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  • 1人~5人
  • 90分前後
  • 14歳~
  • 2024年~

ワイアームスパングレンさんのレビュー

2146名
8名
0
約1年前

08/10点 ウイングスパンよりもプレイがスッキリしていて個人的にはこちらのほうが好みです。


■はじめに

本ゲームについてはボードゲーム系YouTuberのHAL99さんが概要説明動画とメーカー公式の準備&ルール説明の動画を作成されています。どんなゲームが知りたい方はまずはそちらをご覧下さい。動画のリンクを貼っておきます。


■概要説明動画


■ゲーム準備・ルール説明(アークライト公式)

※良い動画だと感じたら積極的に「イイね」をしましょう。


これ以降は私の感想などをツラツラと書いておりますので、よろしければお付き合い下さい。


■箱絵


・初めてネットで箱絵を見た時には口をガバーっと開けてバンザイしとる変なドラゴンがおるなと思ってました💦

・実際に届いた箱絵をよく見ると口だと思っていたのは首周りのフサフサした毛で、なかなか格好良いドラゴンでした💦


■ゲーム名のワイアームスパンってどういう意味?

・ワイアームというのは古語でドラゴンを表す言葉です。ワイアームという言葉はゲームにほとんど出てこなくて説明書などでもドラゴンと呼んでます。

・スパンは翼長とか全長の意味ですね。ウイングスパンは翼の端から端までの長さのことです。ウイングスパンは鳥のカードに翼長が書かれていて、ゲーム中にこれを参照して判定する効果がありました。対してワイアームスパンではドラゴンカードに翼長は書かれておらず何でスパンってゲーム名に入れているのかと思いました。BGGのフォーラムを見ると、どうやらウイングスパンをベースにしたゲームってことが分かるようにしてるだけで、特に深い意味はないようです。

ドラゴンスパンとしなかったのは単にWyrmspanとWingspanで字面も似せたかったんだろうなと思います。どちらの箱絵も青空をバックに羽を広げた生き物が単体で描かれていて似てるっちゃ似てます。


■良いところ

・ドラゴンカードの絵

オールユニークで183枚ある全てのカード絵は異なっています。誰がどう見てもドラゴンって感じのもいるし

東洋の竜っぽいのもいるし

これドラゴンなの?みたいな感じがするものもいるし、様々なタイプのドラゴンがいて面白いです。『ドラゴンに関する記録』という全ドラゴンについて簡単な説明がされた冊子もついてます。

・拡大再生産

このゲームはザックリ言うとこんな感じです。

1.洞窟を掘る!

2.洞窟にドラゴンを呼ぶ!

3.洞窟を探検してドラゴンからリソース入手!

まさに完全洞窟ゲーです😀最初は洞窟にドラゴンがいなくて探検しても得られるリソースは少ないのですが、ドラゴンが増えてくるとドバドバッと探検で得られるリソースが増えていきます。序盤に生産の仕組みを作って終盤にガバっと収穫する拡大再生産なゲームが好きな人には刺さると思います。

・コンポーネント

ストーンマイヤー製のゲームだけあってボード、卵、カード、タイル、チップなど、各コンポーネントがしっかりしていて高級感があります。

ただ、ウイングスパンの時もそうでしたが中途半端にストーンマイヤー製のトレーがついてくるのには苦笑い。ドラゴンカードのトレーはあるけど、洞窟カードはない。なんでや。収納アイテムがあるのはありがたいですが、それならゲーム全体をキッチリ収納出来るものをつけてくれると良いのにな。でもまあ何もないよりは良いのかな。ありがたや、ありがたや。

・攻撃要素がない

他のプレイヤーとのインタラクションは基本的には早取りと目標達成だけです。自分のドラゴンで相手のドラゴンを攻撃するとかそういうのはありません。ホンマにドラゴンなんか?と言いたくなるくらい平和です。攻撃要素が苦手な方も安心して楽しめます。

・バランス

ドラゴン、ラウンドごとの目標、ギルド、どの要素も完全には無視することは出来ない非常に良いバランスで構成されています。どこに重点を置いていくのか非常に悩ましくもあり楽しくもあります。


■ウイングスパン比較して個人的に気にいってるところ

まず先にお断りしておくとウイングスパンも大好きなゲームです。拡張2つとスイッチ版も持っていて何十回もプレイしてます。何を良いと思うか好みは人それそれですのであくまで参考程度に捉えて頂ければと思います。

・「次の自分のターンまでに他のプレイヤーが〇〇のアクションをしたら、✕✕を得られる」という効果のカードがない。

→これ系のカードを出すと他の人のターンに何のアクションが行われたのか常に監視せねばならず、次のターンまでに自分の場をどのように展開していくのかジックリ考えることが出来なくて個人的にはあまり好きではありませんでした。

・餌ダイスがなくなった。

→ウイングスパンは場に出るカードのタイミングと運に加えてダイス運も絡むので、巡り合わせが悪い時は如何ともしがたく嫌な気分になることがあります。良いカードはあるのに必要な餌がなくて、わざわざいらない餌を取りきって餌ダイスをリロールしたんだけど欲しい餌がでなかった時とかは萎えますね。あと、同じ目だけならリロール出来るという条件もついつい見逃しがちで、「あー、さっきリロール出来たじゃん」みたいな見逃しが起こる。これは私のプレイングスキルの問題か。

・カードの参照情報が減った

→ウイングスパンは様々なカード情報を参照する効果があります。カード名、巣の形、餌の種類、翼長、顔の向きなどですね。ガッツリな鳥好きでもない自分にとって参照項目の多さは、ただ面倒なだけに感じます。

・ウイングスパンとの比較まとめ

要は手番にプレイヤーがインプットしなければならない情報が減り、終盤のプレイの煩雑さも軽減されてスッキリしました。それでいて面白さの根幹部分は損なわれていない👍️


■気になるところ

・カード効果が似てる

ウイングスパンもそうですが、ド派手なオンリーワン効果を持つようなカードはなく、ベーシックな作りで似たような効果のバリエーションです。それらをいかに組み合わせてアドリブで盤面を作り上げるかみたいなところが楽しいのですが、そういうのが苦手な人には合わないかもと思います。

本作より新たに導入されたギルドも複数の種類がありますが、これも単なるバリエーションですね。今後の拡張でアッと驚くような追加要素に期待ですかね。ちなみに海外では2025年に拡張第1弾が出る予定です。

・ドラゴンというテーマ

良くも悪くもテーマが架空のドラゴンでそのカード絵に愛着や興味を持つかって言うと、説明冊子はあるものの見知らぬキャラであるのし、そうではないかな。単なるカード番号や識別子くらいに無味乾燥なものに見えてしまうこともあります。鳥だと「へえ、こんな鳥いるんだ。」とか、「これ見たことある。」とか、なるんですけどドラゴンにそういうのはないですね。「へー。」って感じになりがち。


■まとめ

ウイングスパンの鳥を単純にドラゴンに入れ替えただけではなく、しっかりとシステムに手を入れてきています。しかしそれはプレイ感を変えるという方向ではなく、ゲーム中の情報をスッキリ整理させてプレイしやすさを向上させる方向に重きを置いていると感じました。

なので個人的にはウイングスパンよりもオススメです。お値段が少しお高めなので購入を検討されている方はそこも加味して頂ければと思います👍️

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