異世界ギルドマスターズじむやさんのレビュー

このゲームの存在は知っていたものの、正直異世界ものにあんまり興味がなかったのでプレイに至らなかったのですが、「エーテルグライダー」が楽しすぎたのと、ソロの評価も高くロングセラーになっているということでこの度購入してみました。結果、買ってよかったです。楽しい。

概要等については色々なところで確認できるし色々な人が書かれていると思いますので、ソロプレイの感想のみ書かせていただきます。

【良いところ】

・オールユニークのカード：それぞれのカード効果にあったフレーバーテキストを読むのも楽しい。ファンタジーベースのカードもあれば、異世界ものの定番現代の知識が入っているものもある。フレーバーが下段に入っているのですが、都度読むのが結構楽しみだったりします。

・システムとフレーバー：テラフォっぽいというのは聞いていましたが、テラフォ的大量のユニークカードをプレイ→生産力をあげて確保したリソースでボード探索→獲得したリソースで更に拡大再生産という流れを「冒険者を雇う」「ダンジョン探索」「確保した成果（宝箱や各種資源）でさらに冒険者を派遣」みたいな感じできれいにストーリーがつながります。カードのフレーバー同士も話がつながることがあって良いですね。

・受付嬢と好感度：これもシステムとフレーバーの話になりますが、要は固有能力とその強化。条件を満たすごとに受付嬢の好感度が上がり、2段階の能力強化。それに合わせて姿が変わる専用カードがあるのも〇。好きな受付嬢を選ぶも良し、初期能力や効果を確認して選ぶもよし。こういう個別能力大好きです。

・箱の側面：これ完全に私だけ個人的にツボったポイント。伝わるかな。なんでしょうね。昔のFCとかPCゲームのパッケージ的佇まい。なんか妙にツボでした。

【気になったところ】

・カードについて：人物カード以外テキストのみなのでちょっと寂しい（上の方のカード写真参照）。オールユニークとはいかなくても、何かちょっとしたイラストが入っていればなお良しでした。

・タイル：並べるのがずれたり何やかやでちょっとだけ面倒。

・個人ボード：紙。豪華ボードがほしいところ。1枚ばら売りがあれば…とは、この手のオーバーレイとかアップグレードボードとか買うにあたり、ソロ専の人は1度は思うのでは。

そんな感じで、テラフォが好きでこういったRPGテイストが好きなら買いですね。ソロでもしっかり遊べます。オリジナル拡張が公開されていたりと、ずっと売れ続けている理由が分かった気がします。楽しかった。いずれ拡張も購入したいところです（迷宮都市の群像劇＆アップグレード木ゴマは確保できました）。