パンツァーブリッツpapasさんの戦略やコツ

　1974年にアバロンヒル社（TAHGC）は、ルールブックの「残骸」セクションのパラグラフFが、「スタック」セクションのパラグラフDよりも優先されることを決定しました。

　しかし、この決定はゲームにおいてドイツ軍に大きな優位性を与えることが判明しました。ドイツ軍は3ユニットのスタックを保持しているため、2つのロシアの残骸があるヘックスを自由に移動できましたが、ロシア軍はドイツの残骸が2つあるヘックスを移動できませんでした。

　これにより、ドイツ軍は装甲ユニットを1ヘックスに2ユニット配置して移動する非現実的な戦術を採用しました。これにより、破壊された場合、ロシア軍が通過できない障壁を形成し、目標ヘックスではロシア軍がそれらを奪取できなくなるという状況が生じました。

　この問題について多くの手紙がアバロンヒル社に寄せられ、1976年に『パンツァーブリッツ ゲーマーガイド』でルールが変更されました。パラグラフDを優先し、事実上パラグラフFを無効にしました。

「残骸」セクションF— ユニットは、敵または味方の残骸を含むヘックスに入ることができますが、スタック制限を超えない場合に限ります。

「スタック」セクションD— スタック制限は移動中は適用されません。移動前と移動後のみ適用されます（道路移動ルールによる例外を除く）。