コーラル・アイランドCoral Islands

このゲームには、リバーシブルのボードが入っていて、サンゴ礁の再生がテーマの｢コーラル｣と、海面上昇から島を保護する｢アイランド｣という2つのゲームが楽しめます。

｢コーラル｣
4人プレイなら12個の、それ以下なら16個の1色のダイスを持ちます。
そのうちの2個のダイスを振り、ボードに配置していきます。ボード上に直接配置するなら自由に置けますが、配置済みのダイスの上に積み重ねたいなら、下のダイスより大きな出目でなくてはなりません。
配置が終わったら、場に7種類出ているコーラルカードと見比べ、今配置したばかりのダイスを含むものと並べ方が一致しているか確認します。一致しているなら、そのコーラルカードを獲得します。このカードの数字が勝利点になります。一致していないなら、代わりに魚トークンを1枚受け取ります。これを消費するたびに、出目を±1できるようになります。
これを繰り返し、全員の手持ちのダイスがなくなったらゲーム終了となり、獲得したコーラルカードの勝利点の合計が多い人が勝利します。

｢アイランド｣
｢1｣の出目を真上にしたダイスが並んだボードが舞台になります。
手番になったら山札からアイランドカードを3枚を引き、それを場の自然学者、海洋学者などの3人のスペシャリストの上に1枚ずつ並べます。
それから、1人のスペシャリストを選び、そこのカードをすべて手札にします。そこから、1枚だけ獲得し、残りは捨て札とします。選んだカードと同じ色のダイスを＋1して、引いたカードの枚数だけ動かします。（移動が終わった後のダイスは、下のダイスより出目が大きい場所でなくてはなりません）望むなら、この時に選んだスペシャリストの特殊能力（複数のダイスを同時に動かすなど）を使用する事もできます。
それを繰り返し、アイランドカードの山札が尽きたらゲーム終了です。各色のカードごとに判定し、獲得したカードに描かれている星マークの数字の合計が多い人から、その色のダイスを獲得していきます。ダイスの数の多い人が勝利します。

クリスタル状のダイスが76個も入っているボドゲですが、ダイスを振るよりも、下の出目と見比べながら積むのが重視されていると思います。｢コーラル｣は、自分のダイスと相手のダイスの配置が大切なパズル的なゲームになっています。一方で、｢アイランド｣は、自分の推しのダイスを積み重ねる戦略的なゲームになっています。海面上昇から島を保護するために、島の上に島を重ねるという世界観は面白いです。リバーシブルボードを使って2つのゲームを一本化する事で、たくさんのダイスを効率的に活用しているのも良いですね。