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  • 3人~4人
  • 60分前後
  • 12歳~
  • 2017年~

パトロネージュYYYKKKさんのレビュー

576
名に参考にされています
2018年01月02日 22時59分

僕の好きなあるバンドのある曲の中に「量りの針がさした100gと、一周まわってきた1100gは、見た目は同じ位置。だけどほんとうの重さは違う」というフレーズがあります。このゲームは、量りを何周も何周もしてほんとうにずっしりと重いのに、その周回の重さをほぼ感じさせないほど、すごくキャッチーに仕上がったゲームです。

プレイヤーはルネサンスの貴族として、芸術家たちのパトロンとなり、かれらに素晴らしい芸術を創り出してもらいます。
まず、箱を見ていただければわかると思いますが。。。美しいです。国内外のゲームをさまざま思い出しても、なかなかない美しさ。

そして、ゲームを構成する芸術作品のカードです。正確に考察された200枚近いカードが表しているのは、もちろんすべて実在する本物の作品群です。

こちらが芸術家のカード(の一部)です。彫刻、建築、絵画の3分野について,得意、不得意をパラメータ(アイコン)で表現された芸術家たちです。こちらもしっかりと考察された,すべて実在の芸術家です。

芸術家は他に、芸術的なひらめき力(たくさんカードを引ける)、雇った後も余計に金を食う放蕩度合い、をパラメータにしています。

かのレオナルド・ダ・ビンチ先生などは、能力は最高に高いですが、給料も放蕩も最高値で、ほんとにこまった先生です。

そして、このゲームを通した体験をたいへん特徴的なものにしている、アカシアの木皿と、ずっしりと重い金属のコイン(当時の実在の金貨を模してるようです)です。

このゲームでは、お金をつかった時は、この木皿になげこむのですが、この時、チャリン、という軽い音ではなく、重いコイン同士がぶつかるヂャリンと、コインが木皿にぶつかる,ゴッ、が混ざった音が同時にします。

ゲームをしながらこの重い音を聞くと、このゲームの製作チームが、プレイする人にどんな体験をさせたいと思っていたか、システム的には別に必要ないのに,原価を大きくあげてまでやりたかったことがよく伝わってきます。

美しい芸術作品のカード,ひんやりしたコイン、柔らかい木の手触り、お金を投げ入れたときの、ヂャリ(ゴ)ン!という音。。。 アナログゲームというのは,目と頭だけではなく、五感(厳密には味覚は除くので四感)をすべて使った遊びなんだな、ということを、実感します。

ゲームシステムについて

ゲームルール自体は軽めの部類に入り,非常に直観的に進められます。多分「ボードゲーム自体ほぼはじめて」の方でも、小学生でも(足し算引き算がひとりでできれば)、問題なくプレイ可能だと思います。

カードの種類はほんとうに多いですが、それぞれに読まないといけないようなテキストはなく、ある意味すべて「フレーバー」です。

プレイヤーはパトロンとして、工房を買い、芸術家を雇います。最大3つ持てる工房に芸術家を配置します。先生方の得意不得意と一部工房の能力によって、工房それぞれが、建築、絵画、彫刻のそれぞれについてパラメータを持ちます。ここまでは、その気になれば、そこそこ緻密な構築ができます。

しかし、、、

パトロンにできるのはここまでです。つまりお金を投じて環境の整備をし,芸術家の先生方を配置するまでです。

すばらしい芸術をつくるには、あとは先生方にまかせるしかありません。ここからは誤解を恐れずに言えば、ちょっと手の込んだ「坊主めくり」になります。

工房のパワー、芸術家の先生方のひらめきにたよって。。。

山札から、芸術カードをめくる!めくる!めくる!

めくったカードに運良く、工房と工房にいる芸術家の能力で作れる芸術があれば、めでたく作品完成。勝利点かお金を得ます。良いカードがでない、あるいは出ても工房の能力でつくれないときは、作品はこの世に形を得ることはできません。

なので、たとえば、ダビンチ先生のパトロンさんなどは、

「ダ・ビンチ先生!働いてください!いくら払ってるとおもってるんですか!!」

「ダ・ビンチ先生、働いたと思ったら、何ですか?この量産型の適当な作品は!」

「ダ・ビンチ先生! となりの工房がモナリザ作っちゃったんですが!!」

という悲鳴を毎回あげるわけです。先生方はまったく、ままなりません。この、ままならない感、が、楽しい。現代からだと偉人として語られる先生方ですが、芸術家なんて破綻した人が多いわけで、もしかして、実際、当時の現実はこんなものだったのかもしれません。

大な歴史考察、重厚なコンポーネント、微細なところまで行き届いた美しいアートワーク。その上での、この「軽さ」。このプレイ感が、最初でのべた「何周もまわった後のキャッチーさ」です。

このアートワークをきれいと感じたり、金貨を投げ込む感覚を素直に楽しめる人であれば、完全なボードゲーム初心者さん相手でも安心して立てることができます。

すべてを総合して、すばらしいゲームだと思います。

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運・確率14
戦略・判断力9
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ2
攻防・戦闘0
アート・外見14
作品データ
タイトルパトロネージュ
原題・英題表記Patronage
参加人数3人~4人(60分前後)
対象年齢12歳から
発売時期2017年~
参考価格8,100円
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