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    キズナアイ継承戦争atcktさんのレビュー

    399名
    1名
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    約5年前

    タイトルやテーマはともかくとして、ゲームを語るなら、「面白くしたジジ抜き」です。強烈な推理要素が足されます。子供と一緒に遊べる良作と思いました。


    ▼ゲームの準備

     ババ抜きって知ってますか? 知ってますよね?

     じゃ、ジジ抜きって知ってますか? ジョーカーを2枚(もしくは0枚)入れたトランプを用紙いて、ランダムに1枚抜いて、ババ抜きをします。抜かれた1枚を持っているプレイヤーが負けです。


     さて、このゲームはジジ抜きをさらに発展させたゲームです。ゲーマーをうならせるには十分なギミックがあると思っています。

     このゲームではキング(写真ではテーマに合わせてクイーンにしてますが、実際なんでもいいです)を4枚抜きます。

     残ったカードでジジ抜きをしますが、ジョーカーは使いません。


     さて、ゲームの目的はジジ抜きです。そして敗者が決まりますが、このゲームの本質はそこではありません。勝者が1人決まります。

     というのは、手札がなくなったプレイヤーはあらかじめ抜いたキングのどれか1枚を引きます。スートを見たうえでどれでも構いません。

     では、なぜ抜くかというと(引っ張るなぁ)、ジジ抜きで最初に抜いたカードの「スート(マーク)」を当てるのがこのゲームの目標です。つまり、最初にスペードの5が抜かれていれば、ゲーム終了時に、「スペードのキング」を選んだプレイヤーが勝者となります。

     ジジ抜きで最後に残っても負けてしまいます。


    ▼プレイの感想

     このジジ抜き、いろいろな点で感心させられます。

     1つはスートを当てるために早く上がってしまうと、情報が少なく、あてずっぽうのレベルが上がります。
     とはいえ、最後まで残ると、ジジのカードを引き取らされてしまい、脱落する危険性もあれば、誰かが先に引きたいスートを取ってしまうこともあります。

     遊んでみるとわかりますが、スートの絞り込みがなかなか難しいです。


     後、ゲーム制作者として、目からうろこだったのが、このゲーム、最初にカードを配られた後、「同じ数字のセットがあっても捨てない」というところです。

     隣からカードを引いて、初めてセットができれば捨てることができます。
     これが思った以上にゲームに影響を与えていて、面白くできています。


     テーマに危険性が帯びているので、それを抜いて遊べるようにしてもかなり面白いと思います。ほら、4つのキャラクター選び放題ですし。

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    おぐりん
    atckt
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