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  • 2人~4人
  • 50分~100分
  • 14歳~
  • 2017年~

アウトリブBluebearさんのレビュー

706名
10名
0
約5年前

北斗の拳やマッドマックスのような、核戦争による世界崩壊後に生き延びた人々のグループ同士の熾烈な生存競争を描いたゲーム。
テーマ的にはツボだったものの、なかなか人数が4人しかいない、というケースが少なく、今まで出番がありませんでした。(せっかく来た人を断るわけにもいかず…)

そんな時、改訂ルールブックを送ってもらったのを機会に、たまたま人数が4人となる日があり、これはチャンス!と引っ張り出しました。
ルールの改訂は、建設するシェルターの部屋を表すタイルの効果が変わったくらいで、一緒に送られてきた差し替え用タイルがあれば充分なくらいです。
さて、いよいよゲーム展開ですが、かなり変則的なワーカープレイスメントでした。

ボードの各エリアで、大切な『水』『木材』『マイクロチップ』『金属』『弾薬』などが手に入り、また都市の廃墟を探せばすごく便利なアイテム(壊れてるから修理が必要だけど)が手に入ったり、森や鉱山などで野生動物をハンティングして、貴重な食料『肉』を得たりすることができます。

当然予想通り、各エリアで出現する資源数は一定なので、先に入った奴からどんどん掻っさらっていきます。

これ結構キツめにデザインされていますね。(世紀末はシビアなのだ!)
昼間のフェイズはこのように探索がメインで、夜になると今度はその集めた資源を活用して、シェルターに新たな機能を持つ部屋を建設していきます。

これも実はかなり厄介で、部屋を建設するには木材やら金属やらの資源が必要なのですが、何とただ作っても機能はしないのです!

生存者たちを集めて、指定の人数だけ配置しないといけないのです。ですが、人を集めるためには水や肉などの食料が必要で、さらにそれらを維持するためにもさらに水や食料を要求されます。(世紀末はシビアなのだ!)これが各陣営のシェルターですね。資材を集めてさまざまな効果のある《部屋》を作っていきますが、人マークの数だけ生存者を配置しないと機能を発揮しません。(世紀末はシビアなのだ!)

手に入れた装備品の修理もできますが、ここでも資源が必要です。最初は全部壊れている、という設定なのです。(世紀末はホントにシビアなのだ!)

とまあ、こんな調子でカツカツの資源&食料争奪戦が繰り広げられるのです。

リアルでカッコいいイラスト満載で、それぞれの行動が容易に想像できるので、まるでSF映画を見てるような感じで結構のめり込めるため、やってる事はせわしない資源集めと建設でも、雰囲気でだいぶ印象が変わる良い例と言えるでしょう。

下の写真は、各陣営のリーダーキャラクターです。それっぽいですよね!もうすっかり気分はSF大作映画ですね♪
下はイベントカード。

たいていロクな結果にならない。でも誰かが解決しないとずっと影響が《全員に残る》というシビアなルールですね。

このゲーム、ワーカープレイスメントと書きましたが、実はかなりヒネリがあって、ちょっと紹介すると…

①自分のワーカーが4体あるのですが、各エリアは円周状に配置されていて、そこを左右どちらかに回って行く事になるのですが、『自分のワーカーがすでに居る所には入れない』のがルールなのです。さらに『その場に留まる事は禁止』なので、あそこに入りたいけど、すでに自分のワーカーが居るから、先にそいつを動かしてから、その次にこっちのワーカーを入れて…と、ずいぶんと動きに制約があるのです!

普通なら他者のワーカーの存在が邪魔になったりするのですが、ここでは自分のワーカーが厄介な邪魔をします。

だから動きをよく考えてやらないと、うまく資源が取れません。

早い者勝ちの資源争いにこのルールの存在が良いアクセントになっていて、そう簡単に資源が独占できないようになっているのです。(世紀末はシビアなのだ!)


②ワーカーには3、3、4、5、の数字が振ってあって、これが各ワーカーのアクション数を表すのですが、何と同時に『強さ』も表わしていて、活動している数字の低いワーカーが居る所に、強いワーカーが入ると、何とその差だけ貴重な資源を『強奪』できるのです。(モヒカンマッチョがカツアゲするイメージですね、笑)

すごく世紀末感が出ていて、このルール大好きなんです。(世紀末はシビアなのだ!)

「よしやった!、ここで俺がダムに入って、水を4個ゲットだぜ!」
「えええ~、あと1個しかないじゃないですか!ヒドイ!ウチは水足りないのに~!」
「世紀末だからね~(笑)1個だとわざわざ行くかどうか悩みますねー」
「じゃあワタシは貨物船に行って缶詰と人をもらいます♪この登坂用フックがあるので高層階まで一気にビューンって飛んで、まとめて4個ゲットします!」
「おお!映画みたいでカッコいい!」
「じゃあ次は俺ね。町へ入って…オラオラ、よこせやゴルァ!!」
「おお!カツアゲですな!」
「えー!なんでわざわざこっちに来るのよ!当然弾丸使って追い払うわ!えいえい!来るな来るなって感じ?」
「おお、雰囲気出てますなぁ~、笑」

こんな調子で独特の世紀末SF感に満ちた好ゲームです。

建設、交易がテーマのものも悪くないんですが、平和すぎるというか(笑)、たまにはこんな殺伐とした世界を生き延びるために戦うのもオツなもんですよ。

【補足】このゲーム、セッティングがかなり面倒臭い!

各クランごとに共通の部屋タイルを一式3枚と、その他の部屋をランダムに6枚引いてそこから4枚を選ぶところから始まるのですが、これ区別がつきにくく、混ざっちゃうと仕分けするのが大変!

また両面あるので、ランダムに振り分ける時に伏せて引くこともできないので、さらに厄介な事を実感。

そこでアドバイス。

基本タイルは各クランの色のマーカーで、タイルの側面の紙の灰色の部分を塗りました。これで重ねた時に一目で区別がつきます。

また、部屋タイルをランダムに分けるために大判の封筒か、巾着袋を用意します。

これで一気に準備が進みますので、ぜひお試しあれ。


セッティングの手順を間違えないように、まとめを作りました。

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