プレイヤーが3人の場合、最年少プレイヤーの左側に「ゴースト」を1体追加します。ゴーストとプレイヤーはそれぞれ、5枚のトライアルカード（3ページの表を参照）と集会所カードを1枚持ってゲームを開始します。キャラクターの能力は、2～3人プレイでは有効ではありません。


<あなたの手番>
プレイヤーは、2つの標準アクション（カードを2枚引く、または任意の枚数のカードをプレイする）に加えて、以下のアクションをターンアクションとして行うことができます。

・ゴーストが持つトライアルカード1枚を閲覧し、そのゴーストの公開されていないトライアルカードをシャッフルして元に戻します。このアクションを実行するたびに、山札の上から2枚のカードを捨てます。捨てられた場合、陰謀または夜を実行します。


<ゴーストの手番>
ゴーストは手札を持っていませんが、ターンごとに山札の上から1枚を捨て札置き場に置きます。
それが黒のカードだった場合は、すぐに捨て札置き場に置きます。


<陰謀>
陰謀は通常通り発生しますが、ゴーストにパスする場合は、右隣のプレイヤーがどのゴーストにパスするかを選択します。ゴーストの新しいトライアルカードセットは必ずシャッフルしてください。

<夜明けと夜>
夜明け前と毎晩、集会所カード4枚に対応するフレームカード4枚をシャッフルし、裏向きでテーブルに置きます。町の広報係はプレイヤー全員に目を閉じるように指示し、魔女（複数可）に、ターゲットとなるフレームカードを裏向きで山札の一番下に置かせます。魔女が幽霊だけだった場合は、ターゲットは山札の一番下のカードに基づいてランダムに選ばれます。プレイヤーが目を開ける前に、町の広報係は目を閉じたままフレームカードの山札を少し動かします（魔女に山札の動きが見えないようにします）。


告白、避難、そして巡査は、プレイヤーを夜から守るために存在します。通常のルールとは異なり、巡査は誰にも小槌を置かないという選択肢があります（ゴーストが巡査であることを暗示するためかもしれません）。2人または3人でプレイする場合、巡査は自分に小槌を置くことができます。

夜フェイズ中に罠にかかったプレイヤーは、通常のゲームのように脱落するのではなくトライアルカードを2枚失います。左隣のプレイヤーが、どのトライアルカードを公開するかを選択します。

<シリング、トークン、特別なトライアルカード>
シリングは、プレイヤーまたはゴーストのトライアルカードを見るために使用できます。シリングでゴーストのカードを見る場合、山札からカードを捨てる必要はありませんが、ゴーストのトライアルカードは見た後にシャッフルする必要があります。ゴーストにはトークンを与えることができます。
ゴーストが特別なトライアルカードを持っている場合、それを公開しても効果はありません。


【ゲームの勝利】

<町民の勝利>
・魔女カードが公開されたとき

<魔女の勝利>
・いずれかのプレイヤーまたはゴーストが脱落した場合
　（以前に魔女カードを持っていたプレイヤーを含む）
・すべてのプレイヤーが魔女になった場合
　（この場合、最後に魔女になったプレイヤーが負けとなる）


【歴史】

数人の少女が悪魔のせいで発作を起こし始めると、セイラムの町は瞬く間に魔女裁判（古い綴りに注意）と「自白」の渦に巻き込まれました。最終的に、150人以上が魔女として告発されました。19人が魔女として絞首刑に処され、1人が圧死し、少なくとも5人が獄死しました。


アビゲイル・ウィリアムズ - 子供 (11)
サミュエル・パリスの姪であるアビゲイルは、魔女であると他人を告発した最初の少女の一人でした。彼女は、魔女によっててんかん発作と締め付けられるような痛みを感じたと主張しました。
アビゲイルに告発された最初の人物のうちの2人は、サラ・グッドとティテュバでした。

アン・パットナム - 女子生徒 (13)
アンは有力なパットナム家出身で、町で最初に魔女裁判を告発した一人でした。両親のトーマスとアンが、争いのある人々を告発するようアンに強制したと考える人もいます。
1706年、アンは魔女裁判における自身の役割について公に謝罪しました。

コットン・マザー - 牧師 (29)
コットンは、魔女裁判当時、ニューイングランドで最も著名な牧師の一人でした。
過激主義の土壌を築き、「幽霊証拠」を被告に不利に用いることを許したとして、多くの人が彼を非難しています。コットンは後に、著名な作家、そして科学者となりました。

