ブロックス大吉さんさんのレビュー

★Ｇｏｏｄ！

３人と４人でプレイしましたが、３人は空いた１人分を３人で操作しないといけないのが面倒で、ほぼ４人専用ゲームだと思います。２人プレイはしていません。

なかなか考えないと勝てないゲームで運の要素はありませんが、４人の思惑がぶつかり合うので、それがいい具合にランダム要因になっています。

たぶん皆同じ事を考えると思うんですが、最初にプレイした時は自分だけの陣地を囲って他のプレーヤーに邪魔されない自分だけのエリアを作りました。

結果、いくら広いエリアを囲ったとしても置けるピースの数は思ったり少ない！そして、他のプレイヤーにいとも簡単に自分の陣地に入ってこられます。無意味！

次に、相手の邪魔をする。相手の邪魔をしたところで結局別の迂回ルートが無数にありますので、あまり効果的ではない。自分の一手も無駄になりますし。それよりも恐ろしいのは、目には目を…

ごめん、ここしか置くとこないねん！と言いながら、さりげなく相手の邪魔をしながら自分に取っても有効な位置に置くというのはあります。邪魔目的は危険な一手。

自分だけでなく他のプレーヤーも同じような動きをしていたので、人間の性と言うか一番はじめにそういう事を思いつくんでしょうね！

何回かプレイすると、少し成長しました。

狭い所で固めて置くよりも、広い盤面全体を使って縦横無尽に広がる必要性に気付きます。とりあえず真ん中付近を目指して、そこから蜘蛛の糸を張り巡らせるように色んな方向に枝を伸ばしていく。

枝をの数が多ければ、一つのルートが途絶えても他のルートがあります。選択肢を多く残しておくと言う事ですね。

そして、これが最大の気づきでもありましたが、自分だけのサンクチュアリ（聖域）を確保するということ。他のどのプレイヤーも入って来られない場所…

序盤は扱にくい５マスブロックを使っていくことが基本だと思いますが、後半になるにつれて他のプレイヤーとのブロックが隣り合うように配置され、だんだんと置ける所が限られてきます。

このタイミングでサンクチュアリを探します。よく目をこらして見てみると、自分だけしか置けない場所が見つかります。他のプレーヤーの道が途絶えていて自分だけが入れる場所。もしくは、他のプレイヤーの残りブロックをチラッと見て、道は繋がっているけど形が合っていないスペースとか。

例えば４マスの正方形ブロックを持っていたとして、サンクチュアリに置けるならば最後まで残しておきます。手詰まりになったときの最終選択肢として。

そしてサンクチュアリは連続している所もあります。例えば、１マスブロックを使って次に３マスブロック、続けて４マスブロックと道が続いている場合があります。もちろん他のプレーヤーは入り込めませんが、最初の１マスブロックだけ相手と共有する場合もあり、その時はそこに置かれるとアウトなので注意が必要です。

１マスブロックは最後まで温存しますが、場合によってはやや早めに使うこともあります。サンクチュアリを守るために！

ブロックスはルールも簡単でとっつきやすいゲームですが、コツが分からないままプレイしてもなかなか勝てないかも。

それでもあまり飽きの来ないゲームで、たまたま上手く置けた！なんてこともありますし、みんなが集まるお正月に活躍するゲーム！