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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2015年~

オー・マイ・グーッズ!YYYKKKさんのレビュー

660名
6名
0
約6年前

本ゲーム、小箱サイズのカードゲームで、ポップな題名から一見軽ゲーに思えますが、アグリコラと同じ人がアートワークなだけあり,実はがっつりしたワーカープレースメントな拡大再生産ゲームです。

セットアップ(2人の時)はこんな感じです。初期の炭焼き小屋ひとつと、そこにのった炭でゲームを始めます。炭焼き小屋の下の横向きのカードが、自分の労働者です。

実は本来はこのように裏向きのカードで資源を表します。箱の中身のカードだけで遊ぶ時はこれでいいのですが、操作を快適にするため、僕はもっぱら写真のように適当なトークンをつかっています。ほとんどゲーム性を変えずに、ぐっと快適になるので、おすすめです。

場の右側にいるのが、「助手」と呼ばれる追加のワーカーです。ワーカープレースメントの常として、序盤より後は助手をうまく雇って配置して(つまりワーカーを増やし)、一回で生産できる商品の数を増やすことが必須です(特にこのゲームは後述する生産チェーンのために助手が必須)。雇うための値段が異なり、すでに場においてあるカードの色の組み合わせが雇用条件になってます。助手自体に能力差はありません。

カードの一部です。
一枚のカードは、建物か資源(商品)か、どちらかとして扱います。基本的には、市場という全員共通の場か手札にある時は資源として扱い、自分の前に出した際には、建物として扱います。

プレイが始まると、まず「朝」が来ます。(全員が手札を補充した後)写真のように、山札からカードを一枚一枚めくって行き,半分の太陽マークが2枚でたら、つまり太陽が上りきったらめくるのをやめます。ここではカードは資源ですので資源アイコンだけを出すこの置き方でオーケーです。

ここで一日がはじめまったことになり、各プレイヤーは自分のワーカー(労働者や助手)を、生産をしたい建物の下に動かし、また、自分が建てたいと思う建物を手札から一枚選んで裏返しで置いておきます。

このあと、もう一回、半分の太陽マークが2枚でるまで,つまり太陽が沈み切るまで、山札をめくります。

そして、全プレイヤー共通の場である「市場」と、自分の手札にある資源で、自分が生産しようとした「商品」の左側に書いてある原材料がそろえられたら、めでたく商品が生産されます。「市場」の資源は、だれが使っても消費されません。手札から使う商品は、使ったら捨て札にします。どちらからも資源がマッチしないと何も生産できません。

写真だと、手札の1石と1布と、市場の1石と1布で牛が生産されています。牛の下に書いてある3金は,牛一頭分を売った時の価値です。生産された商品は、それぞれ価格が異なり、その商品を売ることで、建てたい建物の建築コストを払えれば、その建物を建てることができます。

だれかが8つの建物を建てたら次のラウンドでゲームは終了します。各カードの右上にかかれた勝利点と、5金ごとの1勝利点で、一番点数が高かった人が勝利します。

このゲームにおいて、大きなポイントとなるのは、「生産チェーン」です。カードの右側に鎖と書いてあります。このチェーンの条件を満たすと、プレイヤーはそのラウンドで生産した商品をいくらでも追加生産することができます。

たとえば、この写真の例だと、製革所のチェーンが牛一頭です。もしもプレイヤーが、製革所で革を生産できたら、その後、左の牛牧場にいる牛を好きなだけ、製革所に移す事ができます。3金だった牛が6金の革になるわけです。この生産チェーンには、(指定されていれば)手札にある資源を費やすこともできます。

プレイ回数はまだ少ないですが、カードだけでよくこんな本格的な拡大再生産ゲームを構成したな、と感心します。まあまあ重い部類で、ほぼソロプレイ中心で、どの助手を雇うか以外はインタラクションはありません。

ゲームは手札運と、市場にどの資源がどれだけ出るかのランダム性にそこそこ左右はされます。手札は大事ですのでちゃんとプレイで確保すること。市場は、日の出までに出た資源を見てから、日の入りまえにワーカー配置を選択できますし、資源を省略する代わりに生産する商品が減るという安全策を選択できたりします。ランダム要素も小さくはないですが、戦略性も十分かと思います

非常に良いゲームなのでは、と感じています。もうすこし、たくさんプレイする機会をもてたら,感想を追記するつもりです。

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YYYKKK
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