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  • 2人~5人
  • 30分前後
  • 14歳~
  • 2015年~

パンデミック:接触感染Bluebearさんのレビュー

380名
0名
0
7年以上前

このゲーム、設定の段階ですでにツボでした。
有名な協力型ボードゲーム『パンデミック』は、確かに歴史的な大傑作ですが、
この協力型ってところが、僕らには逆に物足りない部分でもありました。

そこに出ました!
完全対戦型パンデミック!

しかも今度は、全員が新型ウィルスとなり、100万人単位で感染者を増やし、自己変異でパワーアップし、世界の主要都市を壊滅させていきます。(病原体コマを1個置くと、これが100万人の感染を表しているというもの凄さ!)

そう、とても不謹慎なゲームなのです。

ルールも簡単。
自己出番にできるのは3種類から任意の2アクション。

潜伏…カードを引いて手札を増やす。
感染…各都市にウィルスコマを配置。
変異…自己の能力強化。

これだけ。
ですが、この組み合わせをよく考えて、他のウィルスを出し抜いていかないと勝てません。

病原菌の能力は3つあって、これが上昇すると…
潜伏…カードを引く枚数が増える
感染力…1都市に1回に置ける病原体コマの数が増える。
抵抗力…イベントやWHOの介入から自分の変異能力を守ることのできるレベルが上がる。

時々イベントやらWHOカードが介入して来て、治療や拡散防止などの邪魔をしてくるので、単に各都市に広がればいいわけではなく、これらに対しても対抗措置を講じる必要があるのです。

この辺は、オリジナルのパンデミックをやり込んだ人は、苦笑いするしか無いですよね。

↑このように各都市のカードが中央に置かれ、右上の数字以上のウィルスコマが置かれると、何とその都市は《壊滅》してしまいます!(1コマで100万人の感染なので、パリなら400万人、東京なら1000万人の感染で壊滅するわけですね。)

都市が壊滅したら、最大多数を占めた順に1位と2位が点数をもらいます。上記の東京なら1位が6点、2位が4点をもらいます。同点なら先に感染したウィルス(配置列上位)がもらいます。(感染者1000万人のうち、それぞれのウィルスの症状で600万人と400万人が発症死亡したわけですね。非常に不謹慎、笑)

さらにトドメを指したウィルスは、その都市カードを受け取り、カード下にある「特殊効果」を発動する権利を受け取ります。
「もう1アクションを追加でできる」とか
「WHOの効果を1回だけ無効にできる」とか
なかなか強力なので、これも何とか手に入れたくなります。

ゲーム中は、飛び交う会話がとにかくヤバい(笑)

「うわー、シドニーの感染者が500万人こえたわ。ヤバい、そろそろ壊滅するかも…」
「俺、その前にブエノスアイレスを壊滅させるわ」
「じゃあ私はロサンゼルスを狙いますねー」
「ヤバい、そっちのほうが感染力が強いからなー」
「ううむ、じゃあこっちも今のうちに変異だな」

…といった感じ。


タイトルのような「パンデミック」「エピデミック」は起きませんが、なかなか面白いので、本家『パンデミック』に飽きた方は、ぜひやってみて欲しいです♪
ちょっと視点が変わりますよ。


時間も30〜40分程度。
5人までいけます。

オススメです!
史上最悪のウィルスとなって、人類を滅亡させましょう!

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Bluebear
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