- 2人~4人
- 60分~180分
- 1850年~
麻雀どじょうさんのルール/インスト
麻雀は専門用語が多いので、それらを覚えると理解が早まります。
今回は超初心者にもわかるように専門用語をできるだけ使わないで紹介いたします。
まず、麻雀で使用するのは「牌(ハイ)」と呼ばれる直方体のものです。
牌が手元にあるならば見ながら確認をしましょう。
牌の種類を既にご存知であれば、ここの項目は飛ばして結構です。(次に、まで飛ばしてよい)
片面に文字が書かれており、裏からは見分けがつかないようになっています。
牌の種類は大きく分けて2つ。数字のかかれた牌と文字の書かれた牌です。
数字の牌(数牌)は1~9を表すものが3種ずつあります。
・漢数字+萬と書かれたもの ・竹が並べてあるもの ・車輪が並べてあるもの の三種。
竹や車輪のマークのものはその個数が数を表しており、車輪が3つ書かれていたら『3』を表しています。
注意しなくてはならないのが、竹の種類の1はなぜかクジャクのようなマークになります。
文字の牌(字牌)は、方角を表すものとそうじゃないものに分けられます。
方角の牌は 東 南 西 北 の4種。この順番も可能なら覚えておきましょう。
(読み方は、トン、ナン、シャー、ペーと中国語由来の読み方をします)
方角じゃない牌は 白 發 中 の3種。ただし、白を表す牌には何も書かれていません。真っ白です。
(読み方は、ハク、ハツ、チュンと中国語由来の読み方をします)
つまり、1~9が3種ずつと文字の牌7種、合計34種の牌があります。
それらが各4つずつありますので、全部で136個の牌で遊びます。
次に、ゲームの進め方です。
麻雀は原則4人ちょうどで行います。5人以上ではできませんし、3人以下だとルールが大きく変わります。
大まかに説明をすると
1人あたり25000点ずつ配る。
牌を裏向きにして混ぜそれぞれに13個ずつ配ります。
「残りの牌から1つ取って、不要な牌を1つ捨てる」という行動を各プレイヤーが順に行い、
牌の組み合わせを決められた一定の形にすることで点数をもらう、ということをします。
これを決められた回数繰り返し、点数を競い合います。
「牌の配り方・取り方・捨て方」「牌の組み合わせ」「アガリ」「点数の計算方法」「勝敗のつけ方」を
それぞれ説明します。
知りたい項目だけ読んでいただければと思います。
「牌の配り方・取り方・捨て方」
この項目はまぁまぁ適当でも問題ありません。
同時にプレイする人の中に経験者がいれば、お任せしても良いでしょう。
全部で136個の牌を裏返してよく混ぜ、2段17列にします。
それを4人のプレイヤーの前にそれぞれ置きます。(2×17×4=136)
この積んである牌を「山」と呼びます。
サイコロやじゃんけんでスタートプレイヤーを決めます。麻雀ではスタートプレイヤーを親と呼びます。
次にサイコロを2つ振ります。その出目の合計を見て、牌を取り始める位置を決めます。
自分を1として、出目の合計値だけ反時計回りにプレイヤーを数えます。
例えば、出目の合計が2だったら右の人、3だったら正面の人、4だったら左の人になります。
その人の山が牌を取り始めるところです。
また、出目の合計値だけその山の右から数えます。
数えたところの”次の”牌から順に2列ずつ(4つずつ)牌を取ります。
取る順番は親から反時計回りに2周。そのあともう一周1つずつ取って
1人13個を周りの人に見えないように並べます。
もし、山の牌が尽きた場合はそのまま次の山から取って下さい。
また、後程関係してきますが、牌を取った方向と逆側の14個(7列)を中央に置き、
左から3番目の上の牌を表に返して見えるようにしておきます。
ここまでで、ゲーム前の準備が整いました。ちょっと面倒ですね。
ゲームの進め方としては、先程の山から牌を1つ取って自分の手から1つ捨てます。
もちろんこのとき、取ったばかりのものを捨てても構いません。
捨てる場所は自分の目の前に順に並べて捨てます。
捨てる順序は重要な情報なので、きちんと並べましょう。
原則として、横に6列捨てます。6列埋まったら下の行に移って捨てます。
「1つ取って1つ捨てる」を親から反時計回りに順に行います。
基本的にそれだけです。 ※例外あり →鳴き(最後の項目を参照)
「牌の組み合わせ」
牌は1人13個配られます。
