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  • 2人~4人
  • 30分~60分
  • 12歳~
  • 2007年~
1079名
4名
0
約7年前

レースフォーザギャラクシーは、プレイヤーそれぞれが、さまざまな惑星や技術、建造物などを集めて、自分の銀河帝国を構築するゲームです。10年前に発売されたゲームですが、まったく古びておらず、いまだに新しい拡張がでる人気作です。


カードで表された惑星や技術は、それぞれ、資源を生産したり、プレイヤーの手札をふやしたり、あるいは他のアクションのコストを下げたり、生産した資源を勝利点に変換したりできます。特殊効果をうまく使い、自分を強化していく拡大再生産のゲームですが、さらにこれらの中から相性の良いカード同士を組み合わせると高得点になるコンボゲームの側面も強いです。

システム自体は非常に簡単です。ゲームには5つのフェーズがあります。

1.探査フェイズ => 共通の山札からカードを引いて手札に入れる
2.発展フェイズ => 手札から、技術や建造物を表すカードを選びコストを払って(=いらない手札)自分の前に置く
3.移住フェイズ => 同じく、星系を表すカードを選び、コストを払って自分の前に置く
4.消費フェイズ => 自分の星系で生産した資源を消費(=手札を増やすか、勝利点にする)する
5.生産フェイズ => 自分の星系上に資源を生産する

これを繰り返し、だれかが12枚のカードを置けたら終了。得点計算をして、点数の高いプレイヤーが勝利します。

このゲームシステムの最大のポイントは、各ラウンドの冒頭で、プレイヤーは自分が行いたいフェーズを一つだけ秘密裏に選び、投票することにあります。だれも投票しなかったフェーズは発生しません。

自分がやりたいフェーズを確実に起こすには、自分が投票すればいいのですが、それは同時に他のプレイヤーの利益にもなりますので、その点にジレンマがあります。
ただし。。。実はこのゲームでは、プレイヤー間のインタラクションはここだけです。一度、どのフェーズが発生するか決まってしまえば、残りの処理はすべてプレイヤー個人のソロプレイですので、全員同時に勝手に自分のプレイをしていきます。

発売当時、このゲームは、ただのソロプレイゲーム、銀河を舞台にした箱庭自慢ゲームだという批判も受けました(日本でも海外でも)。しかし、この10年間でアナログゲームは、プレイヤー間のインタラクションの希薄化と、ダウンタイム(他のプレイヤーのプレイを待っている時間)の軽減の方向にどんどん進んできました。10年前は批判もされましたが、レースフォーザギャラクシーはデザイナーの意図として(ベースとなっているサン・ファンとプエルトリコのシステムでもありますが)、この2つの点を強烈に先取りしたゲームと言えます。

その先進性に、拡大再生産や、コンボという要素がうまくからむことで、掘っても掘っても尽きない、重量級ゲーム並の情報量をもちながら、慣れたプレイヤー同士なら、4人でも1ゲーム10分強という超スピードの傑作カードゲームとなっています。最新2つの拡張は日本語版がでていませんが、機会があればぜひプレイを!

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