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  • 2人~5人
  • 35分前後
  • 12歳~
  • 2016年~

ロード・オブ・スコットランドBluebearさんのレビュー

92名
1名
0
2日前

2010年にZ-MAN社からリリースされた、スコットランドにおける領主争いをテーマにしたカードゲーム。

2016年にアークライト社から完全日本語版が発売されました。(以前にホビージャパンからも和訳付きで輸入されていました。)

プレイヤーはスコットランドの各族のリーダーとなり、その力を示すことで友好部族の支持を集め、その権威によって王としての地位を手に入れるのが目的です。

カードだけのコンパクトな小箱で5人までできます。

だいぶ以前に購入したのですが、実はすっかり存在を忘れており、最近発掘してようやくプレイとなりました。

結果としては予想より考えどころがあり、けっこう盛り上がりました!(『くやしいからもう一回!』の声が出たら、我々的には合格です♪)

◾️コンポーネントはカードだけ

セットは9色のスコットランド部族だけ。各部族ともにそれぞれ1〜12までの数字が書いてあります。(黒のブルース族だけは最強の12が2枚だけ。この色はワイルドカード扱いなんですね。)

8部族×12枚+2枚=98枚です。

また、それぞれの部族ごとに共通で《特殊能力》も書いてあります。

イラストはまさにスコットランドのおっちゃんたちが渋いタッチで描いてあります。

スコットランドなので、有名な男性用スカートのようなチェック模様の『キルト』を履いてます。

非常に渋いです。全く女っ気はありません。(このゲームって、あまり話題になったところを聞いたことがありませんが、きっとここがウケないんだろうなあ…と推察します。やってみるといいゲームなんだけどねぇ。笑)

◾️手番にやれることは基本2択

ゲームの目的は、場に並べられた《同盟軍》のカード(同じカードをランダムに人数ぶん並べる)から数字の高い(権威の高い)カードを手に入れる事。

そのために手番にやれることは2択。

①出陣

手札から1枚を自分の前に出して(表でも裏でもいい)、軍勢を編成する。

もし表で出して、さらに《全員がすでに出したカードの中で最小の数字(同数可)だったら、いろいろな特殊効果を発動。

②増強

場の中央に並んだ5枚の《中立勢力》から1枚を選んで手札に組み入れる。(他のゲームのように手番にカードを引きません。ここ大事!)

抜けた中立勢力カードは山札から補充します。

ねっ、とてもシンプルで分かりやすい。

(注意:…と言っても、最初はみんな《中立軍》と《同盟軍》が混乱して、ちょっともたつきました。ルール説明時には名前や使いかたをよく説明する必要がありますね)

戦力を出さないと基本的に勝てないし、かと言ってカードを補充しないと手札はジリ貧です。ひと手番にはどっちかしかできないところがミソです。

◾️5手番やったら1ラウンド!

上の手順を完了したら、いよいよ戦いです。編成した軍勢の戦力を全部合計して比べます。

ちなみにもし全部が同じ色なら、同じ部族で軍勢が編成されているため連携が取れており、合計数を2倍にできるルールがあり、集めかたによっては意外な番狂わせになったりするので気が抜けません。

結果、1番強いプレイヤーから場の《同盟軍》カードから好きなものを獲得していきます。これが勝利点(権威の高さ)を表します。

つまり、戦闘で最も強いチカラを示したものから有力な部族と同盟を結べる、というわけです。

なかなか程よいジレンマがあり、戦略性も高いルールですねー。

これを何ラウンドも繰り返して、最終的に誰かが40点に達したら、その人が勝利しておしまいです。

(注意:この5回『手番』が回ったら『1ラウンド』、…っていうのも説明時に混乱のもとなので気をつけて下さい。何となく手番が一周すると『1ラウンド』って言いたくなりますよね。そうじゃなくてあくまで5回転して1ラウンドです!いったん理解すれば簡単なルールなのですが、最初は私も混乱してプレイをあきらめそうになりました。)

◾️慣れればシンプルに進む

前記のとおり《1ラウンド》やると、5人でだいたい最初15〜20分くらい。慣れれば10分くらいかな。

でも、合計40点を達成するまで繰り返すので、だいたい4〜6ラウンドかかります。(一度にカード1枚分しか手に入らないので)

パッケージには『30分』と書いてありますが、絶対そんな時間内には終わりません。

我々がやった時は、説明時間を抜いて正味1時間少々でしょうか。(正確に測ってないので…)

「よし、次3ラウンド目ね〜」

「ラウンドじゃなくて3手番目な。分かりにくいんだよね、笑」

「じゃあ私はこの人を出す!」

「おー、ここで1かー。能力だね。」

「ファーガソン族だから、誰かの戦力と交換できるのよね♪じゃあこの人!」

「え⁈いいの?2だよ。弱いじゃん」「いいのよ、もしやこの紫色横向きって能力発動でしょ」

「えーと、これはコクラン族だから何だっけ?」

「えーとね、最後に《同盟軍》を2枚持っていけるの❤︎」

「えーっ⁈じゃあビリだった人はもらえないってこと⁈うわ、ひどすぎる!」

「くそぉ、やりおったなー!」

「これ組み合わせによってはやばいことになるって事だな」

「ビリはやばいって事は…、うー作戦変更やー!」

…という感じで、ルールを理解してからが盛り上がる展開ですね。

◾️絵面がとにかく地味

イラストは油絵タッチでカッコいいのですが、盤面にはひたすら『スカート姿のオッサン』だけが並ぶ、という華のない展開。

あくまで好みなので、中にはウチの女性陣のように「このヒゲのオジ様カッコいいぃ〜♪」などとのたまう子もいましたが、大半のボードゲーマーにはウケにくいのかと思います。

テーマも日本人に馴染みの少ない14世紀のスコットランドのハイランド氏族の権力争いだし。(映画『ブレイブハート』などで少し有名)

いっそのこと設定だけ変えて、グラマーで半裸の美女たちが並ぶ『アマゾンの女王』にしたら、絶対に一気に人気作になると思いませんか?!(笑)

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じむや
Bluebear
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