それに1つ加えた14個で完成形となります。
ですから、完成のタイミングとしては自分が牌を取ったときになります。
14個の内訳は3・3・3・3・2となります。
3個で1セットが4セット+2個で1セット ということです。
3個のセットは2パターンの作り方があります。
・同じものを3つ揃える ・同じ種類で続き数字
全ての牌は4つずつありますので、そのうちの3つを揃えるのはなかなか難しいです。
しかし、文字の牌は”続き数字”というものが存在しないので同じものを揃えるしかありません。
なお、方角の牌を1つずつ揃えたとしても何か嬉しいというだけで何も起きません。白發中も同様です。
→『同じものを3つ揃える』は、確率的にちょっと難しい。
同じ種類で続き数字というのは、数字の牌が全部で3種類ありますので、
それらを混ぜて続き数字を作ってはいけないという話です。
つまり、1②③のように他の種類の数字と混ぜて使うことがないということで、
もちろん ①②③ と 234 のように別々に3個のセットを作るのは構いません。
また、122334のように持っていた場合は 123 と 234 と見なすことができますので、
この場合は3個のセットが2つになります。
基本的にはこの続き数字のセットをうまく作っていきます。
2個のセットは1パターンしかありません。
・同じものを2つ揃える だけです。
例えば 234 678 三四五 ⑤⑥⑦ 西西 とか
222 四五六 七八九 白白白 ③③ とか
組み合わせは自由でいろいろなパターンがあります。
先述の通りすべて同じ牌が4つずつありますので、稀に同じ牌を4つとも手に入れる場合があります。
その場合は3つと1つとして利用してもいいですし、
例) 111 123 / 333 234
4つで1セットとすることもできます。
4つを1セットと見なすにはいくつかの手順が必要です。
まず、自分の手番で『カン』と宣言します。
次に、その4つを表にして倒し(みんなに見せる)
その後両端を裏返して台の右端に置いておきます。
そして、中央に置いてある本来なら使わない牌の1つを取ります。
取る場所は、最も左の牌です。(左から3つ目が表になって置いてあるはず)
取ったあと、1つ不要な牌を捨てます。
この操作は初心者にとっては混乱の素になりますので、
慣れないうちはあまりしないほうが良いかもしれません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
全部で4つある牌のうち3つを集めるのは難しいので、
基本的に1つしか持っていない字牌は捨てることが多いです。
場合によっては2つあっても両方捨てます。
続き数字の組を作るにしても、1や9などの端の数は123,789のように
1パターンずつしか作り方がないのに対し5などの中央の数は 345,456,567と
3パターンの作り方があるので、中央の数は取っておいたほうが良いでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「アガリ」
上記の要領で、自分の牌を特定の組み合わせにできたならば完成です。
その完成した状態を”アガリ”、完成する行為を”アガる”と呼びます。
また、あと1つ来たらアガリになる状態を聴牌(テンパイ)と言います。
※ 焦るという意味のテンパるの語源です。
テンパイの状態からアガるためには2通りの方法があります。
・自分で牌を取って完成する。 ・相手が捨てた牌で完成する。
自分で取って完成した場合はツモアガリ、単純にツモと呼びます。
相手が捨てた牌で完成した場合はロンアガリ、単純にロンと呼びます。
アガるのは2つの条件が必要です。
1つは『役』があること。 もう1つは自分の待っている牌を捨てていないこと。
『役』については後述しますが、完成形であればどんなものでもアガれるわけではなく、
ある一定の基準を満たしていないとアガれません。
しかし、大抵の場合は『役』がつきますので難しく考えなくても良いです。
自分の待ち牌を捨てていないというのはどういうことかというと、
テンパイの状態が 11 ③④ 三四五 789 七八九 だったとしましょう。
完成の一歩手前の状態なので1つ足りない13個です。
このとき何を取れば完成になるのかというと、 (少し考えてみてください)
③④が続き数字の3個セットになっていないので、②または⑤が来れば完成です。