ジャイルズ・コーリー - 地主 (71)
ジャイルズは妻のマーサ・コーリーと共に魔女として告発されました。ジャイルズは自白も否認も拒否したため、圧迫刑に処されました。ジャイルズは言葉を発するどころか、大きな石で2日間圧迫された後、亡くなりました。

ジョージ・バロウズ - 力持ち（40）
牧師であったジョージは、彼の力業（指でマスケット銃を持ち上げるなど）が悪魔の助けなしには正当化し難かったため、魔術の罪で告発されました。絞首刑に処せられる間、彼は主の祈りを唱えましたが、これは魔女には不可能とされていました。

ジョン・プロクター - 農夫 (60)
ジョンは高名な人物でした。当初、彼の妻エリザベスが告発されました。ジョンは彼女を擁護し、少女たちの告発を信じられないと表明しました。そのため、アビゲイル・ウィリアムズはジョンが暴力を振るい、悪魔の書に触れさせられたと告発しました。ジョンは1692年8月に絞首刑に処されました。

マーサ・コーリー - 裁縫師 (72)
ジャイルズと結婚したマーサは敬虔な教会員であり、裁判に強く反対していました。法廷では、子供たちが彼女の動きを真似し、マーサが自分たちを操っていると主張しました。このため、マーサは1692年9月に絞首刑に処されました。

メアリー・ウォーレン - 使用人 (17)
メアリーはジョンとエリザベス・プロクター夫妻の使用人でした。
彼女は町で最初に他者を魔術で告発した者の一人で、ジャイルズ・コーリーの幽霊の幻影を見たと主張しました。彼女自身も魔術を行っていたため逮捕され、自白しましたが、絞首刑には処されませんでした。

レベッカ・ナース - 主婦 (71)
レベッカは、魔女として告発された最高齢かつ最も尊敬される人物の一人でした。コミュニティの39人が彼女の釈放を求める嘆願書に署名しました。レベッカは最終的に絞首刑に処され、絞首台での振る舞いは素晴らしく威厳に満ちていたことで知られています。

サミュエル・パリス - 牧師 (39)
サミュエル・パリスはセイラムの町の牧師でした。魔女裁判以前、彼は教会員の「不正行為」を摘発し、教会の良識ある信徒を苦しめていました。彼の態度は、町の疑念と緊張を助長していました。

サラ・グッド - 乞食 (39)
サラは家を持たない乞食で、その悪評から魔女として告発されたと考えられています。彼女は町の「清教徒の期待」の多くを拒否したとして告発されました。サラは1692年7月に絞首刑に処されました。

トーマス・ダンフォース - 判事 (69)
トーマスは、セイラムで行われた多くの裁判で判事を務めた。トーマスは裁判に反対し、その終結に関与した可能性がある。

ティテュバ - 語り部 (35)
ティテュバはサミュエル・パリスの奴隷であり、町の少女たちを神話の物語で魅了したため、魔女として告発された最初の人物でした。自白にもかかわらず、ティテュバは絞首刑に処されることはなく、最終的に釈放されました。

ウィル・グリッグス - 医師 (47)
グリッグスは魔女の診断と、その人がどの程度「大魔女」であるかを判断する責任を負っていました。
診断後、彼は患者を裁判にかけ、多くの場合、有罪判決を受けて処刑されました。

ウィリアム・フィップス - 総督 (42)
ウィリアム・フィップス卿は、沈没したスペインのガレオン船で財宝を発見する前は、ボストンの造船業者でした。フィップスは、その財力と人脈を活かし、マサチューセッツ湾の初代総督に就任しました。フィップスはセイラム魔女裁判所を設立し、後に解散させました。


【クレジット】
ルール＆ゲームプレイ：トラヴィス・ハンコック
グラフィックデザイン：ホリー・ハンコック
イラスト：サラ・キール

感謝
プレイテスターの皆様、特に：
ベン＆ミーガン・ニールセン
ジェイソン＆ホイットニー・ジェンセン

感謝
2015年春にこのゲームを実現させてくださったKickstarterの支援者の皆様

Salem 1692はダークシティシリーズの一つです！シリーズの各ゲームはマグネット式のブックボックスに収められ、歴史上の特定の都市と年に焦点を当て、ゲームプレイにはダークで秘密めいた、あるいはミステリアスな要素が盛り込まれています。
私たちはすでに次巻の制作に取り組んでいます！ダークシティシリーズの詳細や、既存の巻をコレクションに加えるには、www.facadegames.comをご覧ください。 

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個人的付記・カード説明

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