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  • 2人~4人
  • 20分~30分
  • 8歳~
  • 2019年~
14名
0名
0
約3時間前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

「不思議の国のアリス」のお茶会をテーマにした

切手(VP)を稼ぐ正体隠匿ゲーム。

友人たちと4人でプレイしました。


このゲームでまず目を引くのが、

お茶会のコンポーネント。


写真を見て見て。

イスとテーブルは紙ですが、

皿やティーポットやカップはなんと陶器。

めちゃちっさい陶器。

しかも、ちゃんと模様が入っるし。フタも取れるし。


さてシステムの方なんですが、

アリス、女王、ウサギ、帽子屋の4つのキャラがいまして、

最初に誰がどのキャラかをカードを配って決めます。

当然、誰がどのキャラかは他の人にはわかりません。


で、時計回り順に手番を実行し、

自分の番に出来ることは

3つのアクションから1つだけ。


アクションの1つは「テーブルに食器を1つ置く」です。

皿、ティーポット、カップなどの陶器の食器1つを手に取り

実際に紙のテーブル上に配置します。


テーブルの各辺には椅子があって、

4つの席が決まっており、

食器を置く時は、どの席に置いたかを明確にします。


食器は、その種類に応じて得点があり、

どんどん置いていくと、

得点の高い席とか低い席が決まるってワケです。


他のアクションは「駒を1個、席につかせる」です。

キャラの駒がありまして、

その1つを、好きな椅子の上に乗せるのですが、

もちろん、自分のキャラだろうが他人のキャラだろうが、

どの駒を座らせるかは自由です。


残るアクションは「お手紙を誰かに1枚送る」です。

これは簡単に言えば、

あなたはこのキャラでしょ?と、

正体を当てる行為です。


相手の正体だと思うキャラが描かれたお手紙を

相手に渡すのですが、

受取った者や、その他の周りの者は、なんのキャラを渡されたか

見ることはできません。


ちなみに他の者より早く特定した方がお得です。

(理由はのちほど)


ところで、このお茶会はいつ終わるのかと言いますと、

4つの椅子にキャラが座らせられたら終了です。

なので、極端な話、

テーブルに何もないまま終わることもありえます。


そこまではないにしろ、

お茶会は早く終わることもあれば、

テーブルに食器すべてが置かれるまで長びく事もあり、

プレイヤー達の思わく次第とゆーことです。


お茶会が終われば、

まず、各プレイヤーは自分の正体をあかし、

当てた者がいるかどうか確認します。


このゲームは獲得した切手のVPで勝敗を決めるのですが、

誰かに当てられると、自分の2VPの切手を、

当てた者に渡すことになります。


だたし、もし複数の者に当てられると、

予想が早い者から順にVPを配ることになり、

場合によっては、渡すための切手が途中でなくなり、

2番目以降に当てた者がVPをもらえない事態が発生します。

(このため、早く予想した方がよいのです)


正体当ての処理後は、

今度はテーブルについたキャラの順位を競います。

各キャラの座った席の食器で、

それぞれのキャラの得点がきまり、

それを比べて、1位から3位までの順位を決定します。


そのキャラの担当者は1位から順に、

プレイヤー数に応じた切手のVPを受取ります。

(例えば、今回の4人プレイなら、

1位は5VP、2位は3VP、3位は1VP)


ただ、この時、順位が同じ(つまりテーブルの得点が同じ)場合は

いわゆるバッティングとなり、高得点でも順位から脱落します。


ここでの注意点は席順でもらえるVPは

正体当てのVPを配った後になるってことです。


なので正体をみんなに当てられ素寒貧になっても

席順で1位をとれば、しっかり5VPがもらえます。


VPの配布が終われば、次のお茶会の準備です。

また全員、新たに、どれかのキャラ担当になり、

スタートプレイヤーを左隣に移して、お茶会を始めます。


ちなみに4人プレイの場合はお茶会を4回行ったら

ゲーム終了です。切手のVPが一番多い者が優勝。


ルールはこんなもんかな。


ぶっちゃけゲームシステムだけで言えば、

ありがちな正体隠匿ゲームって印象で、

そこまで新鮮さは感じなかったのですが、


正体当てがお手紙だったり、VPが切手だったり、

なによりやっぱ、ミニなお茶会コンポーネントの実在感が

アリスの世界観をしっかり再現してて、

プレイ中は、ちょっとメルヘンチックな雰囲気。


特に、実際にミニチュアをテーブルに並べる

お茶会の準備の行為ソノモノが、

ルールの中に組み込まれていて、

その置き方で、順位を競うとゆうシステムが、

ミニチュアを並べる楽しさとゲームの楽しさを

ミックスしたよーな感じで、

ディスプレイ界隈の人はササルんじゃないでしょうか。


ゲーム中の会話も、なんかオママゴトなノリで

「このアリスの席にティーポット置くで」

「じゃー、アリスがお茶入れ係とゆーことで、

ついでにシュガーポットも置きますか」とか

「おいおい、その席、カップだらけやん」

「紅茶がぶ飲みできる席やな」とか


でも、そんなトークでノホホンとしてると、

「はいコレ」「はいコレ」と、

急にお手紙たくさんいただいて

「うわー、こんなにお手紙ありがとう」

とひきつった笑顔で

(あれ、今の態度で正体バレた!?)

と内心ヒヤヒヤ。


ちなみに、この日本語版には

ハンプティダンプティとチェシャ猫の駒もついてて

アリスなどの他の駒と交換して使用できるようになってました。


そこまで白熱はしなかったのですが、

普通に楽しめたし、

アリス好きでミニチュア好きなら

きっと楽しい時間を過ごせる

そんなゲームでした。

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