エンデバーBluebearさんのレビュー

大航海時代をモチーフとした壮大なゲームです。

久々の友人宅ゲーム会に集まったおり、ちょうど５人だったので、これはチャンスと、引っ張り出しました。

５人プレイがベストと聞いていたので。

結果は…
大好評でした！

欧州列強の植民地争い、と聞くと
世界史に馴染みが無い人にはピンと来ないテーマなんでしょうが、
今回はたまたま詳しい友人もおり、雑学なども交えながら知的にプレイ（笑）。

最近、ノリと勢いの単純ゲームばかりやってたので、久々のヘビーなコンポーネントにわくわく！

最初は、「難しそう…」と言っていた友人たちも、何となく２ラウンドを過ぎる頃にはコツを理解。

慣れればサクサク進みます。

基本的にはボード上の世界各地の植民地に散らばった、各種のトークンを争って確保していくスタイルです。

これが90個以上あって、セットアップはランダムなので毎回戦略が微妙に異なる仕掛けです。（おかげでセットアップはちょっと面倒だけど…）

これらを集めて、自国の『産業』『文化』『財力』『政治』の4つのパラメータを上げていくのです。

例えば『産業』のパラメータを上げると、場から取れる『建物タイル』のレベルが上がるので、より効果の強いアクションを選択できたり、

他にも、『文化』のパラメータを上げていけば、自分の色のディスク（国力マーカー）がどんどん増えます。このマーカーがワーカーの役目をして、建物の起動や占領などのアクションをします。

こんな感じで、何をしてもプラスの効果になるのですが、うまく噛み合わせないと効率よく発展できません。

ここのせめぎ合いになるのですねー。

基本的にやる事はシンプルなのですが、考えどころはあまりにたくさん！勝ち筋も、一筋縄ではいきません。

建造物は何を選ぶのか？

進出する海域はどこにするのか？

植民地の占領はどこから手をつけるか？

国力は、何を優先して伸ばすのか？

全員がうめきながら必死で考えます。

極め付きは、国力がたまってくると、できるアクションがガンガン増えて、何ともダイナミックな展開になる事です！

前半のおとなしい展開が嘘のように、激しいせめぎ合いの応酬になるのです！

この拡大感がたまらない！

本日、２連戦しましたが、まだやり足りない。
全員が、またの再戦を約束してのお開きとなりました。

これはオススメです。
ぜひ５人でどうぞ。

追伸

先日またまた友人とこのゲームを稼働。やっぱり面白い！

7ラウンドでしっかり終わるので収束性も高く、プレイアビリティも良いので、見た目ほどヘビーではありません。

やはり架空の国や星をを支配した、というよりも、実在の世界地図を使って歴史ある支配関係を争う方が、臨調感がすごいと思いました。