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  • 1人~5人
  • 120分前後
  • 14歳~
  • 2016年~

トラムウェイズatcktさんのレビュー

264名
2名
0
約7年前

作者が「蒸気の時代」が好きだ、というだけあって、やってることは全く違うのに、やや似ているなと感じたゲームです。

基本的に可変のボード上に線路を引き、最初に決まる都市に建物を建て、乗客を運ぶことによって得点やお金を稼ぐゲームです。

非常に分かりにくいため、初プレイで理解して、2回目から遊ぶタイプのゲームです(それくらい作りこまれている、という意味です)


▼ゲームの概要

説明はやや難しいです。そのため、大幅に削った内容で書きます。

最初にボードといった共有エリアと、個人ボードやデッキといった個人エリアを準備します。
個人エリアにはカードが置かれます。これは「デッキ構築」に近く、手札上限7枚になるように毎回引かれます。
ただし、全部で6ラウンドしかないため、デッキ構築ゲーム、と呼ぶにはちょっと言いすぎです。

手札となるカードにはいくつかのアイコンが描かれています。背景による種類はありますが、基本的にどの種類も描いていることは共通のアイコンの内、どれがあるか、いくつあるか、です。

アイコンには「線路を引く」「都市」「施設(アルファベット)」「お金」「ミープルアイコン」が主に描かれています。
カードを使う際、どのアイコンを使うか、というのを選択します。


さて、ゲームは3つのフェイズからなり、合計で6ラウンド行います。

1つ目のフェイズは競りです。
競りですが、ちょっと変わった競りです。
ボードの左にあるトラックを使います。写真上では右のプレイヤーから値付けを行います。最初にパスしたプレイヤーは、このラウンドの最終手番となります。

ただし、この値付け、言った瞬間お金がかかります。
一通り値付け・パスが終わったら2周目になり、同様に行います。もちろん、お金は払います。ですが、この時、以前の値付けが1番であれば、「自動的に」このラウンド、1番手になります。

かなりわかりづらいですが、この競りは正直やってみないと勘所が分かりません。

こうして、決まった順番でアクションカードを取ります。アクションカードはあらかじめ人数分めくられているため、競りの順番がすごく重要になります。これは手札に入ります。ポイントはプラスのカードだけでなく、「他のカードを捨てる」等マイナスのカードもあります。


2つ目のフェイズはアクションです。
1アクションずつ1周り、その後2アクションずつ1周りします。

アクションは3種類あり、「線路を引く・建物を建てる」「線路を、建物をアップグレードする」「乗客を運ぶ」のいずれかです。

このアクションをする際、手札を使います。線路を引く場合は、線路のアイコンのカードを出せばいいのですが、線路を施設から施設につなぐ場合、相手先の「施設を示すカード」も一緒に出す必要があります。ちょっと特殊ですね。

「建物を建てる」場合も同じで、「建物を建てる」アイコンのカードと「施設を示すカード」を出す必要があります。

アップグレードも同じ感じでやります。

「乗客を運ぶ」場合、目的地の施設の色のアイコンのカードを使います。この時、乗客はどれを使っても構いません。線路を使うのも、自分以外の線路を使うことが出来ます。
乗客を移動させると、線路のプレイヤーにお金と得点が入ります。この時、他のプレイヤーの線路を使うと、そのプレイヤーにお金を支払う必要があります。


最後のフェイズはアクションカードの使用です。
こちらはお金をもらったり、ミープルを補充したりします。ミープルは建築するたびに消費されています。



▼プレイの感想

これを6ラウンド繰り返すのですが、「さっぱりわからない。何を言ってるんだ、お前は」というコメントは、まさにその通りだと思いますし、実際遊んでも同じような話になりそうな気はします。

中々に分かりにくい、ミスが起きやすいゲームです。そして上記の3倍ぐらいルールがあります。
ただ、実態だけを言うと、蒸気の時代に近く、2回目のプレイではあれやこれやが見えているため、のびのび遊ぶことが出来ると思います。

基本的に建築発展形ですので、最初についた差、というのはあまり埋まることがありません。
そして、心が折れてくる人もいるだろうな、と感じるゲームではあります。

その分といえば、そのままですが、噛み応えのあるゲームです。あれが出来る、こうできる。こうしたら儲かるけれど、あのプレイヤーの手番を許すわけにはいかないから邪魔が出来るなどなど。

後から見えてくることの多いゲームに仕上がっています。その上で、あの競り方法は本当にいやらしいゲームだな、って感想になるんじゃないかなぁ…



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