この②や⑤の少なくともどちらかを既に捨てていたら、
基本的にはアガることができません(ツモアガリならOKというルールもある)
テンパイから完成になるために必要な牌を”待ち牌”と呼びます。
この待ち牌は1種類の場合もあれば数種類の場合もあります。
そのうちの1つでも既に自分が捨てていたならば、アガれません。
複数種類の待ち牌がある場合、捨ててない方ならアガれるわけではなく、
1種でも自分で捨てていたらアウトです。
ならばどうするかというと、待ち牌を変えるか諦めるしかありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
序盤不要だった牌が、終盤になって必要になることは多いです。
そうなってしまうと、アガれなくなる可能性が高くなります。
主に、3~7の数牌は後で使うことが多いです。
14個の中で最も不要な牌を選んでいくのが基本で、
序盤は字牌や1・9を捨てることがセオリーです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【役】 この項目はまぁまぁ難しいので、超初心者は後回しでもいいかもしれません。
条件を満たせばポイントが得られます。単位は翻(ハン・ファン)
・立直(リーチ) 1翻 基本の役 どんな手でもリーチさえすればアガれるので安心
自分の手番で、テンパイの状態で「リーチ」と宣言して牌を捨てる。(このとき牌を横向きにする)
場に1000点払うと共に、宣言後牌を変えない(牌を取ってもそのまま捨てる)ことを条件とする役。
牌を横向きにするのは、ここでリーチの宣言をしたよっていう印。
なお、場に払った点数はアガった人が貰える。1000点もっていないときはリーチできない。
・平和(ピンフ) 1翻 基本の役だが初心者には難しい。
ア)3個セットに「同じもの3つ」がない。(続き数字のものだけ)
イ)2個セットが「3つ揃うと役になるもの」ではない。(後述)
ウ)待ち牌が続き数字の両端 例えば ②③ の ①と④のようなもの。
①③で、②待ちとか ①②で、③待ちのようなものはダメ。
このア~ウを満たしていれば良い。
まずはこの役を使いこなせるようになるように。
・面前自摸(メンゼンツモ) 1翻 難しいことは何もない。
最後まで自分で完成させたらOK。それだけ。他人の牌を使って完成しないということ。
・断公九(タンヤオチュウ・タンヤオ) 1翻 これもそこそこ簡単。 ※公の漢字は右上の点がない
数牌の1と9、そして字牌を1つも使わないで完成させれば良い。それだけ。
この役も使いこなせないと一人前とは呼べない。
・役牌(ヤクハイ) 各1翻 意外とやや難しいか?
字牌のうち、3つ同じものを揃えたらそれだけで役になるものがある。
正式には名前があるがまとめて役牌と呼んでいる。
手番が1周目のときは東、2周目のときは南を揃えれば役になる。
また親からスタートして反時計回りに東→南→西→北の順に役になる。
つまり、親は東 親の右隣りは南 向かいは西 左隣りは北 である。
これらは重複可能なので、1周目で親なら東で2翻、
2周目で親なら東と南でそれぞれ1翻の役がつくことになる。
何周目であっても、どの位置にいても白發中の3種は常に役になる。
・一盃口(イーペーコー) 1翻 まぁまぁ簡単。
全く同じ、続き数字の3個セットを2セットつくる。他はどうでもいい。
123123や五六七五六七となればいい。
並べ方としては112233と並べるほうが一般的。まぁどう並べてもいい。
・三色同順(サンショクドウジュン) 2翻 できたら嬉しいやつ。
三種類の数牌で続き数字の3個セットをつくる。
そのときの数字を同一のものにする。
例) 234②③④二三四
・七対子(チートイツ) 2翻 ※ 特殊役
この役に関しては他と完成形が異なる。
同じ牌2つの組を7セットつくる、というもの。
手に4セットぐらいできたなら、こちらを狙うほうが早いかもしれない。
・対々和(トイトイ・トイトイホー) 2翻 初心者のうちはあまりしない方が良い。
「3つ同じものを揃える」セットだけでつくる。
つまり、続き数字の3個セットを使わないということ。
・混一色(ホンイツ)/清一色(チンイツ) 3翻/6翻 なかなか作れない。
3種ある数牌のうち1種しか使わない。
