むかつく友達、いきたくないパーティたかさんのレビュー

同性愛やドラッグや宗教やアルコール等をテーマにした対象年齢16歳以上な大人向け人生ゲームです。

物凄く人を選ぶフレーバーなため、大丈夫そうな人達とクローズな環境でのプレイをお勧めします。

９つのパラメーター（喫煙・酒・薬物・金・病気・肥満・悲しみ・宗教・賢さ）と他プレイヤーやNPCとの交友関係を上手くマネージメントして、

いち早く人生の目標を５つ達成した人が勝利となります。

テーマの割には内容は割としっかりしたゲームとなっています。

（人生の目標は、出来ちゃった結婚する、とか同性愛をカミングアウトするとか精神障害者になるとかロクでもないのが多いですが・・・）

ゲームは思春期から始まります。

思春期では場に公開されたカードから欲しいカードを順に１枚ずつピックしていくロチェスタードラフト方式となっています。

カードの効果でパラメータが変化したり友達ができたり子供が出来たりするので、

人生の目標に必要な条件を満たせるように計画的にカードを取っていきましょう。

（子供が必要条件な目標が有れば、避妊なしの初体験カードをゲットする等）

もう欲しいカードが場に無い場合、思春期をパスすることで以降の人生で他人に競り勝つ為に必要となる時間トークンが貰えます。

（思春期以降も同じだけど、ラウンドを早くパスした人程沢山貰え最後まで残った人は時間トークンを貰えないようになっており、しゃがみどころも大事）

全員がパスすると思春期は終わり、ここからが本当の人生の始まりです。

毎ラウンド場に１０枚のカードが公開されますが、欲しいカードが難なく貰えるのではなくカード取得条件（パラメータや友人・恋人の有無等）を満たした上で他プレイヤーとの競りで入手する事になります。

目標カードは各自が手持ちする個人目標と、場に１枚公開されている早取りの共通目標があるため、

どのカードを取られたら共通目標を先に達成されてしまうかが分かるので妨害を仕掛けたり、

目標達成時のパラメータ変化を利用して更に別の目標を達成していけるよう達成順を調整したりと意外と考える事が多いです。

人間関係周りのルールは少しややこしい箇所は有りますが全体的には簡単な方で、インスト込みで80分程度とそこそこ満足感も味わえる程よい重さとなっております。

不謹慎なフレーバーでも笑いながらプレイ出来るようなメンツで遊べたら、きっと楽しめると思いますよ。