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  • 1人~5人
  • 110分~140分
  • 12歳~
  • 2020年~

ファイユームハナチャさんのレビュー

123名
2名
0
2ヶ月前
初プレイの為、ルール見落とし中。集落(赤い丸)は隣接して置けません、この後もっと取り返しのつかない事態に!

2人用モードを2対2(私&母vs妹&姪)のチーム戦で初プレイしました。

ファイユームは今では観光地で、開拓されたのは3900年前だそうです。ワニ倒して、建築して、道で繋げるゲーム。

ほとんどのトークンが木製でちょっとしたお値段します。で、箱がデカイ!で、4つ折りのボードを広げるとボードもデカイ!味はあるけど地味目なデザインのボードは巨大であり、普通サイズの木ゴマ(抽象的なデザインもいい感じ)を乗っけると、対比で更に際立ち、作戦司令室みたいな感じ(本当はゲームを進めるとその大きさが必要になる)

ルールブックを読んだ第一感は『分かった(つもりなのだけど)でも、これで本当に面白くなるの?』と。記号的になるまで削ぎ落とされた仕掛けを、構築する為だけの8ページ。

遠方から姪と妹がやって来た為、ここぞとばかりにぶち込みました。敵チームは勝ちにこだわるぜ〜。

はい、開幕。序盤から似たような戦略の鏡打ちみたいな展開。

中盤戦、都市化デッキ対無限調香師コンボの打ち合い。(母は途中離脱です)

『22番品質向上』は任意の資源2個まで好きな資源に変えられる⇨『32番調香師』バラ2個で6勝利点獲得

終盤戦、煮詰まって来るとゲーム性が一瞬で豹変。最終局面、捲られた強カードの効果が読み上げられるたび、驚愕の声。勝利点で先行するチームが犠牲にした部分が、まんまとを逆転の可能性になるんだな(余剰の資金と資源、またはそれを産み出すエンジンが唸る)続いて全てが公開情報に切り替わる。果たして全部読み切れるのか?一体どっちが勝つんだ?場の熱気はウナギ登りに...

ところがなんとここで強カードの『ファラオ』が無制限に連打される事態が発生!

『112番』コスト無し!容赦無し!道路で繋がってる町1個につき2点、集落1点、建設用地の資材1個1点

『おかしい...このカードは強過ぎ、フリーゼ、こんなんじゃない』ってルールブックをパラパラって...あっ!昼食を忘れて没頭していた私達は、さっき読み上げた〝市場に自然災害カードが4枚出揃うと、その後は管理アクションが出来なくなる〟というルールを忘れ、2〜3巡余計に回してしまっていたのでした。オーマイガッ!台無し!なんたる失態!いや勿体ない。どこまで面白くなったか分からないままで終了。

評価。うーん...困った事にここまでで星11個、ルールを全う出来ればこれ以上は確実。

拡大再生産と詰将棋がシームレスに融合してるって言えばイメージしやすいのでしょうか?先の先まで見えている人にはそうでもないのかもしれないけど、そうではない私にはびっくりするほど面白かったです。すぐにも再戦したかったのですが、新幹線の時間が迫っていると、妹と姪は、母を連れて帰って行きました。

後日、ルール間違えが無ければどうなっていたのか一人で回してみたのですが。薔薇が重要になるのは相変わらず、最終盤は〝ファラオ〟対〝宮殿〟の対決に。1点差の決着でした。終盤戦のダウンタイムも実に重厚な時間でして、逆にこれはとても楽しいんじゃないの?

終わり方も良いですよね。切腹の様に自ら災害カードを取って終わる。古代エジプトが砂に埋もれる様に終焉するんです、たまらん。

ここでクイズ、なんでマップがこんな上下に分かれた変な形しているのでしょうか?実際の地形がこうだから成り行き上仕方なく?そんな訳ないべ。

既に配置済みの労働者に隣接しなければ、次の労働者を置けない為、スタPが序盤戦を広い方でやるか?狭い方でやるか?初手を打つその一瞬で戦場を決定出来るんだな。それは非常に興味深いけど、オマケの部分。

正解は...〝橋〟でした。初プレイでは気が付かなかったけど(橋のカードが買われずに流れた)、どのタイミングではじめの〝橋〟が掛かるかは激アツ。拠点同士を初めて道路で繋いだプレイヤーには得点が入ります。上手くやれば、上の道路網✖️下の道路網。つまり上の得点源✖️下の得点源がそのまま勝利点として見込めるのです。加算ではなく、真ん中を流れる川が掛け算の✖️の記号なのです。なんて事を考えるんだ...!!

ソロモードもあるのですが、対人戦が1手番づつ交互に進行していくのに対し、ソロだと使用したカードを回収するまでが一区切りになるので、プレイ感が大分変わってしまいます。急がなくてよくなるので平和なパズルを解いてる感じ。終了フラグを引っ張れば引っ張る程、やりたい事が出来ます。特に『88番パピルス』(捨て札を回収せずに強カードを連打出来る)はプレイヤー数が少ない程強くなるカード、プレイヤー1人と来ればそりゃもうソロモードブレイカー。

パピルスを抜いたとしても、常に手札を6枚、7枚とプレイして大枚はたいて買い戻す(大型コンボ)が超効果的。

初プレイで359点、ファラオの挑戦全7ステージのクリア条件だけは6ステージ分満たしている、あと工房2個建てれたらオールクリアの図

2回目は〝パピルス〟を封印してみて、キャンペーン抜きで344点でした。『緑の国のアリス』ではこんなに勝てない。それどころか、返り討ちに遭って脳がやられます。

ソロモードはまったり極まり。個人的にドミニオンやウイングスパンみたいなアナログの長手数コンボがどうしても苦手なので、これが好きという人がいても全然オカシくはないです。

ソロ目的でやる人は、一人二役で模擬対戦やった方がずっとファイユームです。

文句無しにオススメの一作でした。

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