字牌を使ったらホンイツ、字牌も使わなければチンイツ。
これらは初心者のうちは狙ってやらないほうがいいだろう。
他にも役があるが割愛。上記をマスターした上で他のものを知るといいでしょう。
言い忘れていましたが、これらの役はすべて複合可能です。
条件さえ満たせば複数の役が加算されていきます。
「点数の計算方法」
点数の計算方法は複雑に見えますが、大雑把に知っておかなくてはなりません。
なぜなら強い手を狙っていったほうがいいのか、そうじゃないのかという判断が
このゲームではかなり重要だからです。
まず点数のやり取りの方法ですが、アガリ方は2通りありました。
相手の捨てた牌でアガる、つまりロンでアガった場合は牌を捨てた人から点数を貰います。
自分で取った牌でアガる、つまりツモでアガった場合は全員から貰います。
このとき貰える点数が同じくらいにするために、ツモの場合は親が半分、それ以外が4分の1ずつ払います。
例)Aが8000点の手でアガったとする。Dが親とする。
Bの捨てた牌でAがアガった場合は、BがAに8000点払う。
Aが自分で取ってアガった場合は、BとCが2000点ずつ、Dが4000点、Aに払う。
【重要】親がアガった場合、点数が1.5倍になります。
また、親がツモでアガった場合は全員が3等分された点数を払います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4人で戦うため、自分がアガることは単純に考えると4回に1回ぐらいです。
逆に言えば、4回に3回は他の人がアガります。
その際に自分が他の人よりも得点を多く払うと大体負けます。
そういうわけで、自分が捨てた牌でアガられないようにするのが最重要です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それでは完成形の得点の方法ですが、先述した『役』で大体の点数が決まります。
1翻 … 1000点 5翻 … 8000点(満貫) 13~翻 … 32000点(役満)
2翻 … 2000点 6・7翻 … 12000点(跳満)
3翻 … 3900点 8~10翻 … 16000点(倍満)
4翻 … 7700点 11・12翻 … 24000点(三倍満)
1~4翻のときは、大体2倍ずつに増えます。
5~翻のときは、その得点(強さ?)に応じた名前がついています。
本当はこれに加えて【符】という数に応じた得点計算になりますが、概ね同じです。
簡単に言えば、1翻のときの得点が1300点や1600点になることがあるので、
それに応じて2600点、5200点と2倍、4倍になっていきます。
【ドラについて】 実は麻雀において役よりも重要な要素が「ドラ」と呼ばれるものです。
「ドラ」と呼ばれる牌を使ってアガるとボーナス点が貰えるので、弱い役でも高得点を狙えます。
極力、ドラを使う(あるいは相手に使わせない)ようにしましょう。
なお、得点の計算方法は単純にドラの数だけ翻を増やします。
元々0翻の場合(役がない場合)はもちろんアガれません。
例)リーチ・ピンフ・ドラ2つ の場合、 リーチ1翻+ピンフ1翻+2翻分=4翻 として得点計算。
ドラには大きくわけて3つあります。・(通常の)ドラ ・裏ドラ ・赤ドラです。
まず普通のドラと呼ばれるものは、牌を配るときに中央に置いた使わない牌で決められます。
ゲーム開始時に左から3番目の牌を返したはずです。
そこに表示された牌の次のもの(数・文字)がドラになります。
表示牌が
数牌の場合は、同じ種類で次の数です。9が表示されている場合のドラは1になります。
字牌の場合は、東南西北の順で次のものです。北が表示された場合のドラは東です。
白發中も同様で白→發 發→中 中→白 となります。
次に、裏ドラとは上記の表示牌の下に置かれた牌の次のものを指します。
この裏ドラを使えるのには条件があり、「リーチをしてアガった場合のみ」です。
つまり、リーチ以外でアガった人は関係ありません。
リーチしてアガった人は表示牌の裏を見て、自分の手の中にドラがあるかどうかを確認します。
最後に赤ドラ。これはルールによって使わないこともありますが、
簡単に言えば数牌に印字された文字を赤くしてある牌のことです。
牌によって色は様々ですが、数牌は基本的に黒や緑を基調として書かれています。
それを赤くしてあるものが「赤ドラ」です。
