• 2人~6人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2005年~

古代YYYKKKさんのレビュー

157
名に参考にされています
2017年09月30日 14時18分

古代~アンティ-ケ は、2005年発売の、マック・ゲルツのロンデルシステムを採用した初期の傑作ゲームです。

円グラフのように見える、これがロンデルです。円グラフのパイに当たる部分が、異なるアクション、置いてある円柱がそれぞれプレイヤーのワーカーのようなものです。円柱は、このロンデルの上を時計回りに回り、置かれたところのアクションがプレイヤーに発生します。

このロンデル上には、資源の生産、資源を使用しての建造、研究、徴兵、そして軍隊の移動まで、すべて含まれています。プレイヤーがやることは、このロンデル上で、自分のコマを無料では最大3マス、コインを支払って3マス以上すすませて、そこにかかれたアクションを行うだけです。プレイヤーが手番で出きることはこれだけで、驚くほど簡単です。

ロンデルには、ゲーム内でできるアクションがすべて含まれていると書きましたが、その並び順にも、このゲームでプレイヤーが直面するジレンマが圧縮されて表現されています。

例えば、このゲームでは、金(Gold)、鉄(Eisen)、大理石(Marmor)という3種類の資源が生産されます。しかし、これらの資源を使うアクションは、資源生産マスからちょうど4マス離れています。無料で進めるのは3マスまでなので、例えば鉄を生産して次のターンにすぐ軍隊をつくろうと思っても1コインが必要です。鉄を生産した後に、(鉄を使う)軍隊生産を急ぎすぎると、神殿建築や、金の生産ができません。同様に、大理石をとった後に(大理石を使う)神殿建築を急ぎすぎると、技術発展や鉄の生産が遅れます。

何かに集中すると、別の何かが遅れる。バランスよくやろうとすると、遅くなった分、他のプレイヤーに抜かれてしまう。ロンデルシステムに見事に、このゲームのジレンマが圧縮されています。

このロンデルシステムの上で、プレイヤーは古代文明の支配者となって、自分の文明を発展させることが目的とします。何かを達成する度に、達成カードをもらえます。勝利には、この達成カードを一定枚数集めることが必要です。

達成するべきことがらとしては、

  • 一定数の領地を支配する
  • 一定数の神殿を立てる
  • ある技術の開発を最初に行う
  • 相手の神殿を破壊する
  • 一定数の海域を支配する

といったものがあります。このゲームでは、軍隊どうしの戦闘はありえますが、戦闘の勝利は勝利点の一部でしかありません。


こちらが、技術開発です。軍隊や海軍の移動力があがったり、得られる資源があがったり、都市の防衛力があがったりします。それぞれの技術は、最初に発明しようとすると、コストが高いですが、その代わり達成カードをもらえます。


陸軍ゴマ、海軍ゴマ、神殿ゴマです。木製で重厚感があります


最後に、4人でプレイした感触を。

まず、あっというまにボードは埋まります。しかし、中盤までは、領地を接している同士の小競り合いはあれど、やはりロンデルのジレンマにじりじりしながら、技術開発や神殿建設といった、比較的平和な達成カードがとられていきます。

しかし、このゲーム、達成カードの枚数がうまく調整されていて、平和な達成カードはある程度で底を尽き、勝利するには最終的には互いを攻撃し合うことが必要です。中盤から終盤にかけては一気にプレイヤー同士のぶつかり合いが発生します。

マップも広く、プレイヤーが操作するコマや、要素も多いゲームですが、ロンデルシステムのために、相対的に非常に軽快に、速くプレイできます。非常に良いゲームなのですが、それでもプレイ時間の長いこと、プレイヤー同士の戦いなど若干今の時代に合わない点も散見されます。

なので、2014年に、初期資源を調整して、プレイ時間を短くし、また、中立神殿の破壊でも達成カードが得られるなどを調整した、古代2が発売されています。また、二人用に調整した古代~決戦も発売されています。

まだどちらも未プレイですが、やはりすごくおもしろそうです

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運・確率0
戦略・判断力3
交渉・立ち回り2
心理戦・ブラフ1
攻防・戦闘3
アート・外見0
作品データ
タイトル古代
原題・英題表記Antike
参加人数2人~6人(90分~120分)
対象年齢12歳から
発売時期2005年~
参考価格未登録
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