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  • 1人~8人
  • 30分~50分
  • 8歳~
  • 2015年~

新里見八犬伝 - Eight Epics -くじらさんさんのレビュー

22名
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約1時間前
【システム・テーマ】
 カナイ・セイジ氏のEight Epics(未プレイ)を元にした公認のフォロワーゲー(らしい)。1983年の映画『新・里見八犬伝』がテーマで、確かにそういう世界観ではあるが、カードに描かれてるのはアニメ調のキャラである(薬師○ひろ子や真田△之に似てるわけではない)。映画を観ている人が対象らしく、対象年齢が37歳以上となっている(元ゲームは10歳以上)。2015年のゲームなので、2026年現在、対象年齢は48歳以上になのかもしれない(そもそも2015年に37歳の人がこの映画を映画館で見た時の年齢は5歳)。
 システムはステージクリア型の協力ダイスゲーという体をとっているが、多人数プレイだと手番順が固定されるため、協力できる範囲が大幅に減少(難易度は大幅に上昇)する。少人数用、もしくはソロ用のダイスを利用したパズルゲーが本体かもしれない。悪霊7キャラからステージボスがランダムに5キャラ選ばれ、ステージは全5ステージ。最終ステージは中ボス(悪霊)とラスボス(黄播霊)との連続戦闘になる(キツい)。悪霊(ステージボス)が指定する3~5個の解決条件(ダイス目)を振り直しと、各キャラのスキル、姫の霊力(そして運)でクリアしていく。

※元ゲーム(Eight Epics)との違い(Eight Epics自体は未プレイのため、レビュー、リプレイ等を参考に比較してるので間違っている可能性もあり)

 大きな変更は「軍勢カード」と「姫カードと霊力ダイス」と「完全調伏」。他にも災厄(悪霊)カードの解決条件の調整や、ラスボスの固定化があるが、トータル的に難易度は下がり、加えてテーマ(映画)に沿った仕上がりになっている。より良いエンディングを求めて多くのVP獲得を目指すことで難易度調整してるのかもしれない。

○軍勢カード
 犬士のLP(ライフポイント)を削ったり、スキル使用を制限したり、解決条件を1つ追加したりするボスのお供。ボスとともに登場する。難易度はあがるが、軍勢を残したままボスを倒すと追加でVPが得られる。高得点を目指さないなら最初に「自分が選んだ犬士」で陽動(パス)することで無効化(除去)できる。

○姫カードと霊力ダイス
 使い切りのお助けダイス。1~6の固定目のダイスを各1回ずつ使うことができる。ダイスを増やすことがどのボス(条件)にも有用というわけではないが、ここぞという場面で頼りになる。ラスボスを倒すのに姫の霊力が最低1つ必要というのは、テーマに合いすぎていて良き(そもそもいくらか残ってないと最終ステージクリアは困難)。

○完全調伏(による追加スキル獲得)
 悪霊を倒す際に、最後の解決条件とともに調伏条件も同時に満たすことで倒した犬士は追加スキルを得る。必ず達成できるわけではないし、獲得する犬士を調整するのも(ソロなら狙いやすいが)難しい。悪霊の出現順番はランダムだし、追加スキルがめちゃくちゃ強いわけでもないので 、余分なLPを払ってまで無理に狙うものでもない。 ボスに合わせて有効活用できたらエアーマンも倒せるはず。


【プレイ感】
 ソロプレイの感想にはなるが、想像より楽しくプレイできた(ソロプレイだからこそ楽しくプレイできた可能性あり)。
 8人までプレイできるゲームだが、8人プレイは戦闘の順番を基本変えられないため、使いたい場面(条件)とキャラを合わせることができず、協力しようがないので難易度激高と思われる(スキルを使えば多少変えられる)。そもそも八犬士(このゲームをするプレイヤー8人)揃えるのが無理説もある。

 親プレイヤーの「自分選んだ犬士」だけが軍勢カードを陽動できるという制約があるため、ソロプレイだと必ず自キャラが誘導に回る。基本的に共通キャラを自由な順番で相手に合わせて使えるソロプレイが一番楽なんだろうとは思う。ダイスゲーなので運に左右されるのは間違いないが、キャラクターを切り替えることでダイスを3個だけ振り直せる(3個中1個以上ホールドすればさらに振り直せる)仕様のため、タイミング良くSwitchコンボさせてダイスを揃えていくパズルゲーの側面の方を強く感じた。
 何度か遊んでみたが、一人ならそこそこやれそうな感じはする。最終戦の連戦がめちゃくちゃ辛いのでそこまでにどれだけ温存できるかが重要。LP節約のため出し惜しみしてると途中であっさりやられたりするので、バランスはとれてるのかもしれない。

 数回のプレイでダイスに恵まれクリアには持って行けたが20VPが限度だった。ベストエンディング(30VP以上)にはほど遠い。黄播霊への最後の一撃は、他犬士のスキルを使える親兵衛と姫で押し切る形になりがちだが、流石に主人公コンビといったところか。


【コンポーネント・デザイン】
 小箱に木製ダイスが16個(無地10+青6)、八犬士のライフカウンター(木製 青)8個、各キャラクター(八犬士、姫、悪霊)カードはユニークなイラスト付きでクオリティも高い(軍勢カードは同じイラスト)。カードの文章は日英併記だが、解決条件のみ(スペースの関係だろうが)英語単体表記。簡単な英語だし、ルールの方でもフォローされてる。英語圏で『新・里見八犬伝』はニッチすぎる気もするが、プレイした人いるんだろうか。
 霊力(青)ダイスが    ダイスになっている(姫カードもついてる)のは良き。確かにスキルで霊力ダイスの目も変えれるからダイスである必要性はあるが、ここにコストかけたのはすごいね。小箱なのに内容物がぎっしりすぎて、カードをスリーブに入れる前から箱が閉まりきらないのが唯一の欠点。


【総評】
 私自身は思い出補正込みだから高評価。想い出補正なければソロ、少人数用の良ゲー、多人数プレイは前述のとおり、協力はままならないし、運要素があがってきついし、ダウンタイムも待ち時間も長くなりそうなのでオススメしない。映画を知ってる方が楽しめるのは間違いない。普通に各種動画配信サービスでみれるのでそのあたりは大丈夫だが、ゲームを持ってる人を見つけるorゲームを購入してプレイするのは難しいかもしれない。
 実は南総里見八犬伝は読んだことがないのだが、新・里見八犬伝のほうは、子どもの頃、従姉妹の家ではじめてビデオというものをみて衝撃を受けた3本の映画のうちの一つなので多少なりとも思い入れがある。内容自体は当時の自分(子ども)の理解力では、敵なのか味方なのかよくわからないキャラ多くて話がよくわからなかった。
印象に残ってるシーンは、ムカデと大蛇、すごい速さで木を登る主人公、あと入浴のところだが…数十年ぶりに観なおしてみようかな。


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