一般的には3種の数牌の”5”を赤ドラにします。
4つともドラにするのではなく、4つのうちの1つが赤くなっています。
これに関しては実物を見るのが早いです。
デザインは使用する牌によって微妙に違います。
数牌の”5”ではなく、”3”を赤ドラにすることもあります。
また白に印をつけた”白ドラ”というものを使うこともあります。
これらは見ればわかります。
点棒 点数を表す棒。100点、1000点、5000点、10000点の4種があります。
100点棒:黒点が8個ついている 5000点棒:赤点が5個ついている
1000点棒:赤点が1個ついている 10000点棒:赤点やら緑点やらいろいろついている
最初に配る25000点は、100点×10本、1000点×4本、5000点×2本、10000点×1 です。
「勝敗のつけ方」
牌を配って、誰かがアガるまで(または誰もアガれず山の牌が尽きるまで)の1ラウンドを「局」と呼びます。
1局終了すると親が変わります。順に親が変わっていき、それが1周するまでを「場」と呼びます。
「局」の場合は単位として使うため1局、2局と表現しますが、場は単位として使いません。
1場、2場とは言わず、1周目の場を東場(トンバ)、2周目の場を南場(ナンバ)と呼びます。
基本的にはこの2つの場を1ゲームとし、これを半荘(ハンチャン)と呼びます。
※元々は西場、北場までの4つで1荘としていましたが、長すぎるので現在は半荘で行うのが主流です。
東場の1局目はそのまま東一局と言うので、
東一局→東二局→東三局→東四局→南一局→ …… →南四局 で終了となります。
しかし、各ラウンド(局)で親がアガった場合は親を次に回さずに同じプレイヤーが親になります。
連続して親を行う場合は、〇本場という表現をします。
例えば、ずっと親がアガった場合は 東一局→東一局1本場→東一局2本場→東一局3本場→ ……
と続きます。親がずっと変わらないということはゲームが長引くということです。
南四局終了時に最も点数が高い人が勝者となりますが、
途中で点数がマイナスになった場合はその時点で終了となります。
0点ちょうどの場合は続きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その他のルール
この項目のルールについては後回しでいいです。
慣れてから知っていきましょう。
・積み棒(芝棒)
親がアガった場合、親が移らずに同じプレイヤーが連続して親をします。
その際、〇本場という表現をします。(前述の通り)
その目印として、100点棒を中央にその本数だけ置きます。1本場なら1本。
その100点棒を積み棒と呼びます。これはただの目印なのでアガった人が貰うものではありません。
また、誰もアガれずに終わった場合は親が次の人に移りますが、
その際は(現在の積み棒+1)にして次の局を始めます。
積み棒がある状態でアガった際は、積み棒×300点が得点にプラスされます。
例えば積み棒が3本ある状態で3900点の手でアガった場合は
3900点+300点×3=4800点 を貰えます。
ややこしいですが誰もアガれないで積み棒を増やした場合は、
次の局で親がアガると積み棒を一度リセットして1本にします。
・二翻縛り ※ ローカルルール
このルールを採用しない場合もあります。
5本場以降は2翻ないとアガれないというルール。
4本場以降は~というルールのこともあります。
・鳴き
人を捨てた牌を取って、自分のものとすることができます。
ただし、それを貰うことで3個セットできなくてはなりませんし、
その3個セットをみんなに見えるように出さなきゃいけませんし、
その3個セットはもう変えることができません。捨てることもできません。
3つ同じものを集めるときは、そのうち2つを持っていて
誰かが捨てたときに『ポン』と宣言します。誰からでも取れます。
自分が持っている2つを倒して(みんなに見せて)、それとは別の不要な牌を1つ捨てます。
自分が捨てた後で相手が捨てたものを取り、その3個セットを台の右端に見えるように置いておきます。
誰から取ったのかがわかるように、自分から見た相手の位置の牌を横向きにします。
例えば、左の人から取った場合は、▭▯▯とします。正面の人から取った場合は▯▭▯とします。
続き数字の3個セットをつくるときは、そのうち2つを持っていて
