ツォルキン：部族と予言（拡張）わっほーさんのレビュー

完全版待ってます

【特徴】

その名の通り、プレイヤーに非対称性をもたらす部族と時代ごとに取るべきアクションの指針となる予言、そして5人プレイが可能になります。

予言は純粋にゲーム性が上がるので入れる一択だと思います。

5人プレイもダミーワーカーとして導入することでより難易度の高いゲーム体験が可能です。

部族はもちろん楽しいですが、ちょっと癖ありです。

【良い点】

部族はリプレイ性を大幅に上げてくれます。かなり部族ごとに能力差があり、使ってみたい部族はすぐ見つかるでしょう。その部族にあった戦術を見つけたり、他の要素とシナジーが見つかったりすると楽しいです。

予言は迷わず入れてしまっていいと思います。自分の戦術とマッチした時にしっかりと勝利点に作用してくれる上、バランスも良いです。

【惜しい点】

主に部族に関してです。

まずランダムに配られた2部族から選択するというのが公式ルールなのですが、これが良くない。とにかく運要素が大きすぎます。部族ごとのパワーバランスもよくなく、予言とシナジーがあったりもするのである程度平等に選べるべきです。全体のプレイヤー数+1とか+2の部族をプールし、後手番から順に選んでいくというのがよく用いられているヴァリアントルールになります。このルールなら問題なく楽しめます。

次に部族バランスの悪さ、どうにもならないようなのが何体かいます。そして能力がピーキーすぎるが故にやることが決まってしまう部族も存在します。まぁゲームシステム的に13部族は欲張りすぎたんでしょう。そこそこ時間がかかるゲームなのでハズレ部族になってしまうと辛いですね。