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  • 1人~4人
  • 60分~120分
  • 13歳~
  • 2017年~

ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~しのじゅんぴょんさんのレビュー

413名
4名
0
約3年前

1870年頃の海中探検と戦闘を題材にした海洋アドベンチャーゲーム。プレイヤーはネモ船長となって、世界中の海軍を敵に回し、深海に潜む危険に立ち向かいながら、神秘的な財宝を発見し、フィナーレ時に探検を成功、又は大勝利を得られれば、プレイヤー側の勝利です。

ルールブック片手に、最初の初回ソロプレイ、翌日のソロプレイを行いましたので、記述します。初回プレイは5時間15分掛かり2回目のプレイは2時間15分程でした。箱裏にプレイ時間90分となってますが、最低でも120分は掛かると思った方がいい重量級ゲームです。ほぼソロメインのゲームですが、民衆を蜂起させ列強諸国から解放VPを狙ったり、どんどん増強される列強海軍、危険な海洋探検、お宝GETなど、ワクワク要素満載で、とても面白いです。

バリアントルールで、完全協力型多人数ゲームと半協力型多人数ゲームもあり、後者はルール全般を諳んじられる熟練プレイヤーが最低でも1人参加している事が望ましいらしいので、すぐには難しそうですが、前者はある程度馴れてくれば、早い段階で楽しめそうです。

細かなルールが散りばめられていて、インストするのはかなり大変ですが、大まかに流れを紹介します。

戦争、探検、半帝国主義、科学の4つの中からネモ船長を海洋冒険に導いた動機を選択します。この動機タイルから得られるVPが異なって来るので悩み所ですが、初心者は探検がお勧めの様です。自分も探検を2回選択しました。尚、細かな難易度設定が複数個可能で、最低レベルまで落した水平級でプレイ敢行。上級レベルの士官級や船長級からも更に細かい難易度設定が可能。

各フェイズ順


①イベントフェイズ

ゲームセッティング時に作成した冒険カード(ランダム要素有り)31枚の山札の上からプロローグカードを引きその処理をして引き続きカードを引きゲームスタートです。ダイスロールする時はプロローグカード等の要所に示されているダイスの数をロールします。最初は2個のダイスからですね。冒険カードには、プレイカード(直ちに処理)キープカード(任意)テストカード(直ちに処理)があり、ダイスロールして成功か否か判定しなければなりません。成功すればその処理をして成功ボックスに置き、フィナーレを無事迎えられればVPの付いているカードならVP獲得出来ますが、失敗すれば悪い方向に展開していきます。この時、ネモ、乗員、船体のリソースを賭け、勝負に挑めますが、失敗すれば当然リソースが減少して行き、敗北に近づいて行くので、さあ、どうするか?

初回プレイでは、ネモ船長が挫折して大敗北を喫しました(涙)


②配置フェイズ

幕開けカードに示されているダイスを差分ロールして次のアクションフェイズのポイントを決定します。そのポイントがアクションフェイズで使用可能なポイントになります。例えば、5と1が出たなら、大きい方の数字から小さい方の数字を引いた数字、4がアクションポイント。そしてロールした数字に当てはまっている海洋BOXに未確認船体トークンをロールした数のダイスと同じ分だけ配置していき、未確認船体が商船や奴隷船、幽霊船になったり、列強海軍の軍艦が登場したり、はたまた怪獣が出たりと、ストーリーが進むに連れて数が増えて忙しくなって来ますね(汗)幕開けカードが引かれる度にダイスが追加され、ノーチラス号は不利な状況に追い込まれて行き、もし、海洋BOXに船体トークンを配置しなければならない時に、配置出来るスペースが無ければ、ここでジ・エンド。

ゾロ目が出たら雌伏ターンになります。アクションポイントは得られず、次のアクションフェイズでは、全ての選択可能なアクションは1ポイントで行動出来ますが、ゾロ目は0ポイントなので、6人のキャラクタータイルの内の1人を犠牲にしたり(使用したら裏返す。死んだら、生き返らせるのは困難)してアクションポイントを得る手段もあるが…

雌伏ターンはアクションフェイズでのアクションコストが全て1になるメリットがあるが、アクションポイント自体得られないので、前ターンでアクションポイント全て使用済みなら、無論0ポイントなので、このターンのアクションフェイズでは動けません。前述したように、何かしらの物を捨ててアクションポイントを稼げれば、別ですが。又、ゾロ目は同じ海洋BOXに船舶トークンをその数だけ(黒いダイスは無視してOK)配置しなければならないのが、デメリット。

前のターンで1ポイントだけ残っていれば、次のターンまで残せます。最大5ポイントまで。


③アクションフェイズ

稼いだアクションポイントで行動する。

冒険アクション…2コスト、雌伏時1コスト別の場所を冒険する。サイドクエスト。テストを成功させれば、カードの上に乗っている財宝トークンと同じ分のお宝GETのチャンス

攻撃アクション…商船や軍艦、怪獣等と戦闘するアクション。軍艦や怪獣は先制攻撃してくる。ダメージを受ければ、艦リソースは減る。撃沈すればVPが貰えたり、ノーチラス号の改造費用にも当てられる。只、気をつけねばならないのが、撃沈したら、悪名が上がり、悪名が上がれば列強諸国は更に強力な軍艦を次々と送りこんでくるので、苦戦必至。動機タイルで決められた悪名数値がある一定数まで上がると、ゲームオーバー。コスト1で戦闘アクション可能。

③扇動アクション…1コスト その大陸の民衆を扇動して、反諸国の雰囲気を作る。成功すれば、悪名の数値を下げられる。

④移動アクション…1コスト ノーチラス号を移動させる

⑤休息アクション…2コスト 雌伏時1コスト テストを成功させれば、乗員の体力を回復出来る。

⑥修理アクション…2コスト 雌伏時1コスト テストを成功させれば、船体を修理出来る。

⑦装備アクション…2コスト 雌伏時1コスト 船体トークンのコストを支払って、ノーチラス号を改造する。

⑧探索アクション…1コスト テストを成功させれば、お宝GETのチャンス。

これを繰り返し、海洋冒険を繰り返し進めて行きます。フィナーレを迎えるまで、下記の事項が当てはまれば、大敗北を喫する。

①ネモ、乗員、船体のリソースが無くなる。

②悪名トラックのマーカーが敗北マスに達した。

③船舶配置でスペースがなく、配置出来ない

先程も述べましたが、2回目のプレイでも動機タイルは探検タイルをチョイス。

2回目は乗員のリソースが無くなり、敗北(汗)

これらを乗り越えフィナーレ(ランダムな結末あり)を迎えれば、ようやくVP計算です。

〜184…大敗北

185〜219…失敗

220〜249…つまらない結果

250〜274…成功

275〜…大勝利

結末に応じたエピローグ集を最後に読んで、再戦を誓うのでした👊


総括

何度も言いますが、ルールが非常に多く駆け足で紹介しましたが、いきなりボドゲ初心者が手を出すゲームでは無い事は確かな様です最低でも中量級、望むなら重量級をたしなめられているゲーマー推奨。ルールブック32ページとボリューム満点でしたが、ゲーム自体はめちゃくちゃ面白く、運と戦略どちらも必須な悩ましいゲームで、先日プレイした「アルナックの失われし遺跡」に負けず劣らずで、また、遊びたくなって来ました。

それでは、海洋冒険に出かけてみよう!


PS…恐怖の海洋タイルもあり、これを投入する事によって、更に難易度を上げる事が出来ます。

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