自分の前の人が捨てたときに『チー』と宣言します。これは自分の左の席の人からしか取れません。
その後の操作は、上のものと同じで自分の牌を捨てて相手のを取って台の右端に置きます。
また、自分で3つ揃えている場合、4つ目を捨てられたときに『カン』と宣言することで、
4つで1セットをつくることができます。その後の手順は他のものと基本的に同じです。
あまりメリットがないので、初心者~中級者はしない方が良いと思われます。
このような行為(ポン、チー、カン)を”鳴く”と言います。
鳴いた場合のデメリットは大きいです。
1.鳴いて作ったセットは周りに見られる、かつ変更不可。
自分の手の内が知られるのはデメリットとなりますし、
後で手を変えることができないため選択肢が狭まります。
2.ほとんどの役の価値が下がる。
鳴いて作るのは、鳴かずに作るよりも随分簡単になります。
したがって、ほとんどの役は1翻下がります。
元々1翻だったものは0翻となり、役として成立しません。(役なし扱い)
リーチができなくなるのは大きいです。もちろん、メンゼンツモもできません。
鳴いても価値が下がらないものは、『ポン』しかできない役です。
具体的には「役牌」です。
上記で紹介したもの以外にも役はありますので、他にも役が変わらないものがあります。
また1度鳴こうが2度鳴こうが価値は変わりません。
・符計算
点数計算の際には、符と呼ばれる値が関係してきます。
その計算方法は完成形の形とアガりかたによって決まります。
計算方法の話の前に、説明が大変になるので麻雀用語をいくつか紹介します。
「3つ同じものを揃えたセット」のことを刻子(コーツ)と呼びます。
それを鳴かずに作ったものは暗刻(アンコー)、鳴いて作ったものは明刻(ミンコー)といいます。
「4つ同じものを揃えたセット」のことを槓子(カンツ)と呼びます。
それを鳴かずに作ったものは暗槓(アンカン)、鳴いて作ったものは明槓(ミンカン)といいます。
基本は 明刻2点 暗刻4点 明槓8点 暗槓16点 です。
それが1か9の数牌、または字牌であったならば更に2倍の点になります。
次に2つセットの部分(頭・雀頭と呼ぶ)についてですが、
「3つ揃えると役になるもの(役牌)」を使った場合は2点になります。
東場の親、南場の親の右の人は東や南が2役分になるので、その場合は4点です。
アガり方についてですが、
鳴いていない状態でロンアガりすると10点 ツモアガりすると2点(鳴いていても)です。
また待ちの形として、続き数字の間を待つ場合(カンチャンという)や
12,89のような端で待つ場合(ペンチャンという)、
2つセットが完成していなくて、その1つで待つ場合(単騎待ちという)はどれも2点です。
これは言葉で説明するのが難しい例がいくつかあります。
更に、元々アガるだけで20点持っています。
その20点に上記の点数を加えたものを、一の位で切り上げたものが最終的な値になります。
例) 12 四五六 ③④⑤ 東東東 中中 (ロンアガリ) の場合 ※鳴いていないものとする
東東東 → 字牌の暗刻なので8点
中中 → 役牌で作った2つセットなので2点
12の3待ち=ペンチャン 2点
鳴かずにロン 10点
基本点 20点+8点+2点+2点+10点=42点 → 50点(切り上げ)
<符を含めた得点計算方法>
30符1翻が1000点 【これが基準】 10符ごとに300点変化するので
1翻 2翻 3翻
20符 700点 1400点 2800点
30符 1000点 2000点 3900点
40符 1300点 2600点 5200点
50符 1600点 3200点 6400点
60符 2000点 3900点 7700点
となります。
正確に300点ずつ増えたり、2倍になったりするわけではないですが、
なんとなく規則性がわかれば問題ないかと思います。
その他にも触れていないルールがあります。
役満とか四風連打とかヤキトリとかダブロンか頭ハネかとか
喰いタンも後付も……。
これらのルールはまぁどうでもいいです。
まずはたくさん麻雀をしてみてください。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
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