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  • 2人~4人
  • 20分~40分
  • 10歳~
  • 2017年~
419名
6名
0
3年弱前

20世紀の宇宙開発をテーマに、研究機関に人材を集めて宇宙を目指す拡大再生産系ゲームです。

旧ソ連・アメリカの宇宙開発競争と言えば、東西冷戦といった象徴的な側面もありますが、このゲームではそういったキナ臭い要素は一切ありません。スプートニク(旧ソ連)もボイジャー(アメリカ)も同じ研究機関で打ち上げを目指していくような、ワクワク感に満ちた世界観です。

宇宙モノが好きな人には、パッケージ絵だけで刺さるんじゃないでしょうか? 笑顔が素敵です。

コンポーネントも全体的にノスタルジックなので、20世紀の宇宙探検家(スペース・エクスプローラー)になりきってプレイしたら、宇宙プロジェクトを成功に導いていく追体験ができるかもしれません。

※本稿は、2021年4月発売「スペース エクスプローラーズ (日本語版)」のレビューです。


ゲームシステムについて

ルールの要点は「カードを取る or カードを個人ボード(ハブ)に置く」を手番で行い、ハブに置かれた人材カードの得点を競うです。いずれかのプレイヤーの個人ボードにカードが12枚配置されたらゲーム終了となります。

カードは山札か、山札から並べられた共通の場(センター)からゲットできます。これを個人ボードに配置することで得点となっていきます。配置コストの支払いは、リソーストークンによる支払いがメインです。

カード配置には以下の特徴があります。

・リソーストークンは共有の場(いわゆる銀行)ではなく、隣のプレイヤーに支払う

・配置済み人材カードのスキルによって、リソース支払いがお得になる

・配置済みカードによるコスト割引効果がある

・特定の配置を達成すると「プロジェクト達成」となり勝利点が追加される

おおまかにまとめると、「ハブに人材カードを配置すればするほど新たなカードが置きやすくなる(拡大再生産)。ただし、資源を任意のタイミングで得ることは出来ない(相手次第)。人材のスキルを駆使し、プロジェクトも達成しながら最終得点を高めよう!」といったプレイになります。

個人ボードは5色の色分けがあり、この分類に合わせてカードを配置していきます。同じ色にカードを置き続けると割引効果が強くなり「どんなコストでも無料で置ける」状況になりますが、そこに達するまでには支払いにリソーストークンが必須です。

よって、いつ資源が回ってきそうか、相手プレイヤーの出方をうかがっていく必要があります。


人材のスキルについて

ゲーム進行上、人材カードのスキルがとても重要です。

単純に「ある色の資源を1つ払ったことにする」ものや「コスト3の人材カードは自由に置いてよい」といったものから、ゲーム終了時に有効な「ある色のセクションのカード1枚につき勝利点」といったものもあり、かなり豊富です。

同じスキルが何枚もあるわけではなく、その人材カードの固有スキルといった側面から、「人それぞれの個性を活かすんだよ」という制作意図が伝わってきます(※勝手な想像) 。

なお、スキルがそれほど強力でなくとも配置によるコスト割引効果が期待できるため、どんな人材も自部門に引き入れる価値があります。(もともと研究機関に所属する優秀な人たちですからね)

スキルはカード上のアイコンで表現されていますが、それなりに複雑な表現になっているのでサマリーシート必須かと思います。(4,5回プレイしてようやくアイコンに慣れてくるかな?といった感じです)


推しポイント:アートワーク

パッケージの一目惚れで買ったようなゲームでしたが、コンポーネントのアートワークも好みのど真ん中だったので、推しポイントとして紹介させてください。

昔の科学読本のような濃いめのイラストです。カード並べて壁とかに飾っておきたいです。


まとめ

買う前に色々調べていたところ「宝石の煌めきのシステムと同じ」といった情報が多かったのですが、私は未プレイのため比較を記載できませんでした。

その上での感想は、見た目はシンプルなカードメインのコンポーネントで、後半戦ほどコストの重いカードの配置合戦になる拡大再生産の爽快感と、ままならない資源と配置ジレンマ、スキルの豊富さからくる戦略性の高さとリプレイ性が程よく盛り込まれた、しっかり歯ごたえのあるゲームだと感じました。

難を挙げるとすれば、個人ボードの素材が相当柔らかく、すぐに折れ曲がってしまいそうな点くらいです。

海外サイトで本作を知って、日本語版が出ると分かってからずっと楽しみにしていたので、購入してから何回も遊んでいます。何度やっても「こんな戦略もとれるのか!」という発見があるので、パッケージの笑顔が気になった方はぜひ遊んでみてください。

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