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  • 3人~8人
  • 15分前後
  • 8歳~
  • 2023年~

ザッツ・ノット・ア・ハット!グレンさんのレビュー

220名
2名
0
24日前

良作です。シンプルだけと、とても手強いメモリーゲームです!


■感想

我が家で子供達と3人でプレイしました。たった4枚のカードを覚えれば良いだけなのに、私は全く覚えられなくて5回ゲームやって全部ビリでした(笑)

ルールは至ってシンプルで小さなお子さんや普段ボードゲームをやらない方でもプレイ可能です。


■フレイバー

プレゼントを貰ったら、自分も誰かにプレゼントをしましょう。ただし貰ったばかりのプレゼントを渡すのは失礼なので、自分の手元にある何かをプレゼントにしましょう。という感じです。


■ゲームの説明

どんなゲームなのか説明するのは実際のプレイを再現するのが最も分かりやすいと思いましたので、写真と共に疑似的にゲームを再現して説明します。プレイ人数は3人です。

ルール上、相手にカードを渡す時に「〇〇をどうぞ」と言う必要がありますが、それ以外の会話は任意です。では早速説明に入ります。最後に質問をしますのでカードの位置を良く覚えながら読んで下さい。


・まずカードをシャッフルし表向きにして中央に置きます。

・各プレイヤーの前に1枚ずつカードを表向きに配ります。

・私が今回のゲームのスタートプレイヤーです。「この場にいる人以外からの誰かからプレゼントを貰いました。」ということで、私は山札からカードを1枚引き取ります。

・取ったカードは元あったカードの上側に置きます。

・この後、誰かがミスするまで山札のカードは使いません。

・使うのは山札以外の4枚。実際のプレイでは上の写真のように各自の前に置くのですが、説明しやすいように横に並べてしまいます。

・私は「まあ、なんで素敵な歯ブラシなんでしょう。」と言ってカードを受け取った後、元あった自分のカードを裏返しました。

・カードの裏面には矢印が書いてあります。これがこのカードをプレゼントとして渡す方向になります。この場合、左隣のAさんですね。私は「素敵なカメラをどうぞ。」と言ってAさんにカードを渡しました。

・Aさんは「あら、素敵なカメラをありがとう。」と言って、元あったカードの上側に受け取ったカードを置きます。

・私はプレゼントをあげたので、次に誰かからプレゼントをもらう場所を空けるためにカードを下側にずらします。

・あとは基本的にこの一連の流れを繰り返していくだけです。

・Aさんは「私も誰かにプレゼントするかな。」と言って自分の手元にあったカードを裏返して矢印の方向のプレイヤーに「素敵なクマのぬいぐるみをどうぞ。」と言って右隣の私にカードを渡しました。

・私は「クマのぬいぐるみ欲しかったんだよねー。ありがとうね。」と言って下側のカードをひっくり返して矢印の方向のBさんに「素敵な歯ブラシをどうぞ!ビックリするくらい歯がピカピカになるんだよね!」と言って渡しました。

・Bさんは「素敵な歯ブラシをありがとう。」と言って受け取り下側のカードを裏返します。こうして全てのカードが裏返しになりました。さて、この時点でどのカードに何の絵が描いてあったか覚えてますか?ここからがこのゲームの本番です。

・Bさんは下側にあるカードを裏返しにして「素敵なスイカをどうぞ。」と言ってAさんにカードを渡しました。

・Aさんは「あら、ありがとう。それじゃお礼に素敵なカメラを差し上げます。」と言ってBさんにカードを渡しました。

・仮にこの時Bさんは渡されたカードがスイカじゃないと思ったら「それはスイカじゃありません。」と指摘します。指摘が発生したらカードを表にしてどちらが正しいのかを確かめます。

もし『スイカだった』らBさんの指摘ミスということでBさんがカードを手元に引き取ります。もし『スイカじゃなかった』ら逆にAさんの「カメラ」という発言がミスだったということでAさんがカードを手元に引き取ります。

引き取ったカードはミスの回数を表すことになり、誰かが3回ミスをした時点でゲームは終了です。その時点で最もミスが少ない人が勝者となります。

・実際にはBさんは指摘をせずに「ありがとう。」と言ってカードを引き取り「これね、とっても素敵な歯ブラシなのよ大事に使ってね。」と言って下側のカードをAさんに渡しました。

・Aさんは「ありがとう。」とBさんに言って受け取ったあと、私に向かって「この歯ブラシ、前にあなたが持っていたのに似ているわね。どう思う?」と聞いてきました。どうやら私に揺さぶりをかけてきているようです。私が「ああ、確かにそんな感じの歯ブラシ持ってたね。」と言うとAさんは私に「このカメラも前にあなたが持っていたこと似ているんだけど、でもとっても素敵なカメラなの。どうぞ大事に使って下さいね。」と言って下側のカードを渡してきました。

・私は少し考えてニヤっとしたあと「プレゼント開けるの楽しみ!ありがとうね!」と言ってカードを引き取りました。さて、ここで問題です。次に私がBさんに渡す私の下側のカードは何のカードでしょう?

・10行下に答えの画像を置くので良く考えてからスクロールして下さい。

・正解はこうです。分かりましたか?

・この流れを繰り返していきます。誰かがミスをしたら、ミスをした人が一番最初と同じように山札からカードを引き取ります。

・このゲームのキツイところは指摘が発生した時に表を見るのは指摘カードのみなんですよね。それ以外ではゲームが終わるまで一切カードを表にしないんですよ(笑)。

なので1回分からなくなると取り返しがつきません(笑)。分からなくなるとプラスが始まります。例えば「コレはカメラでーす!」とか言ってカードを渡すと他のプレイヤー全員が怪訝な顔をする。あれ?そうだっけ?と。分からないもの同士だと受け取った相手もハッタリで過剰な演技が始まり「もしかして前から欲しかった、一眼レフのやつ?イイよねー。」とかカメラかどうか分かっていないクセに強がって受け取ります。冷静に考えるとリアクションが大きいことと覚えているかは別に関係ないんですけどね。実はクマのぬいぐるみだったりするのです(笑)。分かってるプレイヤーはニヤニヤしながらそのやり取りを眺めます。そんな感じのゲームです。場を混乱させるために違うと分かっているのにあえて指摘ぜずにカードを受け取るのもアリなんですよ。


■上級者向けルール

記憶力に自信がある人向けにセットアップ時に自分の前に置くカードを各自2枚にするルールが載ってました。自信のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?私は速攻で3回ミスしてゲームセットでした。


■良いところ

・シンプルなルールだけど難しくて面白い。

・全員が分からなくなってブラフかけ合いのチキンレースになってもそれはそれで面白い。

・3回のミスはあっと言う間でサクッと終わる。

・何ゲームが続けてやると今回のゲームにいないハズのカードを言っちゃう人がいて笑える。

・子供でも大人に勝てるのでファミリーで楽しめる。


■気になるところ

・メモリーゲームなので記憶が苦手な人は全く勝てない。


■総評

お手軽だけど難易度の高いメモリーゲームです。ブラフも結構大事です。こういったゲームはやはり子供のほうが強いです。本気の大人が負けると子供達は喜びます。

我が家では3ゲームくらい続けて遊ぶと私がドップリ疲れるので、また今度やるかって感じで終わりにします。チョコチョコと遊ぶゲームの定番になりそうです。

ちょっとした時間に誰でもが楽しめる良ゲーです。ガチで遊ぶも良し。パーティーゲームとしても遊ぶも良し。オススメのゲームです。

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