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  • 1人~5人
  • 90分前後
  • 14歳~
  • 2024年~

ワイアームスパングレンさんのレビュー

24名
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約2時間前

08/10点 ウイングスパンよりもプレイがスッキリしていて個人的にはこちらのほうが好みです。


■はじめに

本ゲームについてはボードゲーム系YouTuberのHAL99さんが概要説明動画とメーカー公式の準備&ルール説明の動画を作成されています。どんなゲームが知りたい方はまずはそちらをご覧下さい。動画のリンクを貼っておきます。


■概要説明動画


■ゲーム準備・ルール説明(アークライト公式)

※良い動画だと感じたら積極的に「イイね」をしましょう。


これ以降は私の感想などをツラツラと書いておりますので、よろしければお付き合い下さい。


■箱絵


・初めてネットで箱絵を見た時には口をガバーっと空けてバンザイしとる変なドラゴンがおるなと思ってました💦

・実際に届いた箱絵をよく見ると口だと思っていたのは首周りのフサフサした毛でした。なかなか格好良いドラゴンですね。


■ゲーム名のワイアームスパンってどういう意味?

・ワイアームというのは古語でドラゴンを表す言葉のようです。ワイアームという言葉はゲームにほとんど出てこなくて説明書などでもこのゲームに登場する生き物をドラゴンと呼んでますね。

・スパンは翼長。翼の端から端までの長さのことです。ウイングスパンでは鳥のカードに翼長が書かれていて、ゲーム中でもこれを参照して判定する効果がいくつかありました。ワイアームスパンではドラゴンカードに翼長は書かれておらず何でスパンってゲーム名に入っているのかと思いましたが、BGGのフォーラムなどを見るとどうやらウイングスパンをベースにしたゲームってことが分かるようにしてるだけで、特に深い意味はないようです。


■良いところ

・カードの絵

オールユニークで全てのカード絵は異なっています。誰がどう見てもドラゴンって感じの絵もあるし東洋の竜っぽいのもいるし

これドラゴンなの?みたいな感じがするものもいるし、様々なタイプのドラゴンがいて面白いです。

・拡大再生産

このゲームはザックリ言うとこんな感じです。

1.洞窟を掘る!

2.洞窟にドラゴンを呼ぶ!

3.洞窟を探検してリソース入手!

完全に洞窟ゲーです。最初は洞窟もドラゴンもいなくて洞窟を探検しても得られるものは少ないのですが、ドラゴンが増えると探検で得られるリソースがドバドバっと増えていきますので、そういう序盤に仕組みを作って後半にガバっと収穫するゲームが好きな人には合うと思います。

・コンポーネント

ストーンマイヤー製のゲームだけあってボード、卵、カード、タイル、チップなど、各コンポーネントがしっかりしていて高級感があります。

ただ、ウイングスパンの時もそうでしたが中途半端にストーンマイヤー製のトレーがついてくるのには苦笑い。ドラゴンカードのトレーはあるけど、洞窟カードはない。なんでや。収納アイテムがあるのはありがたいですが、それならゲーム全体をキッチリ収納出来るものをつけてくれるとなお良いのかなと思います。

・攻撃要素がない

他のプレイヤーとのインタラクションは基本的には早取りと目標達成だけです。相手のドラゴンを自分のドラゴンで攻撃するとかそういうのはありません。攻撃要素が苦手な方には良いと思います。

・バランス

ドラゴン、ラウンドごとの目標、ギルド、どの得点源も無視することは出来ない非常に良いバランスで構成されています。どこに重点を置いていくのか非常に悩ましくもあり楽しくもあります。

■ウイングスパン比較して個人的に良くなったと思ったところ

まず先にお断りしておくとウイングスパンも大好きなゲームです。拡張2つとスイッチ版も持っていて何十回もプレイしてます。何を良いと思うか好みは人それそれですのであくまで参考程度に捉えて頂ければと思います。

・「次の自分のターンまでに他のプレイヤーが〇〇のアクションをしたら、✕✕を得られる」という効果のカードがない。

→これ系のカードを出すと他の人のターンに何のアクションが行われたのか確認しておかなければならず、自分の場をどのように展開していくのか次のターンまでジックリ考えることが出来なくなるので個人的にはあまり好きではありませんでした。

・餌ダイスがなくなった。

→ウイングスパンは場に出るカードのタイミングと運に加えてダイス運も絡むので、噛み合わない時は何だか嫌になっちゃうくらい回らないことが時々ありました。良いカードはあるのに餌がないから餌を取りきってリロールしてもダメだった時は結構、萎えます。あと、同じ目だけならリロール出来るという条件もついつい見逃しがちで、「あー、さっきリロール出来たじゃん」みたいなのが起こる。まあこれは私のプレイングスキルの問題ですかね。

・カードの参照情報が減った

→ウイングスパンは様々なカード情報を参照する効果があります。カード名、巣の形、餌の種類、翼長、顔の向きなどですね。参照項目の多さがガッツリな鳥好きでもない自分にとっては、やや面倒に感じることが多々がありました。

・ウイングスパンとの比較まとめ

要は手番にインプットしなければねらない情報が減ってプレイがスッキリしました。

■気になるところ

・カード効果が似てる

ウイングスパンもそうですが、ド派手なオンリーワン効果を持つようなカードはなく、似たような効果のバリエーションなので、そこを以下に組み合わせて盤面を作るかみたいなことが苦手な人には向かないのかなと思いました。

■まとめ

ウイングスパンの鳥をドラゴンに入れ替えただけではなく、しっかりとシステムに手を入れてきています。しかしそれはプレイ感を変えるという方向ではなく、ゲーム中の情報をスッキリ整理させてプレイしやすさを向上させる方向に重きを置いたのだと思います。

なので個人的にはウイングスパンよりもオススメと言いたいところですが、お値段が少しお高めなのでそこを加味して考えて頂ければと思います。

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