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  • 1人~4人
  • 15分~30分
  • 8歳~
  • 2022年~

ミントレールズじむやさんのレビュー

107名
2名
0
8ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

ミント缶に入った鉄道+株ゲーム。GameCrafter(海外サイト)で購入。プレイヤーは鉄道会社の株主になり、線路敷設で会社の価値を高め、都市に走らせ資金も確保しつつ、株を購入して最終的な勝利条件である配当金を多く集めることを目指します。1人から4人までプレイ可能。ソロは専用ボットとの対戦となります。ソロプレイでのご紹介です。

※日本語版がなく自力和訳のためルールミス・わかりづらい点等あると思いますがご容赦ください。


概 要

会社の資産価値を高め、購入した株の配当を多く集めることが目的のゲームです。全部で4つの会社があり、それぞれ独自の株を発行しています。

株を購入するためには、全プレイヤー共通の4社の線路を都市まで繋いで購入資産を獲得する必要があり、到達した都市で各社別購入資産を獲得し、都市以外に敷設した線路1つごとに会社の価値を増加させます。

なお、線路の材料と株の購入価格はイコールなので、タイミングが悪いと次手番プレイヤーに安価で株を取得されてしまいます。株が購入されると会社に資材が補充される=購入価格が上がります。なので、次プレイヤーの保有資産や各社の都市到達までの必要歩数を見て対応しなければなりません。

終了条件はプレイ人数により変動。4社のうちプレイ人数分の会社の株が全て購入されるとそのラウンドで終了、得点計算を行います。

1社ずつ配当金分配を行い、より獲得数の多いプレイヤーが勝利します。

ソロプレイは専用デッキを使ったボットとの対戦で、2人プレイ準拠で行います。


コンポーネント

コンポーネントは大きいカード、小さいカード、キューブ類の3構成。

大きいカード:マップと個人ボード4人分(裏は共通でボット用)、会社の資産カード、会社の価値カードの4種類。マップは北部・南部4枚ずつあり、毎回ランダムに配置します。


小さいカードとキューブ類:カードは4社の株(4色)とボット専用デッキ。株はプレイ人数によって使用する枚数が変わります。

キューブはクリアグリーンはパラメータ管理、その他4色は株購入価格だったり敷設する線路だったり、最終的には配当金にも使います。

セットアップはこんな感じ。

ランダム配置のマップを作り、ソロ~3人プレイの場合は4社×2枚の計8枚の株をドラフトで2枚ずつ取得し、取得されなかった4枚はゲームから除外されつつ会社の価値が1つずつあがるという仕様。ゲーム中追加購入する株は3枚ずつ配置されます。


ゲームについて(全体)

手番でやれることは①線路敷設②株購入の2つです。

①線路敷設

会社の資産カード上に置かれたキューブを会社又は既配置済の同色から出発し、どこかの都市まで最短距離で配置。到達した都市のボーナス(資金)を獲得し、無地マスに置かれたキューブの数だけ会社の価値を上げます。

また、到達した都市に他の会社のキューブがあれば、その色のキューブを1つサプライから資産カードに追加します。

※パターン1:都市又は既配置済キューブに隣接する都市に敷設する場合。無地マスを通過しないため会社価値は上がりませんが、都市に描かれた資産(株購入に必要)を1つずつ獲得します。

パターン2:黒を新規配置した場合。2マスで都市に到着。無地マス1つを通過したため、会社価値が1つ上がります(価値カード上で1マス上げる)。また、この都市には既に白会社が配置されているため、上限に達していなければ、白キューブ1つを資産カードに追加します。


②株購入

自分のカード上から購入したい株に合致する資産を払い1枚株を購入。株価は資産カード上のキューブの数です。株を1枚取得後、購入した色のキューブを3個、上限5個までサプライから資産カード上に追加します。

例:この状態だと黒1・白2・ピンク2・茶3で購入可能。自分のボードの資金は1・2・3・3だったのでどれでも買えますが、一番安い黒を購入。資産カード上に黒キューブを3つ追加。

都市にある数字は何社配置できるかを示しており、1社しか置けないところもあるので先行して取りに行ったり、会社に隣接する都市なら価値を上げず資金確保ができるのでそこを狙ったり、資金確保と株価調整を上手くやる必要があります。


ソロプレイ

2人プレイ準拠でプレイヤー先行となります。

ボットの手番では専用デッキから1枚引くだけ。数字カードと文章カードがあり、数字カードなら株カード上にあるボット用キューブを数字の数だけ動かして止まった色の会社で処理(買えるなら株購入、無理なら敷設)をします。文章カードなら内容に従います。デッキリセット・資金追加・株購入2枚の4枚です。


得点計算(配当金)

ソロでの終了時はこんな感じです。2人プレイ準拠なので4社中2社の株が全て買われたので終了。

得点計算はちょっと独特で、終了時の会社の価値、プレイヤーごとの資金、株獲得枚数が影響します。

①まず会社の価値分キューブを準備します。

②次に配当金獲得の順番決定です。資金の多い方が先行です。配当金は順番に株保有数ずつ取っていきます。

例:黒は9個のキューブです。プレイヤーは資産4株3枚、ボットは資産2株1枚でした。プレイヤー3→ボット1→プレイヤー3→ボット1→プレイヤー1と分けていきます。

最終的に配当金のキューブが多い方が勝利、同数なら総資産の多い方が勝利となります。

(上では配当が同数だったので資産比較。プレイヤー総資産15、ボットは5なのでプレイヤー勝利)


感 想

ゲーム性:鉄道ゲー<株ゲーでした。会社価値・敷設による購入価格の低下・株購入による価格増のバランス見極めが楽しい。スタート時から全て公開情報なので、いかに相手を出し抜いて漁夫の利ゲットを狙えるか。最初は購入価格を下げず資産獲得できる会社隣接都市狙いがいいと思うし、どの会社が早く株購入できそうか、配置されたマップから初期株選択するところからゲームは始まっています。

相手の資金がないタイミングで敷設→次ターンで安価購入を狙っていきますが、タイミングによっては無料で株ゲットできたりも。あとは勝利条件が「配当金(キューブ)が多い方」なので、価値が低いと割り振られる配当が少なくなるし、資金がないと先に配当を持っていかれてしまう。でもそもそも株をもたないと配当が少ない…と、諸々連動しているので、会社価値上げと株取得だけじゃなくて資金も残しておかないといけない。その塩梅の見極めが難しいし楽しい。

ソロプレイ:デッキから1枚捲るだけで処理も扱いやすい部類で、複数選択肢がある場合の優先順位も示してあります。移動も上下0-3でデッキリセットもあるので読み切れるものではなく、どれが出ても対応できるよう気が抜けない。難易度調整がないのがちょっと残念。


その他気になった点はちょっとしたことですが以下2つ。

コンポーネントの小ささ:ミント缶に収まるサイズの時点で折り込み済ではあるんですが、このゲームはキューブをたくさん配置するので、サイズが小さい分ずれないよう結構気を遣いますね。

言語依存:日本語版がないので。ルール+ボットのカードの一部に言語依存あり。ソロも含めてわかりやすいプレイ動画(英語)があがっているので、それを見ると大体わかります。


ということで、鉄道じゃなく株ゲーではあったものの、ゲーム的には楽しめました。複数人プレイだと運要素はないので、刺さる人には刺さるのではなかろうかと思います。例によって入手性・言語依存の若干の壁はありますが、機会があれば遊んでみてください。

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小松 浩
びーている / btail
じむや
じむや
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