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  • 1人~4人
  • 60分前後
  • 14歳~
  • 2019年~
1164名
4名
0
10ヶ月前

日本語版の名称は『イーオンズ・エンド:新たな時代』です。イーオンズエンドはデッキ構築しながらプレイヤーが協力してネメシスと呼ばれるボスモンスターを討伐するゲームです。非常に人気があって拡張がいくつも出ています。本作は第3弾の独立拡張で本作単体で遊べますし、他の拡張や基本セットと組み合わせても遊べます。

■感想

基本セットと第1弾の独立拡張『終わりなき戦い』はかなりシビアな難易度で高難易度のネメシスには何度やっても勝てず「こんなん無理ゲーやん」と私は諦めてしまいました。第2弾の独立拡張『レガシー』でグッと難易度が下がり、本作では更に難易度が下がりました。

通常難易度で挑戦しましたが「こんなんヌルゲーやん」と何の手応えもなくスルッと全部クリアしまい少し拍子抜けでした。過去作やってるとプレイヤーキャラが強化され過ぎな感じがしますね。

『ガイガー』

本作の初期キャラにして最強キャラの一角を占める男です。呪文をセットする破孔が特殊な破孔で、チャージを貯めて強化するとダメージが+1されます。この効果は蓄積していきます。序盤は2枚の固有カードでチャージを貯めて貯めて、終盤はムキムキになった破孔を絡めて毎手番10点近くのダメージを安定して叩き出す。基本セットなどのキャラと比べると処理を間違えてるのかと思うくらいのレベルで強いです。

■内容紹介

本作はレガシー形式ではないのですが、ストーリーと共にコンポーネントが少しずつ開放されていく形式となっており、プレイヤーキャラ、ネメシス、ゲーム中に使う魔法やアイテムなどのサプライカードが少しずつ増えていきます。

あまり詳細に書くとネタバレになってしまうので、アバウトに書きますが少しでも内容を知ることが嫌な方はこれ以降は読まないことをオススメします。

全部で4体のボスがいて、全部討伐すると全てのコンポーネントが開放されます。開放後に探索行モード、分かりやすく言えばランダムモードとでも言えば良いのでしょうか、ゲームで使用するコンポーネントを決めるためのカード、いわゆるランダマイザが大量に開放され、それを使用してゲームを組み立てます。

これまでのシリーズでランダマイザはサプライのみでしたが、本作はこれまでの拡張に登場した全てのプレイヤーキャラ、ネメシスのランダマイザも含まれており、本作に登場しないプレイヤーキャラやネメシスの分まで開放されます。この中から自分が所有するものを探索行モードのルールに従って所定の枚数をランダムに抜き出し、ボスモンスターとの4連戦を行います。

ネメシスの難易度は再分類されており、レベル1〜4の順で挑戦していきます。クリア時あるいは敗北時にはランダマイザから新たにコンポーネントを加えたりしながら強化し、4戦勝利するとゲームクリアです。

1度倒したネメシスにはそこまで興味が湧かない私のような人間からすると「ちょっと忘れた頃にやってみるか」という程度ですが、シリーズファンにとっては非常に魅力ある要素だと思います。様々なキャラやサプライを駆使して何度でもネメシスと戦えます。

■良かった点

・ゲームシステム

プレイヤーが協力しながらボスモンスターを討伐するデッキ構築ゲームはこれ以外に知りません。あれこれプレイヤー間で作戦を考えながらのプレイ感は唯一無二です。ヌルくなったとは言えやはり面白いです。

・世界観

前作のレガシーからはストーリーに沿ってゲームが展開します。ストーリーがあるとキャラクターのバックグラウンドや性格が伝わってきて愛着が湧いてきます。ストーリーがないと何だか分からないフレーバーになってしまうので、多少の突っ込みどころがありつつもストーリーはやはりあったほうが楽しいです。

■気になった点

・バランス

本作に限らずシリーズを通してですが、プレイヤーキャラやサプライのカードの強弱がハッキリし過ぎていています。種類は豊富なのですが、ボスモンスターに勝てないのではつまらないので、キャラもサプライも強いものばかりが選ばれて半ば固定化してしまいます。弱いキャラやカードを使う理由もないので、私は1度もプレイしたことのないキャラやサプライカードが沢山あります。

かと言って調度良い難易度をプレイヤー側で作り出すのも難しい。。。おそらくそれもあって今回の探索行モード追加に至ったのではないかと思います。「えー、俺ウルギモールでやらなきゃいけないの?」とか「ブラマ婆さんか、キッツいなー。」とか、そう言った感じで勝敗が絶対ではなくてプレイの過程を他の人とワイワイ楽しめる環境がある人に向いてるんじゃないでしょうか。

『ウルギモール』

ちなみに『ウルギモール』について補足しときます。『終わりなき戦い』に収録されているプレイヤーキャラで写真取った後に調べたら、このおじさんではなくて後ろの影がウルギモールなんですね。固有カードで自爆ダメージを受けるなかなかテクニカルでプレイ難易度は高めのキャラです。我が家では『ゲートウィッチ』討伐に抜擢されたものの自爆ダメージからのコンボで瞬殺されて以降、出禁処分を受けてます。上級者向けで味のあるキャラです。

■総評

本作はシリーズファンには間違いなくオススメの拡張です。ただし冒頭に書いたようにストーリーモードは通常難易度だとヌルゲーなので、手応えを求めるなら最初から難化ルールで挑戦してみたほうが良いと思います。

シリーズ初めての方もテーマやシステムに興味があれば、本作からプレイを始めて基本セットや他の拡張セットを買い足していく形が良いのではないかなと思います。

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