要塞島天瀬涼太さんのレビュー

少し暗い感じのタイトルとジャケ絵。

そんなところに惹かれて購入。

ゲーム内容はタイル配置ゲーム。プレイヤーは要塞島を建設する監督となって囚人や労働者を使って要塞島を築き上げていく、というもの。

要塞という名前から、攻撃的なド派手な内容でもあるのかと思いきや、戦略や思考が物を言う静かなゲームでした。

毎ラウンド毎に手札からカードを選び、カードに記されたアクションを実行。プレイヤー毎に差はなく、限られたアクションをどう使っていくかが大事です。

そして囚人や労働者を雇って壁を建てていき、それがポイントになっていくといったもの。

壁を配置できる箇所には限りがあり、いかに相手を出し抜いて建てたい場所に壁を建てるかが重要なゲーム。そのために相手が狙っている箇所に先回りして壁を建てたりといった妨害も重要になってきます。

今回は2人プレイだったので、相手の邪魔をする、というよりは黙々とお互いに建設に励んだ印象。

それでも静かな対立というか、それぞれが思惑を達成出来るように相手の動きを考えて試行錯誤出来るところはなかなかのやりごたえ。

45分〜90分とあったのですが、2人プレイでも90分くらいかかりました。

派手さはないけど、その分緻密に考えて自分のターンのアクションを選んでいくのは面白いものがあります。

次は4人でもプレイしてみたいと思う。