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  • 1人~5人
  • 60分~120分
  • 10歳~
  • 2018年~
332名
3名
0
3年弱前

キャラメイク専門のロールプレイヤーに、戦闘要素を追加する拡張です。

キャラメイク中のダイス配置・カード購入にミニオン(手下キャラ)との戦闘が追加され、経験値を得ることで更にキャラクターを強化できます。そしてキャラが完成した暁に、モンスター(ボス)との最終決戦となります。

※本レビューは「ロールプレイヤー拡張 モンスターズ&ミニオンズ(日本語版)」です。


<キャラクターの追加について>

「ノーム、ダークエルフ、コンストラクト(機械人形)、バスティア(猫人)、ラスボーン(魔人)、ミノタウロス(牛人)」の6人が追加されます。ボード裏表で性別?違いなのは本家と同様です。

基本セットと合わせるとキャラクター選び放題という感じで、これだけでも拡張の価値があると思っています。


<支援ダイス、戦闘ダイスの追加について>

ダイス目が3~8の「支援ダイス」(半透明のダイス)、戦闘のダメージ量を決める「戦闘ダイス」(半透明オレンジ色のダイス)が追加されます。

支援ダイスは、キャラクターボードにセットする通常のダイスに混ぜてバッグから引きます。大きい目があることで、ダイス合計値の到達目標が高い場合でも達成できる可能性が高くなる=勝利点が大きくなる、という仕組みです。


<市場アイテムカード、職業・設定・属性カード追加について>

武器・甲冑・特徴・技能カードに追加があります。基本セットの市場カードに混ぜて使います。

職業・設定カードも同様に、インスト時のカード束に混ぜて使います。


<ボス戦前までのプレイについて>

サイコロを振って配置するターンは「支援ダイス」が追加されている以外は変わらず、市場カードを買うターンで「カードを買うか/敵と戦うか」を選択できるようになります。

敵との戦いは「戦闘ダイス」を振ってダメージ量を判定することになりますが、例えば「筋力に配置されているダイスの数だけ戦闘ダイスをプラス」、「何色のダイスの数だけ戦闘ダイスをプラス」といった条件が敵カードに記載されているため、ある程度育成が進んだ方が戦闘が有利になります。

とは言え、敵を倒すと得られる経験値(写真がなくて恐縮ですが水色のトークン)が貯まると、キャラクターシートのダイスを操作したり、強敵とやりあう際に傭兵を雇ったり(戦闘ダイス追加)することが出来るようになります。よって、多少リスクがあっても戦闘するというシチュエーションが出てきます。

また、雑魚敵戦闘時にクリティカル的な判定となった場合、ラスボス戦闘に有利な情報が有効化される場合があります。「何色ダイスX個ごとに戦闘ダイスY個追加」といったもので、ラスボス戦を有利に進めるためには必須と言える仕組みになっています。

このあたりにバランス感が必要で、戦闘もカード購入も同じく1ターン消費するため、戦闘ばかりしていると経験値はあるが装備も技能もない丸腰に、戦闘をしなければ装備は充実しているがボス戦がボロボロに、といった感じになってきます。

なお、基本セットと比較した場合、敵戦闘追加の影響で市場カード購入回数が少なくなることを意味します。装備のセットボーナスや、勝利点に寄与する特徴・技能の入手機会が減ってしまうため、欲しいカードが来たら必ず買えるよう、手持ち資金をマネジメントすることも重要になっています。


<ボス戦について>

ボスカードはゲーム最初に選んでおくのですが、その強さには幅があります。

主に、ボスに設定された「勝利点を得るための戦闘ダイス合計値が高い/低い」といった要素ですが、ボスによっては、「特定のダイス目が出てしまったらそのダイスはダメージカウントしない」、「強制的に戦闘ダイス振り直し」といった厄介な条件があります。

なお、ダイス目が相当に悪い場合はボスを倒した判定にならないこともあるかもしれませんが、基本的に「ダメージ量=勝利点を得られる量」のため、ラスボスは完封できなくても良いというプレイスタイルも可能です。最低ダメージを通せば勝利点が低くてもボス自体には一矢報いた扱いになるので、あまり気負わず育成しても良いのではないかと思います。

(そうなると、ボス戦の勝利点ってオーバーキル扱いなのでは?と考えることもできます。とても気楽ですね。)


<まとめ>

基本セットの楽しさは「キャラメイクを存分にできる」ことだと思いますが、どうしても「せっかく作ったキャラの腕試しに戦闘してみたい」という気持ちも出てしまいます。その願望を叶えてくれるのが本拡張です。

気分によって拡張を追加して戦闘したり、キャラボードだけ基本セットに追加してバリエーションを増やして楽しんだりしてみるのも良いのではないでしょうか。ロールプレイヤーの「キャラメイクが楽しい!」要素はそのままに、さらにキャラクターを自分の色に育てていくことができる拡張だと思います。

※市場カードや職業カードは戦闘前提のものがあるため、「拡張セットを追加して戦闘だけしない」といった遊び方はできないのでご留意ください。(厳選すればできるかもしれませんが、大変そうです。)

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Hatalia
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clevertrick
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HiroC
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