ボムバスターズおとんさんのレビュー

星６

ボドゲ500種を所有し、軽〜中量級を中心にプレイするゲーマーの感想です。ボードゲーム会にて、４人で遊びました。2025年7月

【どんなゲーム？】

「ババ抜き」的なムーブで手札のタイルを減らし、誰かの手中に隠れている赤いタイルを特定する事を目指す協力型のボードゲームです。

1人の負けを決めるのが目的ではなく、全員で協力してババの赤いタイル(爆発)を引かないようにします。そのため、他者や自分の行動、残りのタイルからの推理、引き運などが絡み合います。

【感想】

いきなりゲーム外の話になりますが、サードパーティ製と思われるタイルスタンドが超優秀でしたので言及しておきます。

(アルファベットが付いているので遠くからでも場所を指定しやすい。ズレの事故も起きにくい。)

たぶんですが、同梱のタイルスタンドは扱い難くてイライラするのではないかと思います。一方で今回のスタンドは「(離れた場所からの)場所の指定も楽々」、「ピッタリはまってズレない」という本来あるべき機能を持っています。ストレス無く遊ぶには必須なツールだと感じた次第です。

ゲームの中身の方ですが、噂通り面白いですね。協力の連帯感が良く出ます。

ただ、この重さのゲームにしては運要素がやや強過ぎかなと感じました。一発敗北もある中で他に情報もなく、完全に運任せでタイルを引かなければならない時があり、安全圏での紛れは気にならないのですが、一発敗北が賭かった場面だと「こんなところで運任せですか」となります。そういうゲームなので仕方ないのですが、そうならないようにお助けアイテムの使い所を工夫せい、という事でしょうね。

なお、その時は5分の1くらいの確率のところ、見事にハズレを引き当てて爆破したという。

他の方のレビューで「アルゴ」に似ているとのコメントを見かけました。自分はアルゴが好きで、星10の評価を付けているゲームなのですが、そういう人間にとっても、このゲームは良く出来ていると思いました。

アルゴをパーティゲーム化、協力ゲーム化、キャンペーン(ミッション)化したもの、と言っても良いかもしれません。厳密には全然違いますが。

ただ、こちらは開帳のハードルが高そう※なので、シンプルに数字の推理を楽しむならアルゴでも良いように思いました。価格も安いし。

※価格高騰、広めのスペース、そこそこ量があるルール、人数は最低3人は必要かな。

⚫︎良い点

大賞を獲った、めでたい国産ゲーム。

今まであまり見かけなかった数字の推理系の協力ゲーム。連帯感も味わえる。

⚫︎気になる点

価格高騰中。(2025.7現在)

この重さの割に少々運要素が強めか。一発敗北アリ。

タイルスタンドはサードパーティ製のを買った方がストレスなく遊べそう。

⚫︎悪い点

特に無し。