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  • 1人~4人
  • 45分~90分
  • 10歳~
  • 2018年~

ダイス・ホスピタル鳴屋さんのレビュー

215名
5名
0
1年以上前

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病院運営のゲーム🏥 プレイヤーは自分の病院を持っており、これを改善させながら毎ラウンド搬送される急患を受け入れつつ、入院患者を治療していくというもの。

基本はワーカープレイスメントのシステムとなっており、スタッフ(ワーカー)を病院内の施設(プレイス)に配置して、各施設の効果を発揮します。 改善要素は、スタッフ施設の両方です👨‍⚕️

ラウンド毎に、無償でスタッフか施設のどちらか1つを入手できます☺ 患者を治すメインは施設の効果なので、色々な施設を用意すれば沢山の患者に対処できます。 ただし、施設を使うにはスタッフが必要になるので、バランスが大事ですね。
新たに雇うスタッフはいずれも専門医と言って、付加価値(個別の能力)が備わっており、より効率的な治療をする事が可能なのです。

ゲームの流れはこのような感じ↓
①急患の受け入れ ⇒ドラフトにて
②改善 ⇒スタッフか施設の獲得
③治療 ⇒スタッフを働かせて治療します
④終了処理 ⇒得点や次ラウンドの準備

①では、急患セットのようなものがあり、このセットをドラフト形式で選んでいきます。 重症→軽傷の並びになっており、完治しやすい軽傷者を受け入れたいと思うのですが、重症セットを選ぶメリットが用意されております🚑

それは、②の改善で優先的にスタッフや施設を選ぶ権利です。場に公開されているスタッフor施設から選び取っていくのですが、②の最中では補充されないのです。しかも最後手番のプレイヤーは2択しかないほど選択肢が少ない😱 なので、欲しいモノがあれば積極的に重症患者を受け入れる必要があります🤕

③は未使用のスタッフを空き施設に配置して効果を処理していきます。よってスタッフ&施設は共にラウンド中1回ずつしか使えないため、バランスや具合が悪いと、スタッフ余り、未稼働施設などが出てきます! このフェイズはプレイヤー間で不干渉なため、ゲームに慣れたら各々同時進行でもOK。

最後は④です。 ラウンド中に完治した患者は退院します。 退院した人数によって得点が入りその合計点を競います。もちろんゲーム終了時に高得点だったプレイヤーが優勝🎊
逆に死亡してしまう患者もおり、その分は減点となります💀

患者はダイスで表されます🎲 目の数をライフポイントに見立てており、死亡<1<・・・<6<退院となります。 治療すると目の数が増えていきますが、放置すると悪化していく仕組みです。 また、一度に多くの患者を退院させるほど高得点になるので、チマチマ退院させるよりも、まとめて完治させた方が良いのです・・・が、スタッフや施設が十分にいないと、処置が行き届かなく悪化する患者だらけになり、加えてベッドが満床の場合、受け入れ切らなかった患者の分だけ見捨てなくてはいけません💀😱💀

ゲームの初期状態や、患者の悪化程度を変える事でゲーム全体の難易度を調整できるので、慣れてきたらハイレベルな病院運営にトライしましょう❕


やや不謹慎ですが……いや、かなり不謹慎ですが、患者をどう捌いていくのか?どんな患者を受け入れるのか?や、退院させたいけど、高得点目当てにもうちょっと入院していて欲しいので"6"で留めておくなど、病院側に立った考え方が非常に面白く、良くできたゲームだと思います。

インタラクション要素は、患者と改善の取り合いくらいで、あまりバチバチする場面が少ないタイプですが、完全なソロプレイ感もありません🤭

オススメは3人。 本作のメインは③です。③は同時進行可能なので人数で時間が伸びる事はほとんどありませんが、逆に人数が多い事のメリットも無いので😓
また、悪化度合いは-2で丁度良いと思われます。-1だとマイルドすぎです。


まとめると…

Good👍
患者ダイスは、出目のほかに色も重要な要素となっている。スタッフ施設には、特定色に有利なモノもあるため、自分の病院に合った患者を受け入れたり、患者に合わせて整備していったりなどをしていく。
始めは皆同じ状態からのスタートだが、改善により「うちの病院は重症者に強い」とか「当医院は泌尿器科専門です(笑)」など、プレイヤーごとに特徴が出てくるのが面白い😙

ゲーム中に起こる、満床危機の対応や、いざという時の決断でバタバタする様などは、緊迫状態の病院感があって良い!お医者さんは大変だろうけどね・・・休みないし(苦笑)

試行錯誤するメインフェイズ(③)が同時進行可なので、思いのほかサクサクと進むところも良き🤭

Bad👎
施設効果や専門医効果などは全てアイコンで表記されている。慣れれば読めるのだが、細かな条件などはアイコンからは読み解けない。結局のところ説明書を見ながらのゲームとなってしまう。

スタッフを施設に置いては、患者のダイス目を変える事を繰り返す。順番や治療対象を変更するために、ダイスを元に戻したりガチャガチャいじくる事が多々あるので、間違いないように気を付けましょう🫡

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