マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~4人
  • 20分~30分
  • 8歳~
  • 2008年~

お先に失礼しま~す!レモネードさんのレビュー

111名
0名
0
約1ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

遊ぶボードゲームを選ぶのに、たまに、

ジョーコデルモンド氏のサイトを参考にしているのですが、

そこで、このゲームの評価が高かったので、

友人たちと4人でプレイしました。


会社の業務を押し付けあうゲームです。

もとは「皿洗いゲーム」ってやつで、

それをリメイクしたのがこのゲームらしいです。


先に結論書くと、めちゃ面白かったです。

なので、ボドゲーマさんでも、

さぞかしレビューが盛況やろって思って見たら、

レビュー、さかな!いやすくな!

そこまで人気のゲームじゃないんかな?


でもちょっとわかるかも。

デザインのイラストがなんかCG的で味気ないし、

テーマもサラリーマンの仕事とかバズらなさそう。

しょーじき、僕自身、ルールを読んだ時点では

楽しめる部分や、プレイ感は想像できるんやけど、

そこまで夢中になれそーにないイメージでした。


でも実際にプレイしてみたら、

みんなが大絶賛やったし、

想像よりもかなり楽しめました。


プレイ感とか想像通りやねんけど、

例えていうなら、ラーメンを見て味は想像できて、

実際に食べたら想像通りの美味しさなんやけど、

やっぱ実体験の刺激の迫力には負けるとゆーか、

ごめん、うまく言語化できひん。


とにかく、1ゲームは、

ババ抜きくらいの長さやねんけど、

あまりにも面白いので、

結構、連続で遊んでしまいました。


ルールはちょー超簡単。

社長、専務、部長、係長、先輩、派遣の6つのタイルを

各自が受け取り自分の前に並べます。


各タイルの裏には、コピー、伝票整理、棚卸し、電話番の

4つの仕事のどれかが書かれていて、

タイルはみんなに配る前に混ぜ混ぜされており、

どのタイルに何が書かれているかは誰も知らない状態です。


つまり社長のタイルが4枚あるんだけと、

裏の仕事面は4つの仕事のどれか1つになっていて、

オレの社長とオマエの社長では仕事が異なっていて、

自分のタイルに何が書かれてるかは、

ゲームスタートの時点では、本人もわからへんってことです。


自分の番にやることは2つに1つ。

自分のどれかのタイル1枚を裏の仕事面にするか、

仕事面のタイル1枚を同じ種類の仕事面、

もしくは同じ役職の仕事面のタイルの上に重ねるのどちらか。


重ねるのは自分のタイルでも他人のタイルでもよくて、

重ねられたら、それ以降ゲーム中は、

そのタイルの塊は、一番上のタイル1個分として扱われ、

その塊ごと他のタイルの上に重ねたりできます。


そして、もう誰もタイルを仕事面にしたり、

重ねたりできないよーになればゲーム終了。

で、自分の前の総タイル数が最も少ない者が優勝です。

(もちろん重ねたタイルもバラバラに1枚ずつカウント)


もし途中で自分の前から全てのタイルがなくなれば、

それでもゲーム終了で、

そん時はその者のパーフェクト勝利です。


この時のみ、みんなに、

オレ完全優勝ってのをマウントするため、

「お先に失礼しま〜す」と宣言します。

いっちゃん気持ちがいい勝ち方です。

ルールはこんだけ。


要は、同じ仕事又は同じキャラにタイルを重ねていき、

なるべく自分のタイルをなくそうってゲームです。


1周目は誰も仕事面のタイルがないので、

必ず全員どれかのタイル1つを

仕事面にするとこから始まります。


しかしその後は、さらにタイルを裏返すのか、

すでに仕事面にしたタイルをどこかに重ねるのか、

選択肢が増えていきます。


心情的には、いったん全てのタイルを仕事面にしてから、

重ねていきたい気持ちにもなるのですが、

それをした方が勝てるのか、

もしくは重ねるを優先したほうが勝てるのか、

どちらのパターンでも勝つことがあるので、

こーしたほうがってゆう必勝法はないと思います。


他人のアクション次第で状況はいくらでも変化するし、

めくれたタイルの仕事の種類にもよるので、

その時点の状況を鑑みて

臨機応変に対応していくことになります。

簡単なルールなんだけど、

「物事、そんな単純にはいかへん」なのです。


だからゲーム中どのタイルを表面にするか、

あるいは、このタイルをあいつの上に重ねるか、

または自分のタイルに重ねるか、

めちゃめちゃジレンマで悩むし、


ジレンマで悩むけど、

どれが正解なのか途中経過ではわかりにくく、

たとえ誰かにドンドン重ねらて、

自分のまえにタイルのタワーができても、

展開次第で、まるごと誰かに乗せたりもあるので、

攻撃をうけたとか、やられたーって気分にはなりません。


いや、むしろ、

これが後で勝利への伏線になるかもしれないと、

ウェルカムに受け入れてしまいます。


なので、周りのタイルに何があるか、

それでどんな出来事が起こる可能性があるか、

常に状況の先の先をパズル的に読み解き、

自分の番に何の一手を打つか、

それを考えるのがポイントであり、

その様が、なんとなく将棋っぽくも思えます。


あと、自分を含めみんなのタイルが、

どんな種類の仕事か最初はわからないので、

前半は運の要素が大きく感じるのですが、


ゲームが進行するにつれて、

仕事面でなくても、他がめくれていくと、

それがどんな仕事なのかは明白になっていくので、

運の要素は徐々に小さくなり、

変わりにパズル感が増していきます。


でも結局のところ、最終局面に行き着く過程は、

最初からの皆の選択の積み重ねの結果であり、

そんな風に考えると、

ゲーム全体が1つの物語にも思えてきます。

あそこでアレをしたからこんな事態に、みたいな。


さて、後半になるにつれ、

脳みそのフル回転率が上昇していく感じですが、

一部の者は、ある瞬間から、

どーすれば勝てるか、

もしくはどーやっても勝てないってのに、

気づく時があります。


僕らのゲームでも、

「あ、これはこの手しか打てへんわ」とか、

「うん、そーするしかないよね」とか、

あるいは、先の確定した展開に

まだ気づかない人をニヤニヤ眺めるとか。


ただ、頭の良い人でも必ず勝つってことではなく、

あくまで早く気づく人が、

少し有利って部分のゲームバランスが絶妙で、

バカなオレでも、勝つチャンスがあり

だから、夢中になって何回も遊んでしまうのかも。


ちなみに「お先に失礼しま~す」の勝ち方をすれば、

脳汁出まくるので、みんなそこを目指すのですが、

うちらのゲームでは5回やって1回ある程度。


そして、それを成しえた友人の

「お先に失礼しま~す」を言った時の顔は、

「わたしは神だあああ!」みたいな顔でした。

僕は結局できませんでしたが。


とゆうことで、

見た目的にもルールも準備もお手軽風ですが、

体感した者しかわからない濃密な時間を味わえ、

何回も遊んでしまう良くできたゲームでした。

特に4人プレイがオススメでーす。

この投稿に0名がナイス!しました
ナイス!
レモネード
レモネード
シェアする
  • 43興味あり
  • 424経験あり
  • 32お気に入り
  • 226持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

レモネードさんの投稿

会員の新しい投稿