宝石の煌き：2024年新版Splendor

『宝石の煌き』の新版であるが、含まれているカード種類は旧版から全く変更はない。
今回はシルクロードをテーマに作画されている。

私見であるが、イメージテイストとしては旧作と比較するとちょっとダークで狡猾なイメージがする。
パッケージの男性の画像を見るとそれがわかるだろう。

貴族タイルにも旧来の中世ヨーロッパの貴族だけでなく、中東やアジアの貴族のものが加えられており、これらも同じく少しダークなイメージだ。

宝石商人や貴族の利権の奪い合いなど、人間のずる賢さがテイストとして加えられているのかもしれない。

また、今回カードの色の視認性を高めたとのこと。
確かに旧作は白がグレーっぽくなっていたり、黒が赤っぽくなっていたり、緑がレベルごとに違う色になっていたりと色の視認性・統一性はあまり良くなかった。
この新作ではレベルごとの色の差異はあまりなく、各カードの色が一目で判別できるように改善されているとは思う。

旧作はそれとして良いデザインであるし、そちらのファンの方も多いだろう。

ただ、今回のシルクロードをテーマにしたという事で、世界観は我々日本人にとってはわかりやすく親しみのあるイメージになったと思う。

これに続く２つの拡張（シルクロードと沈まぬ太陽）にもテイストが引き継がれている。
新しい世界観と新しいファンの獲得にメーカーが挑んだパッケージといえよう。